新型メルセデスAMG GT SUVが登場! 1169psを誇るAMG初の独自開発SUVは世界最強級【新車ニュース】 | KURU KURA(くるくら)

はじめよう、クルマのある暮らし。

Cars

公開日:2026.10.26

新型メルセデスAMG GT SUVが登場! 1169psを誇るAMG初の独自開発SUVは世界最強級【新車ニュース】

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

10月18日、メルセデスAMGは新型フルサイズ電動SUV「メルセデスAMG GT SUV」を発表した。

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

文=細田 靖

写真=メルセデス・ベンツ グループ

この記事をシェア

見た目はSUV、本質はGT

メルセデスAMGは59年の歴史のなかで、初めてフルサイズSUVを完全自社開発した。

新型「メルセデスAMG GT SUV」は、今年5月に発表された新型EV「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」に続き、新世代EV用プラットフォーム「AMG.EA(AMGエレクトリックアーキテクチャー)」を用いて、フルサイズSUVの堂々とした存在感とスポーツカーのスリリングなドライビング体験を融合させたのが特徴だ。

メルセデスAMGのシュテファン・ヴェックバッハ取締役会長はこのように紹介している。

「メルセデスAMG GT SUVは、フルサイズSUVならではの広々とした空間、快適性、そして多用途性という実用的なメリットと、真のAMGならではのエモーショナルなスポーツカーとしてのキャラクターを、初めて独自に融合させた車両としてお客様にご体験いただけます。その鍵となるのは、アファルターバッハ(メルセデスAMGの本拠地)発のハイテク技術です。つまり、見た目はSUV、本質はGTなのです」

最上級の「GT 63 SUV」は1169ps/2000Nmを発揮

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

パワーユニットは3基のアキシャルフラックスモーターまたは2基の同期モーターに、800V技術による106kWhまたは128kWhのバッテリーを組み合わせる。

グレード展開は2モーター仕様のエントリー版「GT 53 SUV」のほか、3モーター(フロント1基+リヤ2基)仕様の「GT 55 SUV」と「GT 63 SUV」の3グレードを設定。各グレードのスペックは以下のとおり。

GT 53 SUV
●システム最高出力:400kW(544ps)●システム最大トルク:800Nm(81.6kgf-m)●0-100km/h加速:3.8秒●0-200km/h加速:13.8秒●最高速度:250km/h(ドライバーズパッケージ装備時)●一充電航続距離:最大668km(106kWh)

GT 55 SUV
●システム最高出力:600kW(816ps)●システム最大トルク:1860Nm(189.7kgf-m)●0-100km/h加速:2.8秒●0-200km/h加速:9.4秒●最高速度:270km/h(ドライバーズパッケージ装備時)●一充電航続距離(WLTCモード最大値):585km(106kWh)/700km(128kWh)

GT 63 SUV
●システム最高出力:860kW(1169ps)●システム最大トルク: 2000Nm(203.9kgf-m)●0-100km/h加速:2.5秒●0-200km/h加速:6.8秒●最高速度:270km/h(ドライバーズパッケージ装備時)●一充電航続距離(WLTCモード最大値):585km(106kWh)/700km(128kWh)

バッテリー容量はGT 53 SUVが106kWhのみ、それ以外は両方を設定する。バッテリーの充電は106kWhの場合、最大600kWのDC充電電力で充電でき、10分で最大380km走行分を追加できる。128kWhバッテリーは710kWのDC充電電力を可能にし、10分で最大450km走行分を追加できる。充電状態が10%から80%になるまでの充電時間は最大12分で、400kW充電器を使用した場合は106kWhバッテリーで14分、128kWhバッテリーで16分。AC普通充電は最大11kWに対応する。

