はじめよう、クルマのある暮らし。

練習走行から頭角を現し、今回のレースを席巻したHRC PRELUDE-GT勢がレースを牽引した。予選2位からスタートし、直後に#8 ARTAを抜いた#100 STANLEY TEAM KUNIMITSUの山本尚貴がトップのまま牧野任祐につなぎ、プレリュード初優勝を記録した。
Cars

公開日:2026.08.12

ホンダHRC、プレリュード勢の躍進——ストリートの、その先へ Vol.4 スーパーGT 2026<第4戦 富士スピードウェイ>

2026 AUTOBACS SUPER GT ROUND 4 FUJI GT 300km RACE

8月1日、2日に富士スピードウェイで開催されたスーパーGTの第4戦。シーズンの勢力図は見えてきているが、サクセスウェイトが膠着を許さない。スーパーGTは何かにつけてGT500が注目されがちなカテゴリーだが、今回はホンダ勢の躍進が目立った。それでも、実際にレースを目の当たりにした記者の目により印象的に映ったのは、GT300クラスの激戦だった。今回のレポートはGT300→GT500の順にレースを追っていくことにした。

文=吉田拓生

写真=河野マルオ(maruo kono)

この記事をシェア

GT300予選、復帰戦の川端伸太朗がポール

第3戦のセパンがキャンセルされたため、ゴールデンウイークに続いて富士スピードウェイ(FSW)での開催となったスーパーGT。8月最初の週末、FSWには2日間で延べ5万6400人の観客が集まった。

参戦台数の多いGT300クラスの予選は、Q1をAとBの2組に分け、Q2でスターティンググリッドを決する戦いがはじまった。Q1で目立ったのは、これまでおとなしいシーズンを送っていたフェラーリ296 GT3勢。A組では#45 PONOS FERRARIが、B組では#7 CARGUY FERRARIがトップタイムをもぎ取って存在感を示した。Q2でもそのスピードは際立っており、このレースからスーパーGT復帰を果たした川端伸太朗がトップタイムを記録。これはPONOSチームにとって初のポールポジションでもあった。

2番手には#60のレクサスLC500が入ったが、3位と4位にもフェラーリがつけ、今回の条件にマシーンが合っていたことを強く印象付けたのだった。それでも予選一発の速さとレースディスタンスを走り切ることは別物。決勝でもフェラーリ勢がどのような戦いを展開するかに注目が集まった。

公式練習から予選まで、今回のGT300クラスの主役を張った#45 PONOS RACINGのフェラーリ。レースでもトップ争いを演じたが、最終的には表彰台から引きずり降ろされ4位でレースを追えた。だが今後に向けて手応えはあったはずだ。
公式練習から予選まで、今回のGT300クラスの主役を張った#45 PONOS RACINGのフェラーリ。レースでもトップ争いを演じたが、最終的には表彰台から引きずり降ろされ4位でレースを追えた。だが今後に向けて手応えはあったはずだ。

故郷・熊本にエール。大胆な作戦が成功

スーパーGT第4戦は、にわか雨がコースを濡らしていたが、ウェットタイヤを履くほどでもないという(2台がウェットを選択)微妙なコンディション。このためセーフティカー(SC)先導によるローリングスタートからはじまった。GT500クラスのクラッシュもあり、レースが本格的にはじまったのは10周目。

レースをリードしたのは、篠原拓朗がスタートドライバーを務めた#45 PONOS FERRARIだ。だが30周目にPONOSがピットインし、ドライバーとタイヤ交換を行うとレースが動いた。6番手からスタートしペースも悪くなかった#52 Green Brave Supraが、大逆転を狙って前2輪だけを交換するクイック・ピットストップを敢行。首位に躍り出たのだ。

この時点で2位に下がったPONOSとテールトゥノーズのバトルがはじまったが、今回のレースの直前、故郷である熊本が震災に見舞われた#52のドライバーの吉田広樹はこの攻撃をかわして優勝をもぎ取ったのだった。

