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100号車が逆転トップ! 2度のセーフティカーで波乱のGT500——ストリートの、その先へ Vol.7 スーパーGT 2026<第7戦 オートポリス>
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公開日:2026.11.05

100号車が逆転トップ! 2度のセーフティカーで波乱のGT500——ストリートの、その先へ Vol.7 スーパーGT 2026<第7戦 オートポリス>

2026 AUTOBACS SUPER GT Round7 AUTOPOLIS GT 3Hours RACE

スーパーGT 第7戦「AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」が大分県のオートポリスで開幕。モータージャーナリストの吉田拓生がレポートする。

文=吉田拓生

写真=河野マルオ(maruo kono)

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Qualifying GT500

今年のスーパーGTも今回のオートポリスのレースも含め残り3戦。最終の2戦はサクセスウェイトが減らされるため、結果的に今回のレースが「最重量級マシーンによる戦い」となる。

しかもオートポリスは高低差があるので、ウェイトがラップタイムに与える影響も大きい。また山間にあるオートポリスは雨や霧がレースに影響を与えることが少なくないが、今回の週末は快晴が続きそうなのでクリーンなレースが期待できそうだ。

14台のQ1を経て、10台で争われたGT500クラスの予選。残り1分半からのアタック合戦の中でトップタイムを記録したのは、前戦SUGOに引き続き64号車 モデューロHRC PRELUDE-GT。アタッカーも同じく大草りき、そしてタイヤはGT500唯一のダンロップである。予選は速いが決勝で結果が出ていないためサクセスウェイトが軽いこともあるが、それでも2番手を0.385も離すタイムは圧巻といえる。

予想外だったのは2番手に17号車 Astemo HRC Prelude-GTが滑り込んだことだった。現在ランキング2位で90kgものサクセスウェイトを積んでいたにも関わらず、GT500マシーンでオートポリス初アタックとなった野村勇斗が完璧な走りを見せた結果だ。

Race GT500

116kgのサクセスウェイトを積みランキングトップを独走する36号車 au TOM’S GR Supraはこちらも殊勲の8番手を確保。タイトル4連覇に向けて高いパフォーマンスを発揮しているといえるだろう。

明日の3時間レースはいつもの300kmレースより距離が長く、2回のピットインが義務付けられているが、それでもオートポリスは抜きにくいコースなので、前のグリッドからレースを始められる意味は大きいはずだ。

レース序盤は予選の順位を反映した争いが展開されていたが、GT500クラスでも2回のセーフティカーが各チームのレース計画を狂わせる結果になった。全チームが義務付けられている2度のピットを終えると、トップに立っていたのは予選4位から着実にレースを進めていた100号車 スタンレーHRC Prelude-GT。

2位には後半に大湯都史樹が追い上げた38号車 KeePer CERUMO GR Supra、3位は23号車 MOTUL Niterra Zの順でチェッカーを受け、ホンダ、トヨタ、ニッサンという3メイクスが表彰台に揃うことになった。

タイトル争いは今回の優勝でランキングを2位に上げた100号車と、サクセスウェイト100kgを積みながら8位に滑り込みトップを堅持した36号車 au TOM’S GR Supraの争いが白熱する結果となっている。雌雄を決する最終ラウンドは11月6~8日の日程で栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催される。

