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最終更新日:2018.08.31 公開日:2018.08.31

富士スピードウェイ「モータースポーツビレッジ」が2021年に誕生予定。スマートICでアクセスも便利に。

富士スピードウェイに隣接する複合施設のイメージ

 トヨタグループの東和不動産は8月27日、富士スピードウェイがある静岡県の小山町と「小山パーキングエリア(PA)周辺地区土地利用事業」の事業協力者に選定され、同町と開発基本協定を締結したと発表した。

 小山PAは、2020年度の開通を予定している新東名高速道路の区間に建設される予定のPAだ。小山町ではこのPAへのスマートIC(予定図上)設置に向けて関係機関と協議を重ねている。このスマートICが設置されれば、富士スピードウェイへは東京から1時間程度、名古屋から2時間半程度になると見られている。

 今回締結された土地利用事業では、富士スピードウェイ周辺の開発も見込まれている。栃木県のツインリンクもてぎや三重県の鈴鹿サーキットなどの大型のサーキットには、遊園地やホテルなど付随する施設が充実している。一方で富士スピードウェイにはこうした施設がなく、かねてから施設の拡充を求める声も多かった。スマートICからの流入が増えると見込まれるなか、その受け皿となる施設の建設は急務だ。東和不動産では、不動産開発を核としたモータースポーツの魅力発信をしていくとし、「モータースポーツビレッジ(仮称)計画」を進める意向だ。

 この計画では、スマートICの出口近傍から入ることができる複合施設を建設する。複合施設は自動車メーカーやモータースポーツ国内プロチームのガレージ、アマチュア用のガレージ、ホテルやカフェ・レストランなどを予定。他の大型サーキットとは一線を画す、モビリティ・モータースポーツ特化型の複合施設になる見込みだ。

 なお同社では、具体的な開発については今後、小山町と協議の上開発を進めるとしている。

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