今回のレースのハイライトともいえた、GT300クラス終盤の死闘。前を走る#52 埼玉Green Braveを駆る吉田広樹は、前輪のみ交換という奇策でトップに出るが、当然リアタイヤのグリップは厳しい。だが、#45 PONOS FERRARI 296EVOの猛攻をしのいでトップチェッカーを受けた。
今回のレースのハイライトともいえた、GT300クラス終盤の死闘。前を走る#52 埼玉Green Braveを駆る吉田広樹は、前輪のみ交換という奇策でトップに出るが、当然リアタイヤのグリップは厳しい。だが、#45 PONOS FERRARI 296EVOの猛攻をしのいでトップチェッカーを受けた。

フェラーリ復調の理由を考えてみた

レースの世界では、シーズン最初の数レースを終えると各マシーンのパフォーマンスが見えてくるもの。F1グランプリ等では、その後のアップデートによって勢力図が変わり続けるが、一方スーパーGTでは独自の「サクセスウェイト制度」やBoP(バランスオブパフォーマンス=性能調整)を導入することで接戦を生み出している。

第4戦(実質的には3戦目)となった今回のレースでフェラーリ勢の速さが目立ったのは、彼らが速かったと同時に、これまでの2レースで入賞したマシーンがウェイトを積んだことでタイムを落としたことにも原因があるといえるのだ。

またGT500とGT300という2つのクラスで争われるスーパーGTだが、さらに細かく言うとGT300の中には「FIA-GT3」と「GTA-GT300」という異なる車両規則で造られたマシーンが混走していることにも着目すべき。一般的にFIA-GT3マシーンは直線が速く、GTA-GT300クラスはコーナーで速いというデータもあるからだ。そしてもちろん、FISCOの名物は1.5km弱もある長い直線だ。それが今回のフェラーリ勢好調に繋がっている(?)。実に奥が深く、だからこそ引き込まれてしまうGT300クラスの魅力の一端がリザルトにも現れているのである。