SUPER GT 2026 Rd.7 AUTOPOLIS
GT500 CLASS – FINAL RESULT
Swipe
Pos. No. Car Drivers Laps Gap Tire SW*
1 100 STANLEY TEAM KUNIMITSU / STANLEY HRC PRELUDE-GT 山本尚貴 / 牧野任祐 98 — bridgestone 76
2 38 TGR TEAM KeePer CERUMO / KeePer CERUMO GR Supra 大湯都史樹 / 小林利徠斗 98 1.363 bridgestone 56
3 23 NISMO / MOTUL Niterra Z 高星明誠 / 佐々木大樹 98 7.972 bridgestone 50
4 37 TGR TEAM Deloitte TOM’S / Deloitte TOM’S GR Supra 笹原右京 / ジュリアーノ・アレジ 98 8.501 bridgestone 36
5 12 TEAM IMPUL / TRS IMPUL with SDG Z 平峰一貴 / ベルトラン・バゲット 98 10.065 bridgestone 40
6 8 Team HRC ARTA MUGEN / #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT 太田格之進 / 大津弘樹 98 10.284 bridgestone 58
7 39 TGR TEAM SARD / DENSO KOBELCO SARD GR Supra 関口雄飛 / サッシャ・フェネストラズ 98 36.404 bridgestone 64
8 36 TGR TEAM au TOM’S / au TOM’S GR Supra 坪井翔 / 山下健太 98 36.643 bridgestone 100
9 16 ARTA MUGEN / #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT 野尻智紀 / 佐藤蓮 98 37.492 bridgestone 66
10 19 TGR TEAM WedsSport BANDOH / WedsSport BANDOH GR Supra 国本雄資 / 阪口晴南 98 42.750 yokohama 14
11 24 KONDO RACING / リアライズコーポレーション Z 名取鉄平 / 三宅淳詞 98 54.661 bridgestone 30
12 64 Modulo Nakajima Racing / Modulo HRC PRELUDE-GT 大草りき / イゴール・オオムラ・フラガ 98 1:14.624 dunlop 2
13 14 TGR TEAM ENEOS ROOKIE / ENEOS X PRIME GR Supra 福住仁嶺 / 大嶋和也 98 1:41.901 bridgestone 62
14 17 Astemo REAL RACING / Astemo HRC PRELUDE-GT 塚越広大 / 野村勇斗 96 2 Laps bridgestone 90
Weather: Sunny / Track: Dry
・SW=サクセスウェイト(kg)
観客動員: (10/17) 12,000人 (10/18) 18,000人
Fastest Lap: CarNo.64 Igor Omura Fraga Modulo HRC PRELUDE-GT / Honda HRC PRELUDE-GT 1’36.783 (2/98) 173.857km/h
Start Time: 13:16’33 Finish Time: 16:18’10
SC導入時刻 SC①: 13:55’33(23Laps)〜14:10’12(28Laps) SC②: 14:47’49(49Laps)〜15:03’55(55Laps)
FCY導入時刻 FCY①: 14:47’03(49Laps)〜(SC②導入に移行) FCY②: 15:43’45(78Laps)〜15:44’54(78Laps)
*1 CarNo.24 Atsushi Miyake タイムペナルティ5秒[SpR.13-1.b.「危険なドライブ行為(CarNo.48を押し出し)」](15:35)
*2 CarNo.36 ドライブスルー[SpR.27-1.3)「ピット作業順守事項違反(タイヤ交換中に燃料給油)」](15:47)

Qualifying GT300

GT300クラスはいつも通り、A組とB組に分かれてQ1に挑戦し、上位9台ずつ、全18台がQ2へと進んだ。早めにトップタイムを記録したのは山内英輝がステアリングを握る61号車 スバルBRZ R&Dスポーツ。

終了間際に2号車 ハイパーウォーター・インギングGR86GTの堤優威によるアタックもわずかに届かず2位のタイム。61号車のポールが確定した。山内にとってはスーパーGTでなんと18回目となるポール獲得だった。

ランキングトップの56号車 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rは11位につけたが、不気味なのはランキング3位の7号車 カーガイ・フェラーリ296 GT3が6位につけたこと。明日のレースではチャンピオンシップを懸けた水面下の争いにも注目したい。

Race GT300

GT300クラスはスタート後いきなりポールスタートの61 号車SUBARU BRZ R&D SPORT、52号車 Green Brave GRSupra GT、2号車 HYPER WATER RACING INGING GR86GTが激しいトップ争いを展開。だがレースは2回の大きなクラッシュで入ったセーフティカーによってシャッフルされ、トップグループの顔触れが変わった。

3時間を戦い抜きトップチェッカーを受けたのは予選7番手から追い上げた96号車 K-tunes RC GT3、新田守男、高木真一の大ベテランコンビだった。新田選手はGT300最多の23勝目、高木選手も22勝目を挙げることになった。2位には地元九州のチーム、360号車 RUNUP ×SOL GT-R、3位には昨年度のチャンピオンチームである65号車 LEON PYRAMID AMGが入った。