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

ドライビングモード「AMGダイナミックセレクト」は、以下の7モードが設定された。

「Comfort」
バランスの取れたセッティング、効率的な走行戦略(後輪駆動または四輪駆動)、アンダーステア​​特性、そして快適なサスペンションによる、快適で調和のとれたドライビング体験。
「Sport」
高性能、常時四輪駆動、ダイレクトなレスポンス、しっかりとしたサスペンション設定など、公道走行に適した典型的なAMGのドライビングダイナミクス。
「AMGFORCE Sport+」
完璧な内燃機関シミュレーションにより、最高の興奮を提供。
「RACE」
ドライバーアシストシステムを最小限に抑え、常時四輪駆動、俊敏なレスポンス、硬めのサスペンション、低めの車高を備えた、サーキット走行に特化した妥協のないモード。ドリフトモード、ドラッグレース、トラックレース、ローンチコントロールを搭載。
「Slippery」
低摩擦路面(雨天時や氷雪上)でのトラクションを最大限に高める安定したセッティング。早期ESP介入、常時四輪駆動、ソフトなサスペンション設定。
「Eco」
フロントアクスルのオンデマンド解除、最適化された空力性能、調整された出力、トルク、最高速度により、効率重視のドライビングを実現。
「Individual」
すべてのパラメーターを個別に設定できる。

AMG GT SUVの比類なきスポーティなドライビング体験の基盤となっているのは、完全に新開発されたAMGアクティブライドコントロール+サスペンション(GT 63 SUVに標準装備、GT 55 SUVにオプション設定)。

このサスペンションは、優れたツーリング快適性と印象的なスポーティな精度を融合させた独自の新しい機能を提供し、ゆったりとしたクルージングとダイナミックなドライビングの絶妙なバランスを実現する。3段階調整可能なエアスプリング、一体型8.2L圧力リザーバー、そしてショックアブソーバーの油圧式相互接続により、ほぼリアルタイムで車高調整が可能となり、空気抵抗を低減するための速度に応じた車高調整も行える。

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

標準装備のアクティブリヤアクスルステアリングは、最大6度の操舵が可能。車速80km/h未満では、後輪が前輪とは逆方向に回転するため、ホイールベースが実質的に短縮され、旋回時の俊敏性や日常走行時の操縦性が大幅に向上。一方80km/h以上では、後輪が前輪と同じ方向に回転するため(最大1度)、ホイールベースが実質的に延長され、走行安定性が著しく向上する。

AMGダイナミックセレクトの「AMGFORCE Sport+」モードでは、AMG V8エンジン(GT 63 SUVおよびGT55 SUV)と、AMG 6気筒エンジン(GT 53 SUV)のサウンドを忠実に再現。オリジナルのエンジンサウンドは合成的に生成するのではなく、16個のマイクとAMG GT Rなどのリファレンス車両を用いて100回以上の測定を行い、綿密に記録されている。サウンドの再現はダイナミックで、加速やギヤチェンジなど、ドライバーの運転スタイルに合わせてリアルタイムで変化する。

さらにこのドライビングプログラムは、サウンドだけでなく、AMGスピードシフト・トランスミッションと同様のギヤチェンジをシミュレートし、ステアリングホイールのパドルによるマニュアルギヤチェンジを可能にし、カスタマイズ可能なドライバーディスプレイやシートシェイカーを内蔵することで、没入感のある体験を提供する。

走行性能に加え、接近時、ドアのロック/アンロック時、充電時などに特定のサウンドを鳴らすなど、車内向けのサウンド機能も充実。ローンチコントロール、ブースト、ショータイムといった将来的なモードも搭載予定で、音響体験をさらに高める。サウンドスライダーを使えば、エンジン音やその他のサウンドプロファイルを好みに合わせてカスタマイズでき、「パワフル」「バランス」「サイレント」といったモードに加え、「クラシック」から「フューチャリスティック」まで幅広いスケールが用意されている。

GT 63 SUVおよび GT 55 SUVに搭載されている「AMGレースエンジニア」は、パワートレインおよびドライビングダイナミクスシステムのすべてのソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントを連携させる。パワートレイン、ブレーキ、エネルギー回生を制御する高性能チップであるAMGレースエンジニア・コアと、車両の応答性、コーナリング、スリップ挙動を個別に調整できるセンターコンソールの3つのロータリーコントローラーで構成するAMGレースエンジニア・コントロールユニット2つのコンポーネントで構成。

「レスポンスコントロール」は、アクセルペダルの入力に対する電気モーターの応答を制御し、快適な状態からダイレクトな状態まで連続的に調整することで、最適な動力伝達、俊敏性、およびトラクションを発揮。