今年のスーパーGTでただ1台のポルシェ・ユーザーとして奮闘するseven × seven (セブンバイセブン)RACINGの911GT-3R EVO。今回は34kgというサクセスウェイト(SW)を搭載しつつ、予選は29台中15位。決勝では6位に滑り込んだ。
FIA-GT3規定で戦うマシーンのひとつ。今年のスーパーGTでただ1台のポルシェ・ユーザーとして奮闘するseven × seven (セブンバイセブン)RACINGの911GT-3R EVO。今回は34kgというサクセスウェイト(SW)を搭載しつつ、予選は29台中15位。決勝では6位に滑り込んだ。
夕暮れが迫り、少し涼しくなったFSW。表彰台の下は大賑わい。レース内容がよかっただけに、チームの側も観客も大いに盛り上がっていた。
夕暮れが迫り、少し涼しくなったFSW。表彰台の下は大賑わい。レース内容がよかっただけに、チームの側も観客も大いに盛り上がっていた。
GT300クラスの表彰台。1位になった#52 埼玉Green Braveのスタートドライバーを務めた野中誠太はGT初勝利。自分が加入して以来チームが未勝利だったことを気にしていたという。
GT300クラスの表彰台。1位になった#52 埼玉Green Braveのスタートドライバーを務めた野中誠太はGT初勝利。自分が加入して以来チームが未勝利だったことを気にしていたという。
SUPER GT 2026 Rd.4 FUJI
GT300 CLASS – FINAL RESULT
Swipe
Pos
No.
Car
Drivers
Laps
Gap
Tire
SW
1
52
Green Brave GR Supra GT
吉田 広樹 / 野中 誠太
62
Bridgestone
30
2
32
ENEOS X PRIME AMG GT3
石浦 宏明 / 鈴木 斗輝哉
62
7.881
Bridgestone
20
3
7
CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO
ザック・オサリバン / 梅垣 清
62
9.156
Yokohama
16
4
45
PONOS FERRARI 296 EVO
篠原 拓朗 / 川端 伸太朗
62
9.660
Yokohama
5
56
リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 木村 偉織
62
17.268
Yokohama
54
6
666
seven x seven PORSCHE GT3R EVO
スヴェン・ミューラー / 藤波 清斗
62
19.189
Yokohama
34
7
2
HYPER WATER INGING GR86 GT
堤 優威 / 卜部 和久
62
21.518
Bridgestone
62
8
62
HELM MOTORSPORTS GT-R
平木 湧也 / 平木 玲次
62
27.986
Yokohama
6
9
6
UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI
片山 義章 / ニクラス・クルッテン
62
36.790
Yokohama
14
10
65
LEON PYRAMID AMG
蒲生 尚弥 / 菅波 冬悟
62
39.169
Bridgestone
62
11
60
Syntium LMcorsa LC500 GT
吉本 大樹 / 河野 駿佑
62
40.842
Dunlop
12
12
18
UPGARAGE AMG GT3
小林 崇志 / 新原 光太郎
62
41.183
Yokohama
13
4
グッドスマイル 初音ミク AMG
谷口 信輝 / 片岡 龍也
62
41.377
Yokohama
42
14
31
apr LC500h GT
小高 一斗 / 小山 美姫
61
1 Lap
Bridgestone
64
15
96
K-tunes RC F GT3
新田 守男 / 高木 真一
61
1 Lap
Bridgestone
30
16
9
PACIFIC ウマ娘 NAC BMW
冨林 勇佑 / 藤原 優汰
61
1 Lap
Michelin
17
88
VENTENY Lamborghini GT3
小暮 卓史 / ダニール・クビアト
61
1 Lap
Yokohama
20
18
360
RUNUP × SOL GT-R
荒川 麟 / 清水 啓伸
61
1 Lap
Yokohama
19
11
GAINER TANAX Z
富田 竜一郎 / 大木 一輝
61
1 Lap
Dunlop
4
20
25
HOPPY Schatz GR Supra GT
松井 孝允 / 洞地 遼大
61
1 Lap
Yokohama
21
30
apr GR86 GT
永井 宏明 / 平良 響
61
1 Lap
Yokohama
22
5
マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号
塩津 佑介 / 荒尾 創大
61
1 Lap
Yokohama
10
23
777
D’station Vantage GT3
藤井 誠暢 / チャーリー・ファグ
61
1 Lap
Dunlop
70
24
48
健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R
井田 太陽 / ジェームス・プル
61
1 Lap
Yokohama
2
25
87
OPEN HOUSE Lamborghini GT3
元嶋 佑弥 / 松浦 孝亮
60
2 Laps
Yokohama
10
26
20
シェイドレーシング RC F GT3
平中 克幸 / 清水 英志郎
60
2 Laps
Michelin
27
22
アールキューズ AMG GT3
加納 政樹 / 和田 久
60
2 Laps
Yokohama
28
61
SUBARU BRZ R&D SPORT
井口 卓人 / 山内 英輝
60
2 Laps
Dunlop
2
29
26
ANEST IWATA GAINER Z
安田 裕信 / リ・ジョンウ
52
10 Laps
Yokohama

 

Weather: Rain/Cloudy / Track: Wet/Dry
Fastest Lap 1’38.218 (11/62) 167.248km/h 45 Takuro Shinohara PONOS RACING/PONOS FERRARI 296 EVO

Start Time: 13:30’00 Finish Time: 15:53’36.345
SC START~13:40’52(4Lap)
RED FLAG(13:41’08~14:15’00)
SC 14:15’00(4Lap)~14:25’10(9Lap)

Black and White flag
CarNo.6 (SpR.付則-7 3.3)(10)「走路外走行複数回 5回」)(15:32)
CarNo.48 (SpR.付則-7 3.3)(10)「走路外走行複数回 5回」)(15:36)
CarNo.666 (SpR.付則-7 3.3)(10)「走路外走行複数回 5回」)(15:44)
CarNo.88 (SpR.付則-7 3.3)(10)「走路外走行複数回 5回」)(15:50)

