日産ブランドで売ればシエンタ最強のライバルに? 世界最小級、ルノーの7シーターMPV「トライバー」に注目!【日本未発売のクルマたち#️21】 | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.10.20

日産ブランドで売ればシエンタ最強のライバルに? 世界最小級、ルノーの7シーターMPV「トライバー」に注目!【日本未発売のクルマたち#️21】

ルノー・トライバー|Renault Triber

日本ではほぼ見かけない(正規販売されていない)クルマを取り上げる連載企画「日本未発売のクルマたち」。今回はルノーがインドを中心に新興国市場に導入している7人乗り小型MPV「トライバー」をご紹介。

ルノー・トライバー|Renault Triber

文=細田 靖

写真=ルノー

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全長4m未満のボディは3列7人乗りモデルとして世界最小級

「Triber(トライバー)」は2019年6月に発表された3列7人乗りの小型MPV(マルチ・パーパス・ビークル)。コンパクトボディだけど多人数で乗りたいという、インドのユーザーに多いニーズに応えるべく生み出された。

トライバーはフランスとインドのチームが協力して、インド向けに設計・開発され、インドのチェンナイ工場で生産。インドのほか、南アフリカやインドネシアといった新興国で主に販売されている。車名は英語で仲間やグループという意味を持つ「tribe(トライブ)」に由来する。

ルノー・日産・三菱のアライアンスによって開発された小型車向けの「CMF-A+」プラットフォームが用いられたボディのサイズは、全長3985×全幅1734×全高1643mmで、ホイールベースは2636mmと実にコンパクトだ。

ルノー・トライバー|Renault Triber

ルノー・トライバー|Renault Triber

現在、日本で新車販売されている3列7人乗り最小ボディの持ち主はトヨタ「シエンタ」。そのボディサイズは全長4260×全幅1695×全高1695mmで、ホイールベースは2750mm。寸法表記が日本では5mm単位となることを考慮しても、トライバーはシエンタより全幅が少しワイドな一方、全長、全高、ホイールベースはいずれも小さく、とくに全長は270mm以上も短い。

ちなみに、今年7月に上陸したシトロエンの新型「C3エアクロス」も、3列7人乗りキャビンを備えたコンパクトモデルとして話題だ。とはいえサイズは全長4410×全幅1790×全高1660mm、ホイールベースは2670mmと、いずれの寸法もトライバーより大きい。3列7人乗りモデルとして、トライバーは世界最小級なのだ。

2025年7月にはマイナーチェンジモデルを発表。快適性を高める機能を強化したほか、フロントフェイスを中心によりモダンなデザイン言語によって、洗練性を高めている。

3列目シートは左右個別に取り外し可能。荷室容量は最大1065L

ルノー・トライバー|Renault Triber

ルノー・トライバー|Renault Triber

エクステリアデザインは力強い走りを想起させる洗練された雰囲気。タフなイメージのフロントバンパーや、U字型にプレスラインが入ったボンネット、両端のヘッドライトに続くラインによってワイド感を強調するフロントグリルなどによって、表情豊かなフロントフェイスを実現している。

サイドには、リヤに向かってなだらかに上昇するキャラクターラインによってリヤフェンダーの張り出し感を強調し、安定感を漂わせる。リヤビューは鷲のくちばしをモチーフにした横基調のテールライトが特徴的だ。

ルーフは3列目シートの居住性や快適性を高めるため、後部を高く設定。ルーフライニングにはエアコンルーバーが組み込まれている。上位グレードに標準装備されるルーフレールの耐荷重は50kgだ。

ルノー・トライバー|Renault Triber

ルノー・トライバー|Renault Triber

インテリアでは2トーンカラーのインパネが採用され、中央に8インチのフローティングタッチディスプレイを配置。ステアリングホイール前方には、7インチのTFTデジタルクラスター(最上位グレード)が備わる。

キャビンは2-3-2レイアウト。6:4分割可倒式の2列目シートはスライド&リクライニング、シートバックの前倒しが可能。5:5分割可倒式の3列目シートはシートバックの前倒しのほか、左右個別にシートを取り外すことができる。

荷室容量は7人乗車時で84L、3列目シートを取り外した5人乗り状態では625Lを確保。3列目シートを取り外し、さらに2列目シートバックを倒した最大時は1065Lに拡げられる。なお、2、3列目シートバックはいずれもワンタッチでフラットに折りたためる。

収納力も良好で、上下2カ所のグローブボックスやドアポケットのほか、保冷機能付きのセンターコンソールボックスが備わる。

装備面ではアンビエントライトやワイヤレスチャージャー、「TRIBER」の文字が足元を照らすウェルカムランプなどが採用されている。

72psの1.0L直3のほか、100psの1.0L直3ターボを設定

ルノー・トライバー|Renault Triber

ルノー・トライバー|Renault Triber

エンジンは最高出力53kW(72ps)、最大トルク96Nm(9.8kgf-m)を発する自然吸気式1.0リッター直列3気筒。トランスミッションは5速MTのほか、最上位グレードでは「Easy-R AMT」と呼ぶ2ペダルの5速自動MTも選べる。駆動方式はFFだ。

そして今年9月には、100ps/180Nmを発揮する1.0リッター直列3気筒ターボエンジン仕様を新たに設定。5速MTを組み合わせ、0-100km/h加速は11秒未満で、複合モード燃費は21km/Lと発表された。

運転支援機能としてはヒルスタートアシストや、クルーズコントロール(5速MT車のみ)、前後パーキングセンサー、雨滴感知式ワイパーなどが採用されている。

インド仕様のトリムグレードは「オーセンティック」「エボリューション」「テクノ」「エモーション」の4つで、最上級のエモーションにのみ5速自動MT車を設定する。1.0Lターボエンジンが選べるのはエントリー版の「オーセンティック」を除く3グレード。同国での販売価格は58万875ルピー〜89万9900ルピー(邦貨換算約95万1000円〜147万3000円)だ。

SPECIFICATIONS
ルノー・トライバー|Renault Triber
ボディサイズ:全長3985×全幅1734×全高1643mm
ホイールベース:2636mm
最低地上高:182mm
乗車定員:7人
荷室容量:84〜1065L
総排気量:999cc
エンジン:直列3気筒[直列3気筒ターボ]
最高出力:53kW(72ps)[73.6kW(100ps)]
最大トルク:96Nm(9.8kgf-m)[180Nm(18.4kgf-m)]
トランスミッション:5速MT/5速自動MT[5速MT]
駆動方式:FF
※諸元はインド仕様。[ ]内は1.0Lターボ車

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