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公開日:2026.08.27

千葉屈指の激混みルート!「北千葉道路」「船取線」など多数の道路計画はどこまで進んだ? 新たな東西軸もスタート目前【いま気になる道路計画】

前原東飯山満町線の橋梁整備の様子(2025年12月時点)

千葉県船橋市では、県道8号「船取線」をはじめ、市内各地の道路で深刻な渋滞が続いている。こうした交通課題の解消に向け、「北千葉道路」「西浦藤原町線」など複数の路線で整備や計画が進められている。それぞれの詳細や現在の進捗を見ていこう。

前原東飯山満町線の橋梁整備の様子(2025年12月時点)

文=鳥羽しめじ

資料=千葉県、船橋市、国土交通省

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「新たな東西軸」最初の工区が優先整備対象に

【船橋市の事業】
●前原東飯山満町線:まもなく開通
「前原東飯山満町線」は、船取線のバイパス的な役割を担う、京成電鉄「前原駅」と東葉高速鉄道「飯山満駅」を結ぶ約1100mの区間だ。2026年度中の開通が見込まれており、現在、船橋市内で特に整備が進んでいる道路の1つだ。

さらに、前原駅から南側へ約350m延伸する区間も、優先整備工区に指定されている。

現在は、途中の谷を越える橋梁「みどり飯山満橋」の工事が大詰めを迎えている。橋脚や橋台の構築が進められ、橋桁も工場で製作されている。開通後、船取線からどの程度の交通が分散するのか注目される。

●南本町馬込町線:事業中
「南本町馬込町線」も、船取線のバイパスとして整備が進められている。JR・東武鉄道「船橋駅」の西側から北上し、馬込霊園付近で船取線に接続する計画で、船橋駅北側の南北軸「夏見小室線」の混雑緩和にもつながると期待されている。

船橋駅周辺から北側へ約1.5kmの区間と、馬込霊園付近の約600mはすでに開通しており、現在はその間を結ぶ約400mの区間が事業中だ。用地取得も完了に近づいており、東葉高速鉄道「東海神駅前」では計画道路の幅も確認できるようになっている。

さらに2026年6月には、南側で国道14号へ直結する区間も事業化された。そのほかの区間も優先整備工区に指定されており、今後の事業化が待たれる。船橋市の道路ネットワークを大きく変える路線の1つといえるだろう。

●西浦藤原町線(海神):事業中
「西浦藤原町線(海神)」は、JR総武線の南側から京葉道路と交差し、船橋IC南側までを結ぶ約600mの区間で、行田公園方面と臨海部の工業地帯を南北に結ぶルートとなる。

現在も用地取得が進められており、開通までにはまだ時間がかかるとみられる。

●古作町前原東2丁目線(東町工区):事業化優先対象
船橋市内で新たな道路ネットワークの形成を目指す計画の1つが、「古作町前原東2丁目線」だ。中山競馬場周辺から塚田、夏見、前原を経て、JR津田沼駅北側方面へつながる計画で、船橋市の東西方向を結ぶ新たな幹線道路となることが期待されている。

2023年に策定された「船橋市道路整備プログラム」では、今後の事業化を目指す4つの優先整備工区の1つとして、船取線の駿河台付近から北西へ延びる約590mの「東町工区」が位置付けられた。

現時点では事業化の時期や用地取得にかかる期間は明らかになっていない。全長7800mのうち、今回対象となっているのは一部の区間にすぎないものの、将来の道路ネットワーク形成に向けた一歩といえる。


このように見ていくと、船橋市内の道路計画は「決して動いていない」わけではないことが分かる。すでに工事が進んでいる区間がある一方、事業化に向けて調整中の路線や、優先整備工区として位置付けられた段階の計画もある。これらの道路が1つずつ完成していけば、船橋市の道路ネットワークや交通の流れも少しずつ変わっていくだろう。

次の大きな節目となるのが、2033年に策定予定の新たな道路整備計画だ。そこでは、どの路線が新たに優先整備工区として位置付けられるのか。船橋市の道路整備を引き続き注視していきたい。

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