CarNo.62 Yuya Hiraki タイムペナルティ5秒(SpR.13-1.b.「コースアウトを強いるもの」)(15:12)
CarNo.360 Rin Arakawa タイムペナルティ5秒(SpR.18-1.「走路外追い越し」)(14:44)
CarNo.87 Yuya Motojima ドライブスルーペナルティ (SpR.26-11.「ピットレーン通過速度」)(15:05)
CarNo.87 Kosuke Matsuura ドライブスルーペナルティ (SpR.26-11.「ピットレーン通過速度」)(15:04)
CarNo.22 罰金50,000円 (公式通知 No.2 8.「スタートドライバー申告遅れ 16分」)(10:59)
公式練習でもマシーンがピットインするたびに、メカニックはピット作業を練習したりしている。ピットでは簡単に数秒をロスしてしまうこともあるが、コース上でそれを取り返すのは大変。レースはチーム全体で戦っているのだ。
公式練習でもマシーンがピットインするたびに、メカニックはピット作業を練習したりしている。ピットでは簡単に数秒をロスしてしまうこともあるが、コース上でそれを取り返すのは大変。レースはチーム全体で戦っているのだ。

GT500予選はプレリュードが来た!

GT500クラスのフリー走行とQ1でトップに立ったのは#17 Astemo HRC PRELUDE-GT、そのステアリングを握ったのはGT500ルーキーの野村勇斗だった。

デビュー3戦目にしてホンダ・プレリュードが存在感を現したのである。5台のプレリュードは全車Q1を突破。続くQ2でもホンダのスピードは本物で、現在の日本人ドライバー最強ともいわれる太田格之進がアタックを担当した#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTが、ただ1台だけ1分26秒台に突入する圧巻のタイムでポールをゲット。さらにトップ3、上位5台までに4台のプレリュード勢が入りホンダ・ファンを喜ばせた。

HRCでは5台全てのデータを共有していることもあり、今回の躍進は約2か月のインターバルに徹底的にセッティングを煮詰めてきた結果だという。昨年までシリーズ3連覇を達成し、今シーズンも開幕戦と第2戦で連勝している王者、#36 au TOM’S GR Supraは80kgというサクセスウェイトを積んでいることもあり、11位に沈んでしまった。

レコノサンスラップ(スタート前の最終確認走行)を終え、グリッドについた各マシーン。路面は濡れているが、タイヤはドライ用のスリックを装着。だが、その傍らにはレインタイヤが用意されていた。結果的にほとんどのマシーンがドライでスタートした。
レコノサンスラップ(スタート前の最終確認走行)を終え、グリッドについた各マシーン。路面は濡れているが、タイヤはドライ用のスリックを装着。だが、その傍らにはレインタイヤが用意されていた。結果的にほとんどのマシーンがドライでスタートした。

プレリュードの一騎打ち、そして初勝利

スーパーGT第4戦の決勝は、衝撃的なシーンからはじまった。濡れた路面を考慮してローリングスタートとなったのだが、SCが外れスタートを切った瞬間のホームストレートで3台が接触。そのうちの1台、#64 MODULO HRC PRELUDE-GTが宙を舞う大クラッシュを喫し、レースは赤旗中断となってしまったのだった。

幸い#64のドライバー、イゴール・オオムラ・フラガにケガはなかったが、仕切り直されたレースは10周目からはじまった。リスタート直後の1コーナーではポールスタートの#8 ARTAを、#100 STANLEY HRC PRELUDE-GTを駆る山本尚貴がオーバーテイク。

セーフティカーの先導が終わり、本格スタートを切った瞬間の1コーナー。画面の左端に、接触から宙を舞って路面にたたきつけられた#64 Modulo HRC PRELUDE-GT。ドライブしていたイゴール・オオムラ・フラが選手は無事だった。
セーフティカーの先導が終わり、本格スタートを切った瞬間の1コーナー。画面の左端に、接触から宙を舞って路面にたたきつけられた#64 Modulo HRC PRELUDE-GT。ドライブしていたイゴール・オオムラ・フラが選手は無事だった。

結果的にこのレース唯一のチャンスをものにしてトップに立ち、25周目のピットインで山本からマシーンを受け取った牧野任祐も、レース終盤の#8 太田格之進の猛追をかわし、HRC PRELUDE-GT勢としての初勝利を記録したのだった。

2位は#8 ARTA、3位はGR Supra勢の中では上位に顔を出せず、サクセスウェイトを搭載していないDeloitte TOM’S GR Supraが食い込み、ホンダの表彰台独占を阻止した。

