イタリア人の「ツボ」にドンピシャ! フィアット・グランデパンダに乗ってみた
トスカーナ州シエナ県で長年フィアットを扱う販売店「ウーゴ・スコッティ」にて。
営業スタッフのフランチェスコ・スグラメッラ氏(1997年生まれ)。インタビューの模様は動画で。
フィアット・グランデパンダ・ターボ100。試乗車は最上級のグレード「ラ・プリマ」で、基本価格は2万2650ユーロ(約412万円)。この「レッド」仕様は900ユーロ(約16万4千円)のオプションである。販売店のデモカーゆえ、協賛した「ミス・イタリア」地方大会のロゴが貼られていた。
グランデパンダはセルビア工場製。欧州のクラス分けでは従来型パンダがセグメントAなのに対して、セグメントBに属する。初代のデザインを巧みに再解釈している。
ラ・プリマ仕様にはルーフレール、17インチ・アルミホイール、電動格納式ドアミラーなどが標準装備される。テールゲートの敷居は高め。開閉は手動である。
Bピラーに貼られた「レッド」仕様を示すバッジ。
後部ドアのFIATロゴは見る角度によって浮き上がる。
3気筒1199ccターボの最大トルクは205Nm。カタログ上の最高速は160km/hで、WLTP混合モード100kmあたり燃費は5.7〜5.6リットル(約17.5〜17.8km/リットル)である。
センターディスプレイ(注:試乗車のため、保護シールは剥がされていない)は10.25インチ。ラ・プリマ仕様にはナビとオートエアコンが標準装備される。
フィアットのお家芸である粋なプラスチック使いが発揮されている。
メーターのディスプレイはグラフィック・書体ともそれほど遊びは感じられない。
センターコンソールとダッシュボードの鮮やかなループは、フィアット旧リンゴット工場屋上テストコースへのオマージュ。
助手席側には通常のグローブボックスに加え、竹繊維を表皮に用いた「バンボックス」が備わる。
ディスプレイの右端に配された初代パンダのミニチュア。
運転姿勢は自然。室内に閉所感は無い。
後席は前席バックレスト形状のおかげで、こちらも開放感が保証されている。
欲をいえば後ドアはもう少し広い開口角度がほしいところだが、不便なレベルではない。
ラゲッジルーム容量は412リットル。これは標準的キャビントロリーを積んだところ。
分割式後席バックレストは完全フラットにはならない。だが「あともう少し」の積載性は十分に確保できる。
ラ・プリマ仕様は、ヘッドライトだけでなくウィンカーもフルLEDとなる。
必要時に十分な加速が得られるターボは、追い越し時などにきわめて有効だ。
市街地や郊外で、3速の有効域はかなり広い。
コンパクト・クロスオーバーを探す人にとって、同じステランティスのスマートカー・プラットフォームを用いた「シトロエンC3」とどちらを選択するかは悩ましい問題となろう。