【TAS17続報】数千万円のスーパーカーを大改造! リバティ・ウォーク
初日13日に会場で発表された、フェラーリ「488 GTB」をベースにした改造車「LB★WORKS 488」。488 GTBの正規輸入代理店価格は、3070万円(税込)。改造用ボディキットに関する価格はまだ発表されていないが、他のクルマのものを参考にすると、おそらく300~400万円。
15日まで開催されていた東京オートサロン2017(幕張メッセ)。編集部オススメのカスタムカー・チューニングカーや、会場で発表された最新モデルなどの情報を引き続きお届けする。
カスタマイズではなく改造!
「リバティ・ウォーク」(リバティ・ワークス、リバティ・パフォーマンスなど)グループはクルマのカスタマイズや、カスタマイズパーツの販売を手がける愛知の企業だ。ただし、そのカスタマイズはとても特徴的で、昭和の暴走族テイストすらどことなく感じられる。そのため、同社もカスタマイズではなく、「改造」と公言している。
そして、そんな改造をなんと、数千万円のスーパーカーで平気に行ってしまうのが同グループ最大の特徴! そのスタイルは「日本人はここまでやるのか」と、世界のカスタマイズカーファンにも注目され、海外からも注文が入っているという。
今回も、車両価格が数千万円もするランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンなどに改造を施し、来場者の目を引いていた。
「LB★WORKS AVENTADOR」。ランボルギーニ「アヴェンタドール」をベースにした1台。独自デザインのエアロキットなどが各所に追加されている。アヴェンタドールの車両本体価格は、「LP700-4」(7速セミAT仕様)が税込4317万3000円。ボディキットのタイプ1のCFRP(カーボン複合素材)製の価格は、371万1800円(税込)。
フェラーリ「488 GTB」を大改造!
そして、初日の13日に発表されたのが、冒頭で掲載したフェラーリ「488 GTB」をベースにした1台「LB★WORKS 488」。非常に完成度が高く、フェラーリオリジナルのオプションパーツといっても通用してしまいそうなほど。
改造のポイントは、LB★WORKS 488ではあまり目立たないようにしてあるのだが、「リベット止め」をあえて行っていること。数千万円のボディを惜しげもなく切り刻み、そしてリバティ・ウォークらしいデザインの独自のパーツをリベット止めしているのである。
フェラーリをリベット止め! その発想がすごすぎる。
より強烈な個性を与えられたスーパーカーたち!!
それでは、リバティ・ウォークの改造されたスーパーカーたちの数々をご覧いただきたい。
ボディキットの新作「Mclaren 650S LB☆WORKS」によって改造された1台。650Sの車両価格は、クーペで3200万円(税込)。ボディキットの価格は、CFRP+ドライカーボン製ウィングの最高級仕様で、425万6000円(税込)。
フェラーリ「F430」を改造した「LB★WORKS Ferrari F430」。F430は生産が終了しているので、中古車価格で1200~2500万円ほど。ボディキットの価格は、ver.1のCFRP+ドライカーボン製ウィングセットが、291万6000円(税込)。この角度から見ると、フロントタイヤのネガティブキャンバーセッティングがよくわかる。
ランボルギーニ「ウラカン」を改造した「LB★WORKS HURACAN」。ウラカンの車両価格は2535万840円(税込)。キットの価格は、ver.1のCFRPの場合、276万4000円となっている。
日産「フェアレディZ」の最初期の「S30/S31型」ベースの1台。もちろん、旧車を含めて国産車も改造可能。
2017年1月16日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)