タイトなコーナーが続くセクター3で、GT300クラスのマシーンに挟まれながら走行する#100 STANLEY HRC PRELUDE-GT。レース終盤、牧野任祐は#8を駆る太田格之進に差を詰められるが、冷静に走り切り、コンマ6秒差で優勝を果たした。
タイトなコーナーが続くセクター3で、GT300クラスのマシーンに挟まれながら走行する#100 STANLEY HRC PRELUDE-GT。レース終盤、牧野任祐は#8を駆る太田格之進に差を詰められるが、冷静に走り切り、コンマ6秒差で優勝を果たした。
これまでGR Supra勢の中で結果が出ていなかったTGR TEAM Deloitte TOM’Sは、笹原右京の大胆なオーバーテイク等が功を奏し、GT500クラスの3位表彰台を獲得。次戦からはサクセスウェイトを積むことになる。
これまでGR Supra勢の中で結果が出ていなかったTGR TEAM Deloitte TOM’Sは、笹原右京の大胆なオーバーテイク等が功を奏し、GT500クラスの3位表彰台を獲得。次戦からはサクセスウェイトを積むことになる。
優勝した瞬間のピットウォール。ファイナルラップまで#8の猛追劇があっただけに、喜びもひとしお。赤いキャップを被っているのがスタートドライバーを務めた山本尚貴だ。
優勝した瞬間のピットウォール。ファイナルラップまで#8の猛追劇があっただけに、喜びもひとしお。赤いキャップを被っているのがスタートドライバーを務めた山本尚貴だ。

スーパーGTだけじゃわからない男泣きの理由。

HRC PRELUDE-GTに記念すべき初勝利をプレゼントした牧野任祐は、マシーンを降りると顔をぐしゃぐしゃにして号泣。この男泣きは初勝利だけでなく、スーパーフォーミュラのチームメイトにして最大のライバルでもある太田との一騎打ちに勝った喜びの涙でもあった。

牧野は今シーズンのスーパーフォーミュラ7戦中4戦で勝利を挙げている太田に先を行かれており、今回のレースでも予選でポールを獲得した#8のARTAを大いに意識していたのである。このあたりはスーパーGTだけをチェックしていてもわからない、日本のトップドライバー同士のバチバチの関係性に由来しているのである。

また牧野のパートナーでありホンダを代表するドライバーでもある山本尚貴も、予選でトップを取った太田がインタビューで発した「僕たちはHRCの名前を背負っている」という言葉に触発されたとも言っている。

メーカー同士の戦いという色が濃いGT500クラスだが、各陣営のドライバーがプライドを懸けてレースをしていることも忘れてはならないのである。

HRC PRELUDE-GTに初勝利をもたらした牧野任祐は号泣。太田格之進との一騎打ちを制した喜びも重なった、感情あふれる男泣きだった。
HRC PRELUDE-GTに初勝利をもたらした牧野任祐は号泣。太田格之進との一騎打ちを制した喜びも重なった、感情あふれる男泣きだった。
#100 STANLEY HRC PRELUDE-GTをドライブする山本尚貴 / 牧野任祐がGR Supra勢を破り、HRC PRELUDE-GTとして今季初の優勝を飾った。
#100 STANLEY HRC PRELUDE-GTをドライブする山本尚貴 / 牧野任祐がGR Supra勢を破り、HRC PRELUDE-GTとして今季初の優勝を飾った。
SUPER GT 2026 Rd.4 FUJI
GT500 CLASS – FINAL RESULT
Swipe
Pos.
No.
Car
Drivers
Laps
Gap
Tire
SW*
1
100
STANLEY HRC PRELUDE-GT
山本尚貴 / 牧野任祐
66
Bridgestone
14
2
8
#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
太田格之進 / 大津弘樹
66
0.662
Bridgestone
3
37
Deloitte TOM’S GR Supra
笹原右京 / ジュリアーノ・アレジ
66
1.478
Bridgestone
4
36
au TOM’S GR Supra
坪井翔 / 山下健太
66
15.901
Bridgestone
80
5
17
Astemo HRC PRELUDE-GT
塚越広大 / 野村勇斗
66
21.182
Bridgestone
6
6
38
KeePer CERUMO GR Supra
大湯都史樹 / 小林利徠斗
66
21.518
Bridgestone
32
7
14
ENEOS X PRIME GR Supra
福住仁嶺 / 大嶋和也
66
23.166
Bridgestone
48
8
39
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
関口雄飛 / サッシャ・フェネストラズ
66
24.371
Bridgestone
28
9
16
#16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT
野尻智紀 / 佐藤蓮
66
29.239
Bridgestone
22
10
19
WedsSport BANDOH GR Supra
国本雄資 / 阪口晴南
66
33.049
Yokohama
2
11
24
リアライズコーポレーション Z
名取鉄平 / 三宅淳詞
66
42.112
Bridgestone
14
12
12
TRS IMPUL with SDG Z
平峰一貴 / ベルトラン・バゲット
65
1 Lap
Bridgestone
30
13
23
MOTUL Niterra Z
千代勝正 / 高星明誠
16
50 Laps
Bridgestone
28
14
64
Modulo HRC PRELUDE-GT
大草りき / イゴール・オオムラ・フラガ
4
62 Laps
Dunlop
*SW=サクセスウェイト(kg)