「アジリティコントロール」は、可変トルク配分によって垂直軸周りの俊敏性とコーナリング挙動(RACE/ AMGFORCE Sport+/SportモードでESPがオフの場合のみ)に影響を与え、アンダーステア​​から制御されたオーバーステアまで幅広い特性を実現。

そして「トラクションコントロール」は、システムの介入度を9段階で調整できる(ESPオフのRACE/ AMGFORCE Sport+/Sportモードのみ)。

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

ボディサイズは全長5084×全幅2001×全高1656mm、ホイールベースは3040mm。

エクステリアは、切り立ったノーズ、ロングホイールベース、ワイドなトレッド、力強いショルダーライン、そしてリヤスポイラーに向かって傾斜するスポーティで低く構えたルーフラインが特徴。空気抵抗係数(Cd値)は0.27(GT 53 SUVは0.28)と発表された。

フラットなフロントガラス、伸びやかなルーフライン、力強いホイールアーチは、スポーティなルックスを際立たせている。綿密に設計されたベルトラインの高さは、優れた全方位視界と高いレベルのエルゴノミクス、そしてスポーティなドライビングポジションを両立させたものだ。

コンパクトなドアミラー、真のGTスタイルを体現するフレームレスサイドウィンドウ、そしてリヤサイドウィンドウまで伸びるダイナミックなトリムエレメントが、その独特なキャラクターを強調している。

同時に、優れた乗降性はフルサイズSUVに期待される日常的な使いやすさを強調。パワードーム、フレアフェンダー、大径ホイール、短いオーバーハング、そして力強いリヤショルダーは、このクルマのパフォーマンスDNAを瞬時に認識させ、正確でパワフル、そして紛れもなくAMGであることを物語っている。

堂々としたシルエットは、魅力的なライティングシグネチャーを備えたフロントとリヤのデザインによって完成されている。AMG専用のラジエーターグリルはオプションで点灯可能だ。中央に配置されたメルセデス・ベンツのスターエンブレム(こちらもオプションで点灯可能)、星型デザインのデイタイムランニングライト付きメインヘッドランプ、タービンデザインの6つの円形テールランプ、そしてオプションのリヤライトストリップにより、紛れもないアイデンティティが創り出された。

フロントに搭載される「エアロキネティックス・エアパネル・アクティブエアフロー制御システム」は、バンパーの垂直スラットを介して冷却気流を制御。通常、スラットは空気抵抗を最小限に抑え、フロントアクスルのダウンフォースを低減するために閉じた状態になっている。スラットは一定の温度に達して、冷却空気の必要性が高まった場合にのみ開く。

GT 63 SUV およびGT 55 SUVに搭載されている「アクティブ・エアロキネティックス・ルーフスポイラー」は、低速走行時には車体のシルエットに溶け込むように配置されている。車速が150k/hm以上になると、走行状況に応じて空気抵抗を低減したり、走行安定性を向上させたりするために、自動的に位置を調整。ダイナミックな走行時には、トラクションと空力バランスを最大限に高めるため、最も急な角度に設定される。

AMG GTのコックピットのDNAをSUVに忠実に反映

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

インテリアはAMG GTのコックピットのDNAをSUVのフォーマットに忠実に反映。ドライバーは低く、車体と一体化したような着座位置となり、従来のSUVのシートポジションとは異なり、スポーティで正確なドライビングポジションを実現する。

コックピットはドライバーを中心に設計されており、直感的な操作系、ドライバーに向けて角度をつけた14.0インチのマルチメディアディスプレイ、そして視覚的に一体化した10.2インチのインストルメントクラスターを備えている。助手席側には独立した14インチディスプレイが搭載されている。

MB.OS(メルセデス・ベンツ・オペレーティング・システム)をベースとした新世代のMBUXは、直感的で感情に訴える操作性を提供し、車両のあらゆる機能を制御。ディスプレイには「クラシック」や「AMGスペシャル(中央チューブデザインに専用のサブスクリーン(パワーメーター/タコメーター)を配置)」、「ピュア(流線型のスピードメーター)」、「車両データ(温度/タイヤデータ)」、「トリップ(ナビゲーション/走行情報)」など、多彩なスタイルが用意された。

