プジョー「RCZ」が復活!? デザインや技術の方向性を示すコンセプトクーペがパリモーターショー2026でデビュー【新車ニュース】 | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.10.15

プジョー「RCZ」が復活!? デザインや技術の方向性を示すコンセプトクーペがパリモーターショー2026でデビュー【新車ニュース】

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

ステランティスは10月12日に開幕したパリモーターショー2026において、プジョーの電動クーペコンセプト「RCZビジョン」を公開した。

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

文=細田 靖

写真=プジョー

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「RCZ」の後継を担うスポーツクーペの未来像

RCZビジョンは、2009年に発表され2015年まで販売された2ドア4シータークーペ「RCZ」の後継を担うスポーツクーペの未来像を示すもの。運転の楽しさや興奮、そしてフランス車らしい粋をイノベーション戦略の柱に据えたプジョーのブランドマニフェストを形にしたものだ。

デザイン言語「フェライン・フューチャー(直訳:猫の未来)」により、RCZビジョンでプジョーはブランドのDNAを究極の形で表現すると同時に、エレガンス、シンプルさ、そして感情に満ちた未来的なビジョンを伝えている。

プジョーのアラン・ファヴェイCEOはこのように述べている。

「プジョーRCZビジョンは、未来を見据え、究極のドライビングプレジャーを提供することに特化したクルマとして、私たちのビジョンを提示するものです。感情を核としたこのマニフェストは、プジョーの大胆さを体現し、デザインとテクノロジーがシームレスに融合することで、本能的で洗練された、そして非常に魅力的な体験を生み出すことができることを示しています」

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

デザイン言語「フェライン・フューチャー」は自由、勇気、優雅さ、内なる力、そして本能という5つの原則によって定義されている。
・自由:デザイナーたちに既成概念にとらわれない発想を促す。
・勇気:大胆かつ妥協のない選択を促す。
・優雅さ:シンプルさと正確さから生まれる。
・内なる力:この車の力強くも落ち着いた存在感を通して表現されている。
・本能:車、ドライバー、そして路面との間に、即座に感覚的な繋がりを生み出す。

これら5つの原則が一体となって、プジョーRCZビジョンによって発表されたプジョーの新しいデザインビジョンが形作られた。

RCZビジョンの猫のような佇まいは、攻撃性を感じさせない内なる力と目に見えるパワーを表現。まさにライオンの本能だ。獲物に飛びかかろうと少し前傾姿勢をとる、猫のような存在感を放つ。

ボディの前後にはいずれも力強いショルダーラインが走り、サイドラインは深く彫り込まれているが、全体のフォルムは柔らかく丸みを帯びている。スリムで透明なキャビン(まさにガラスの泡のような空間)と、幅広く彫刻的なボディとのコントラストは、路上での猫のような佇まいを際立たせる。

新しいプジョーライトシグネチャーは、プジョーの象徴である3本の爪がスワイプするようなデザインを再解釈。超スリムで水平に配置されたこれらのライトは、現代的で高度なテクノロジーを感じさせるジェスチャーで、車に独特の存在感とカリスマ性を与えた。

フロントには3本の水平なライトクローの上に、ライオンの視線を象徴する超小型の薄型LEDヘッドランプを配置。イルミネーション付きエンブレム、バンパー全体に施されたマイクロパーフォレーション加工の「RCZ」グラフィック、そしてマイクロ彫刻された「RCZ」モチーフで構成されたグリルを備えた大型エアインテークなど、大胆なデザインによって存在感を引き立たせている。

リヤには水平配置された3本の爪状のパーツがすべての照明機能を内蔵し、完全に一体化したデザインを実現。流麗な美しさを損なうものはない。アクティブスポイラーは初代RCZと同様に、停車時には見えず、走行時のみ展開して空力性能を最適化する。

「バブルルーフ」と壮観なコックピットアーチも初代RCZへのオマージュ。RCZビジョンでプジョーはガラスバブルのコンセプトをさらに発展させ、ボンネットから車両後部まで伸びるとともに、象徴的なダブルバブルプロファイルを強調し、後部座席のスペースを最適化した。アーチは現代的に再解釈され、よりスリムで浮いているように見えるデザインは、視覚的な軽やかさをもたらしている。

ホイールにおいて、プジョーはスポーツカーの基本要素のひとつである軽量化に立ち返った。フロント21インチ、リヤ22インチの鍛造アルミホイールは、プジョーの長年のシグネチャーである放射状スポークデザインを採用し、使用素材を最小限に抑えることで極めて洗練された仕上がりを実現。リム周りの小さな三角形のディテールは初代RCZの象徴的なホイールを彷彿とさせるもので、目の肥えたファンならきっとその美しさに気づくはずだ。

