新型レンジローバーが登場! 初のBEVモデルはラグジュアリーSUVの常識を変えるか?【新車ニュース】
ジャガーランドローバー(JLR)は9月2日、レンジローバー初のBEVモデル「レンジローバー エレクトリック」を発表した。1970年以来、レンジローバーの拠点となっている英国ソリハル工場で生産される。英国での販売価格は10万7530ポンド(邦貨換算約2263万円)から。
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新型レンジローバーは初のBEVで登場!
レンジローバー エレクトリックは、レンジローバー史上最も静粛性が高く、余裕のある走りと優れたレスポンス、圧倒的なトルクを兼ね備えており、比類なきデザインと卓越した洗練性、そして息をのむようなモダニティを融合させている。
搭載されるのは260kW(354ps)を発する永久磁石式電気モーター2基と、800Vシステムを採用した118.5kWhバッテリー。システム総合で最高出力405kW(550ps)、最大トルク850Nm(86.7kgf-m)を発揮し、4.45秒の0-100km/h加速を実現。一充電航続距離はWLTPモードで最大599kmに達する。
バッテリーは最大出力350kWのDC急速充電器を使用した場合、残量10%から80%までを約22分で充電でき、さらにわずか10分間で220km分の航続距離を充電することができる(WLTPモード)。
レンジローバー エレクトリック|Range Rover Electric
レンジローバーを担当するマネージングディレクター、マーティン・リンパート氏はこのように紹介する。
「レンジローバー エレクトリックは、10年にわたる綿密なエンジニアリングと技術開発の結晶であり、『ラグジュアリーSUVのパイオニア』として新たなベンチマークを打ち立てるモデルです。電気推進システムとレンジローバーの極めて高い洗練性が完璧に調和し、乗員にこれまで以上の安らぎと静謐で自分だけの聖域のような空間をもたらします。
同時に、パワフルかつフレキシブルな電動パワートレインと先進のシャシー技術の組み合わせにより、レンジローバーならではの幅広い走破能力は一切妥協していません。レンジローバー エレクトリックは、史上最も完成度の高い『レンジローバー』を目指し、当初の計画をさらに上回る徹底したテストおよび開発プログラムを実施しました」
EVであることよりレンジローバーであることが第一
レンジローバー エレクトリック|Range Rover Electric
レンジローバー エレクトリックは、新技術の搭載によってあらゆる環境下で精密な制御を可能にした。
「IDD(インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス)」は、トラクションの喪失を防ぐために後輪へのトルク配分を100%から0%まで調整。そして「ITM(インテグレーテッド・トラクション・マネージメント)」はモーター回転数を、0.05秒以内で制御し、内燃機関搭載車と比べて最大100倍速くスリップを管理できる。これは、最大渡河水深900mmをはじめとするレンジローバーの誇るオールテレイン走破能力を一切損なうことなく発揮される。
ITMはまた、新しいシングルペダル・モードと連動して機能し、制御。上級者向けスキーコースに匹敵する最大33度の急勾配でもスムーズかつ容易に発進できるほか、最大45度の勾配をローリングしながら登り切ることができる。
エクステリアは、「EVであることよりレンジローバーであることが第一」という理念に基づき、レンジローバーのデザインを継承したうえで、高速道路での航続距離を最大化するために空力特性を最適化したグリルやホイール、専用設計のアンダーボディが採用された。
オーナーは「レンジローバー・アプリ」を通じてレンジローバー エレクトリックと常につながることができる。手元のデバイスで、車内の空気清浄機能やステアリングホイールヒーターを起動させたり、車両の施錠状態や現在位置、さらにはバッテリーの充電状況や予測航続距離の確認も可能だ。また、このアプリには、自宅などで車両を充電ケーブルとつなぎ駐車している際に、充電時間帯を選択・予約できる機能もあり、変動する電気料金の割安な時間帯を有効活用できる。
地球38周分に相当する150万kmを超える入念な走行テストを実施
レンジローバー エレクトリック|Range Rover Electric
開発陣はレンジローバーならではのドライビングエクスペリエンスを確実に提供するため、世界中で徹底的なバーチャルおよびフィジカル環境でのテストと開発を実施してきた。
スウェーデンのアリエプローグでの-40°Cの極寒環境下やドバイの灼熱の砂漠地帯、そして英国イーストナー・キャッスルにあるJLR独自施設でテストを重ねたその走行距離は地球38周分に相当する150万kmを超え、25万時間を超えるバーチャルテストを完了している。
革新的な航続距離予測機能や、航続距離や充電速度、バッテリー寿命、極端な気温下でのパフォーマンスを最適化する先進の熱管理システム「ThermAssist」を採用することで、航続距離は最大40km延び、暖房エネルギーの消費量も40%削減し、EVとしてのポテンシャルを最大限に引き出している。レンジローバー エレクトリックに関連する特許出願数は300件を超え、これはレンジローバーブランドの単一モデルとしては過去最多となる。
バッテリーの安全性と品質を最大限に高めるため、JLRの新しいバッテリー試験研究所では、実際に利用しているバッテリーを対象に、-40°Cから+90°Cといった過酷な環境下で、多軸振動および衝撃テストを実施。これに加え、高強度アルミニウム製エンクロージャーを採用し、強い衝撃や激しい振動に対する耐久性を備えた。その高度な安全性能は業界基準を上回るレベルを実現している。
そして整備性とメンテナンス性を高めるため、すべてのレンジローバー エレクトリックにバッテリー・デジタル・ツインを搭載しており、900項目を超える診断データをJLRのSOTA(Software Over The Air)機能と連携させることで、顧客の車両をプロアクティブにメンテナンスすることが可能だ。なお、パワートレインには8年間または10万マイル(約16万km)の保証を付帯する。
SPECIFICATIONS
レンジローバーEV550 118.5kWhエレクトリック|Range Rover EV550 118.5kWh Electric
ボディサイズ:全長5052×全幅2047×全高1868mm
ホイールベース:2997mm
最低地上高:201mm(標準モード)/262mm(オフロードモード)
最大渡河水深:900mm
乗車定員:5人
車両重量:2735kg
モーター:260kW(353ps)×2基
システム最高出力:405kW(550ps)
システス最大トルク:850Nm(86.7kgf-m)
駆動方式:4WD
バッテリー容量:118.5kWh
WLTPモード一充電航続距離:最大599km
0-100km/h加速:4.45秒
最高速度:200km/h
※諸元は標準ホイールベースの英国仕様




