1050馬力はハンパない! フェラーリ・エンジンサウンドが降り注ぐ、849テスタロッサ スパイダーに試乗。 | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.07.29

1050馬力はハンパない! フェラーリ・エンジンサウンドが降り注ぐ、849テスタロッサ スパイダーに試乗。

1050馬力を誇るフェラーリの最新プラグインハイブリッド、「849テスタロッサ スパイダー」に試乗した。走りはもちろん、官能的なエキゾーストサウンドにくわえ、往年のフェラーリを思わせるデザインも大きな魅力だ。九島辰也がスペインはテネリフェ島からリポートする。

文=九島辰也

写真=フェラーリ

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最新のフェラーリ、849テスタロッサ スパイダー

泣く子も黙るフェラーリ。クルマ好きの方なら、「夢のクルマ」の上位に位置するであろうブランドだ。しかもコロナ禍でその価値は高まり、新車価格はアップ、中古車も高い値段で取引される。正直、夢はさらに遠のいた。

とはいえ、我が日本はフェラーリが売れている世界で2番目の国。確かに東京・港区あたりの出没率はかなり高い。週末の六本木はちょっとしたモーターショー状態になりかねない。

それはともかく、先日フェラーリの最新モデル、849テスタロッサ スパイダーを試乗したので、その内容をお知らせしよう。場所はスペイン領のカナリア諸島、テネリフェのリゾートホテルだ。そこを起点に島内を駆け巡るメディア向け国際試乗会が行われた。

1050馬力は、ハンパない

フェラーリ849テスタロッサ スパイダー|Ferrari 849 Testarossa Spider

フェラーリ849テスタロッサ スパイダーは、昨年9月にワールドプレミアされた。テスタロッサの名前を復活させたクーペの屋根開き版で、ようやくデリバリーが開始されたようだ。フェラーリの場合、一台一台オーダーメイドのようなものだから、納車までは通常のクルマよりも時間がかかる。

それにフェラーリには「テーラーメイド」と呼ばれる、顧客のさまざまなオーダーに対応できるパーソナライゼーションプログラムがある。それを踏まえても、特にスパイダーは外から見える部分が多いから、魅せる目的を加味すると日数がかかりそうだ。レザーシートやステッチのカラーにこだわるカスタマーは多いと聞く。

フェラーリ849テスタロッサ スパイダー|Ferrari 849 Testarossa Spider

さて、フェラーリ849テスタロッサ スパイダーだが、このクルマの特徴は、フェラーリでも珍しいプラグインハイブリッドであることだ。パワーソースは、4リッターV8ツインターボエンジンと3基のモーター、高出力リチウムイオンバッテリーで構成される。システム総合出力は1050馬力というから驚かされる。0-100km/h加速は2.3秒、最高速度は330km/hに到達する。

なので、実際に走らせると、これがとんでもなく速い。もちろんサーキットとは違う公道試乗なので、その全容を知ることはできなかったが、懐の深さは感じ取れた。スタートダッシュの俊敏さや、中間域での加速は想像以上だ。身体はいとも簡単にシートに押し付けられる。1050馬力はハンパない。

そして次にドライバーのハートを射るのはハンドリング。ロー&ワイドのボディはステアリング操作で簡単に向きを変える。まるでカートのようだ。というか、それこそフォーミュラマシン的かもしれない。ステアリングとアクセル操作で自在に操れるのがフェラーリの真骨頂である。

フェラーリサウンドは最高のBGM

フェラーリ849テスタロッサ スパイダー|Ferrari 849 Testarossa Spider

では、肝心のスパイダーの特徴はどうかというと、その醍醐味はエキゾーストサウンドに尽きる。屋根がないことで、走行中のドライバーズシートは、官能的なフェラーリサウンドを楽しむ特等席と化すのだ。

パドルシフトを使ってもよし、マネッティーノ(ドライブモード)をRACEにしてアクセルを踏み続けてもよし。いつまでもサウンドはついてくる。が、このクルマはハイブリッドであることを忘れてはならない。eマネッティーノをeDriveにすればEV走行となり、エンジンは停止する。なので、こちらは早朝のゴルフに使うといいだろう。EVモードの最大走行距離は25kmである。

フェラーリ849テスタロッサ スパイダー|Ferrari 849 Testarossa Spider

なんて感じでリゾートアイランドを走り回ったが、到着してクルマを降りてから、もうひとつの特徴をあらためて感じた。それは、849テスタロッサ スパイダーのデザインだ。1970年代風のツインテールと、80年代を意識した、今にもリトラクタブルしそうなヘッドライト周りは実に個性的。

まさにモダンクラシックを具現化している。インハウスのフェラーリ・スタイルセンターのなせる技だろう。フェラーリは2027年で80周年を迎える。それを鑑みると、ヘリテージモデルをオマージュするには、ちょうどいいタイミングかもしれない。

ちなみに、849テスタロッサ スパイダーの名前の由来は、8気筒エンジンの「8」と、1気筒あたり499ccの「49」を指している。テスタロッサは「赤い頭」を意味し、シリンダーヘッドを覆う赤いカバーのことだ。知ってしまうとどうってことないが、フェラーリが名付けると趣深く感じるから不思議である。

フェラーリ849テスタロッサ スパイダー|Ferrari 849 Testarossa Spider

SPECIFICATIONS
フェラーリ849テスタロッサ スパイダー|Ferrari 849 Testarossa Spider
ボディサイズ:全長4718×全幅1999×全高1186mm
ホイールベース:2650mm
乗車定員:2人
荷室容量:74L
車両重量:1660kg(乾燥重量)
総排気量:3990cc
エンジン:V型8気筒ツインターボ
最高出力:611kW(830ps)/7500rpm
最大トルク:842Nm(85.9kgf-m)/6500rpm
モーター最高出力:162kW(220ps)※3基合計
システム最高出力:772kW(1050ps)
トランスミッション:8速DCT
駆動方式:4WD
バッテリー容量:7.45kWh
EVモード走行距離:25km
0-100km/h加速:2.3秒以下
0-200km/h加速:6.5秒
最高速度:330km/h以上

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