MBUXの操作コンセプトは本質的な要素に焦点を当てている。ゼロレイヤーには、重要な情報、状況に応じた提案、最近使用したアプリを表示。スマートフォンと同じようにカスタマイズでき、ライブ交通情報などの接続サービスも統合されている。ユニークな機能として、3つのAIエージェント(ChatGPT、Microsoft Bing、Google Gemini)がMBUXに統合されている。

MBUXバーチャルアシスタントは複雑な複数ステップの対話が可能。さらに、車両の高性能な特性を強調する3つの専用AMGアプリケーション「AMGパフォーマンスメニュー」「AMGセットアップアップ」「AMGトラックペース」を付属する。

曲線的なデザインと一体型ボタンを備えたAMGパフォーマンスステアリングホイールは、ドライビング機能への素早いアクセスを可能にし、パドルシフトによるエネルギー回生を精密に制御する。

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

センターコンソールは人間工学に基づいて設計されており、GT 63 SUVおよびGT 55 SUVでは、前述のとおり、レスポンス、コーナリング、スリップ挙動を個別に調整できる3つのロータリーコントロールを備えたAMGレースエンジニア・コントロールユニットを搭載。

シートは優れた横方向サポートと長距離ドライブでの快適性を提供。オプションでヘッドレスト一体型のAMGパフォーマンスシートも選べる。ドアパネルはフローティングアームレスト、グラブハンドルに統合された機能、ダイヤモンドパターンステッチなど、エレガントなデザインが特徴だ。シート調整コントロールは人間工学に基づいて配置され、スピーカーグリルは調和のとれたデザイン。オプションで、ステンレススチールのブルメスター製4Dサウンドシステムが選べる。

スポーティなシルエットにもかかわらず、後席は十分なヘッドルームとレッグルームを備える。快適な着座姿勢を実現しているため、AMG GT SUVは長距離ドライブにも適している。3人掛けベンチシートが標準装備されており、後部座席の背もたれは折り畳み可能で、ヘッドレストは電動で後方に倒すことができる。

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV

全面ガラス張りの「スカイコントロール」パノラミックルーフも見どころ。透明モードと不透明モードを切り替えられ、断熱性にも優れている。夜間にはAMGならではの壮大なライティング効果が楽しめるオプションも用意。アンビエントライトは、連続したライトストリップと調和のとれたライティング効果によって心地よい雰囲気を演出し、高解像度のアンビエントスタイルをディスプレイで選択してパーソナライズすることも可能だ。

荷室容量は607L確保され、後席シートバックを倒した最大時は1740Lに拡げられる。さらに、フロントフードの下には78L分のスペースが用意されている。

新型「メルセデスAMG GT SUV」は、メルセデス・ベンツ・グループのなかで111年という最も歴史のあるジンデルフィンゲン工場で生産。欧州で10月20日から注文受付が始まった「GT 53 SUV」の価格は11万3050ユーロ(邦貨換算約2010万円)から。「GT 55 SUV」と「GT 63 SUV」は2027年春に発売される予定だ。

SPECIFICATIONS
メルセデスAMG GT 63 SUV|Mercedes-AMG GT 63 SUV
ボディサイズ:全長5084×全幅2001×全高1656mm
ホイールベース:3040mm
乗車定員:5人
車両重量:2585kg(106kWh)/2695kg(128kWh)[2605kg(106kWh)/2715kg(128kWh)]
荷室容量:前78L/後607〜1740L
システム最高出力:860kW(1169ps)[600kW(816ps)]
システム最大トルク:2000Nm(203.9kgf-m)[1860Nm(189.7kgf-m)]
駆動方式:4WD
バッテリー容量:106kWhまたは128kWh
一充電航続距離(WLTCモード最大値):585km(106kWh)/700km(128kWh)
0-100km/h加速:2.5[2.8]秒
0-200km/h加速:6.8[9.4]秒
最高速度:270km/h(ドライバーズパッケージ装備時)
※諸元は欧州仕様値。[ ]内はGT 55 SUV

記事の画像ギャラリーを見る

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(11月1日まで)
応募はこちら!(11月1日まで)