次世代版「i-Cockpit」の中核を担う「ハイパースクエア」ステアリング

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

キャビンは未来のプジョーフラッグシップモデルがどのようなものになるかを視覚的に表現したもの。明るく心地よい空間をイメージしてデザインされ、シンプルさのなかにエレガンスを、そして高度なテクノロジーを駆使し、温かみのある雰囲気を醸し出す。テクノロジーはシームレスかつさりげなく統合され、乗員の快適性を重視した、親しみやすく落ち着いた雰囲気を漂わせる。

ダッシュボードは、搭載される技術部品に合わせて可能な限りコンパクトに設計。無駄な容積を一切排除することで、室内空間を最適化している。このアプローチは極限まで追求されており、エアベントは可動式で、使用しないときはダッシュボード内に収納できる。

エレガントなフローティングセンターコンソールには、ドライビングモード、空調コントローラーなど、複数の物理的な操作系がアルミニウムから削り出され、曇りガラスの表面に配置されており、洗練されたデザインと実用性を兼ね備えた。

シートはグランドツーリングの雰囲気を醸し出し、卓越した快適性とサポートを提供。左右非対称の構造により、車両中央部へのサポートが強化され、横方向のサポートを最適化するとともに、フローティング式のセンターディスプレイを保護。シートバックには開口部が設けられており、乗員の快適性を損なうことなく軽量化を実現した。後席は大人2名が快適に過ごすことができ、シートバックを倒せば荷室スペースを拡大できる。

キャビン内はアルカンターラと革新的なリサイクルレザーでトリミングされた明るいライトブルーのカラーリングで、開放感をさらに高めている。温もりのある素材と、テクノロジーを駆使した削り出しアルミニウム部品との触感のコントラストが、RCZビジョンのインテリアが伝える雰囲気に貢献している。

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョー「i-Cockpit」の次世代版を搭載しているのも見どころだ。スクリーンの面積あるいは数を増やすトレンドのなか、プジョーは「量より質」を選んだ。

約15年にわたり、プジョーの「i-Cockpit」はプジョーのドライビングプレジャーの重要な要素であり続けてきた。独自の人間工学に基づいた設計と最先端技術の融合により、ドライバーに比類のなきドライビング体験を提供。RCZビジョンはこの哲学を忠実に受け継ぎながら、未来のドライビング体験を予感させる新たな章を切り開く。

次世代版「i-Cockpit」の中核を担うのが「ハイパースクエア」と呼ぶタブレット型のステアリングホイール。これは透明なマイクロLEDディスプレイを組み合わせたもので、ドライバーに必要なすべての情報を視界内に、邪魔にならない形で、かつてないレベルのパーソナライゼーションで直接表示する。

独自の人間工学に基づいた設計により、ドライバーは運転に完全に集中できる。4つのリング状のコントロールパネルから主要な機能に指先でアクセスできるため、ドライバーはステアリングから手を離す必要がない。

このハイパースクエアに、上部のドライバーディスプレイと、インフォテイメントとナビゲーションにアクセスできるフローティングセンターディスプレイを組み合わせ、次世代の「i-Cockpit」を構成する。なお、この次世代「i-Cockpit」は次期型E-208に搭載される予定だ。

次世代プラットフォームに全個体電池と1000V技術を組み合わせる

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

プジョーRCZビジョン|Peugeot RCZ Vision

RCZビジョンには、未来のプジョーモデルのために設計された技術革新を導入している。次世代モジュラープラットフォームである「STLA One」をベースとしたアーキテクチャーをベースに、ファクトリアル・エナジー社と共同開発した全個体電池と1000Vの電気アーキテクチャを組み合わせることで、高性能かつ効率的な電動モビリティというプジョーのビジョンを体現。最高出力500ps、最大航続距離600km、エネルギー消費量わずか11.5kWh/100km(115Wh/km)を実現し、ドライビングプレジャーにも一切妥協していない。

ステアリングやブレーキには100%電子制御の「バイ・ワイヤ」を採用し、革新的なドライビング体験を実現する。ステア・バイ・ワイヤは車速に応じてギヤ比を自動調整。ステアリングホイールのロック・トゥ・ロックは従来の3回転から1回転弱に短縮。高速走行時には、最適な滑らかさと安定性を確保するためにステアリングギヤ比が低減される。

ブレーキ・バイ・ワイヤはペダルとブレーキ間の油圧接続を電子制御に置き換えることで、より精密なブレーキ制御と回生ブレーキのシームレスな統合を実現。エネルギー効率の向上とドライビングプレジャーの強化に貢献する。

動画=プジョー公式YouTubeチャンネルより

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