SUPER GT 2026 Rd.7 AUTOPOLIS
GT300 CLASS – FINAL RESULT
Swipe
Pos No. Car Drivers Laps Gap Tire SW
1 96 K-tunes Racing / K-tunes RC F GT3 新田守男 / 高木真一 93 — bridgestone 32
2 360 TOMEI SPORTS / RUNUP × SOL GT-R 荒川麟 / 金丸ユウ 93 25.828 yokohama 18
3 65 K2 R&D LEON RACING / LEON PYRAMID AMG 蒲生尚弥 / 菅波冬悟 93 39.934 bridgestone 74
4 2 HYPER WATER Racing INGING / HYPER WATER INGING GR86 GT 堤優威 / 卜部和久 93 40.331 bridgestone 80
5 18 TEAM UPGARAGE / UPGARAGE AMG GT3 小林崇志 / 新原光太郎 93 1:01.494 yokohama 62
6 45 PONOS RACING / PONOS FERRARI 296 EVO 篠原拓朗 / 川端伸太朗 93 1:19.928 yokohama 40
7 7 CARGUY MKS RACING / CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO ザック・オサリバン / 梅垣清 93 1:20.489 yokohama 94
8 62 HELM MOTORSPORTS / HELM MOTORSPORTS GT-R 平木湧也 / 平木玲次 93 1:22.383 yokohama 22
9 26 ANEST IWATA Racing / ANEST IWATA GAINER Z 安田裕信 / リ・ジョンウ 93 1:27.352 yokohama
10 32 TEAM ENEOS ROOKIE / ENEOS X PRIME AMG GT3 石浦宏明 / 鈴木斗輝哉 93 1:27.638 bridgestone 72
11 6 VELOREX / UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 片山義章 / ニクラス・クルッテン 92 1 Lap yokohama 42
12 56 KONDO RACING / リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 木村偉織 92 1 Lap yokohama 100
13 61 R&D SPORT / SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人 / 山内英輝 92 1 Lap dunlop 34
14 5 TEAM MACH / マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号 塩津佑介 / 佐藤公哉 92 1 Lap yokohama 26
15 25 HOPPY team TSUCHIYA / HOPPY Schatz GR Supra GT 松井孝允 / 洞地遼大 92 1 Lap yokohama 4
16 20 SHADE RACING / シェイドレーシング RC F GT3 平中克幸 / 清水英志郎 92 1 Lap michelin
17 4 GOODSMILE RACING & TeamUKYO / グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝 / 片岡龍也 92 1 Lap yokohama 60
18 87 JLOC / OPEN HOUSE Lamborghini GT3 元嶋佑弥 / 松浦孝亮 92 1 Lap yokohama 28
19 30 apr / apr GR86 GT 永井宏明 / 平良響 92 1 Lap yokohama 8
20 777 D’station Racing / D’station Vantage GT3 藤井誠暢 / チャーリー・ファグ 91 2 Laps dunlop 96
21 9 PACIFIC RACING TEAM / PACIFIC ウマ娘 NAC BMW 冨林勇佑 / 藤原優汰 91 2 Laps michelin 60
22 22 R’Qs MOTOR SPORTS / アールキューズ AMG GT3 加納政樹 / 和田久 91 2 Laps yokohama
23 11 GAINER / GAINER TANAX Z 富田竜一郎 / 大木一輝 86 7 Laps dunlop 38
24 60 LM corsa / Syntium LMcorsa LC500 GT 吉本大樹 / 河野駿佑 84 9 Laps dunlop 80
25 48 NILZZ Racing / 健康ケーズフロンティアWMニルズGT-R 藤原大暉 / ジェームス・プル 76 17 Laps yokohama 2
— 52 埼玉Green Brave / Green Brave GR Supra GT 吉田広樹 / 野中誠太 46 47 Laps bridgestone 80
— 31 apr / apr LC500h GT 小高一斗 / 小山美姫 20 73 Laps bridgestone 80
— 666 seven x seven Racing / seven x seven PORSCHE GT3R EVO スヴェン・ミューラー / 渡会太一 — yokohama 84
— 88 JLOC / VENTENY Lamborghini GT3 小暮卓史 / ダニール・クビアト — yokohama 56
Weather: Sunny / Track: Dry
改定理由:CarNo.88のペナルティ追加 / CarNo.666のペナルティ変更
Fastest Lap : CarNo.52 Seita Nonaka Green Brave GR Supra GT / TOYOTA GR Supra 1’46.140 (2 / 46) 158.530 km/h
Start Time : 13:16’33 Finish Time : 16:18’10
SC導入時刻 SC①:13:55’33(23Laps)〜14:10’12(28Laps) SC②:14:47’49(49Laps)〜15:03’55(55Laps)
FCY導入時刻 FCY①:14:47’03(49Laps)〜(SC②導入に移行) FCY②:15:43’45(78Laps)〜15:44’54(78Laps)
Black and White flag
CarNo.18 Takashi Kobayashi [「CarNo.12に対する危険なドライブ行為」](14:18)
*1 CarNo.31 罰金100,000円[SpR.25-6「走行中のタイヤ脱落」](14:11)
*2 CarNo.11 Kazuki Oki ペナルティストップ60秒[SpR.付則-3 16「SC中(ピットレーンオープン前)のピットイン」](15:03)
*3 CarNo.87 Yuya Motojima ペナルティストップ60秒[SpR.付則-3 16.2「SC中(ピットレーンオープン前)のピットイン」](15:15)
*4 CarNo.25 ドライブスルー[SpR.27-1.3「ピット作業遵守事項違反(タイヤ交換中の燃料給油)」](15:45)
*5 CarNo.9 Rintaro Kubo ドライブスルー[SpR.付則-4 2.2「FCY中の減速違反」](15:57)
*6 CarNo.88 競技結果に対して100秒加算[SpR.付則-3 16.2「SC中のピットインに伴うドライバー交代」](16:21)
  CarNo.88 失格[SpR.38-7.とGTAブルテン No.061-S「義務ピットインの不足」](10/23 11:30)
*7 CarNo.777 Tomonobu Fujii 競技結果より2周減算[SpR.13-1.a.「危険なドライブ行為(CarNo.7に追突)」](16:52)
*8 CarNo.666 失格[SpR.38-7.とGTAブルテン No.061-S「義務ピットインの不足」](10/23 11:30)
*9 CarNo.6 Niklas Krutten 競技結果より1周減算[SpR.35「ドライバーの最大運転時間の超過」](17:22)
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