Weather: Rain/Cloudy / Track: Wet/Dry
Fastest Lap 1’29.842 (10/66) 182.841km/h 100 Naoki Yamamoto STANLEY TEAM KUNIMITSU / STANLEY HRC PRELUDE-GT

Start Time: 13:30’00 Finish Time: 15:53’36.345
SC START~13:40’52(4Lap)
RED FLAG(13:41’08~14:15’00)
SC 14:15’00(4Lap)~14:25’10(9Lap)
CarNo.12 Bertrand Baguette 罰金200,000円 ペナルティストップ90秒(SpR.13-1.a.「SC導入中の他車への衝突行為」)(14:08)
CarNo.12 Bertrand Baguette ドライブスルーペナルティ(SpR.付則-3 7.「SCリスタート時の追い越し」)(14:16)
ピットウォークの際などにカメラを向けると、快くポーズをとってくれるキャンギャルたち。かつては日本のレース特有といっていい存在だったが、現在は世界中のレースに波及しつつある。
ピットウォークの際などにカメラを向けると、快くポーズをとってくれるキャンギャルたち。かつては日本のレース特有といっていい存在だったが、現在は世界中のレースに波及しつつある。

酷暑のレース、実はドライバーが快適な理由(?)

夏のハコ車のレースというと、以前は冷たい水を循環させるクールスーツをドライバーが着て走ることが当たり前だった。現在はドライバーの労働環境も時代相応に変化しており、GT500マシーンの場合はなんとエアコン・ユニットが標準で装備されていて、ヘルメットについている管などに直接冷風を送り込んでいるのである。

とはいえ一般的に考えればエアコン=エンジンパワーを削ぐものという事実もあり、予選ではエアコンオフにして、コンマ数秒のタイムを稼ぎ出すドライバーもいるらしい。

一方、GT300クラスでもエアコンは必須。FIA-GT3の場合は世界中でプロのみならずジェントルマンドライバーにまで幅広く門戸を開く市販車ベースのカテゴリーだけに、エアコンの装着が規則化されているが、日本夏の厳しい条件を考慮し換気口の装着が認められている。コクピット内の快適性能はそのままマシーンの速さに直結する部分だけに、着実に進化をしているのである。

実はGT500マシンには、エアコン・ユニットが標準装備されている。冷風はヘルメットに接続されたダクトを通じてドライバーへ直接送り込まれるのだ。
実はGT500マシンには、エアコン・ユニットが標準装備されている。冷風はヘルメットに接続されたダクトを通じてドライバーへ直接送り込まれるのだ。
Information

サーキットの外でも、レースははじまっている。
スーパーGTの最新情報はこちらから

Web|スーパーGT 公式サイト
Instagram|@supergt_official
X|@SUPERGT_JP
TikTok|@supergt_jp
YouTube|@SUPERGTOfficialChannel

記事の画像ギャラリーを見る

この記事をシェア