中央道~圏央道~国道16号の新ルート!「津久井広域道路」はどこまでできた? 県道513号につながる区間で整備中【いま気になる道路計画】
国道16号から圏央道・相模原ICを経由し、中央道へとつながる「津久井広域道路」の整備が進んでいる。現在は県道513号までの延伸に向けて工事が進められている。この道路の概要や開通によるメリット、最新の整備状況を見ていこう。
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中央道~圏央道~国道16号を結ぶ「津久井広域道路」
圏央道相模原ICを中心としてバイパス整備される「津久井相模原連絡道路」。
津久井広域道路は、相模原市の橋本五差路付近から津久井地域を経て、中央道の相模湖IC付近へ至る、延長約20kmの幹線道路だ。東側では国道16号に接続し、途中で圏央道の相模原ICを経由。さらに西へ延伸して中央道につなぐことで、相模原市内と2つの高速道路を結ぶ計画となっている。
市の「第2次相模原市新道路整備計画」では、「津久井相模原連絡道路(津久井広域道路)」として、国道16号や国道20号、国道129号とともに、広域的な移動を支える主要幹線道路に位置づけられている。
現在は、西橋本4丁目交差点から県道65号(厚木愛川津久井)までが完成しており、圏央道 相模原ICへのアクセス道路として利用されている。
その先で整備が進められているのが、串川ひがし地域センター前から県道513号(鳥屋川尻)までの約1.0km区間だ。都市計画道路「城山津久井線」の一部に当たり、既存の道路をさらに西へ延伸する事業となる。
事業概要図によると、標準的な道路幅員は22m。中央分離帯を挟んだ片側2車線の計4車線とし、両側には幅3mの歩道を設ける計画だ。
県道513号から相模原ICへ。延伸でどう便利になる?
津久井広域道路の事業区間と道路断面を示す計画図
今回の延伸によって大きく変わるのは、県道513号から津久井広域道路へ直接出入りできるようになることだ。接続先付近の県道513号は、国道412号の長竹三叉路方面へ通じている。これにより、国道412号側から県道513号を経由し、津久井広域道路を使って相模原ICや橋本方面へ向かえるようになる。
この周辺では、以前から道路の狭さや渋滞が課題となっていた。2018年度の相模原市のまちづくり懇談会では、県道65号の根小屋橋付近について、大型車同士がすれ違う際に後退や停車が必要になることや、長竹三叉路の渋滞を避ける車が生活道路に入り込んでいることなどが報告されている。
今回の延伸は、既存の市道を経由している区間に、新たな幹線道路を整備するものだ。2025年4月27日時点の交差点案によると、接続部付近の既存市道は車道幅員が計5.5m。一方、新設する津久井広域道路は、標準で片側2車線の計4車線とし、両側に幅3mの歩道を設ける計画となっている。
これにより、県道513号から相模原IC方面へ向かう車両が新しい幹線道路を利用できるようになる。相模原市は、津久井広域道路の整備によって、圏央道へのアクセス向上や周辺道路の渋滞緩和を期待している。
ただし、今回の延伸でつながるのは県道513号まで。中央道 相模湖ICまで一気に開通するわけではなく、その先の相模湖方面については、別区間として整備を検討する段階にある。
25年度末の用地取得率は69%。東側から工事中!
串川ひがし地域センター付近の延伸整備区間①
相模原市が2026年5月に更新した公式ページによると、2025年度末時点の用地取得率は69%。2026年度は引き続き用地取得を進めるとともに、東側から工事に着手する予定だ。
道路の延伸に合わせて、両端の交差点も整備する。2025年4月27日時点の案では、東側の「(仮称)串川ひがし地域センター前交差点」は十字路とし、津久井広域道路側に右折レーンを設ける計画だ。
一方、西側の県道513号との接続部に設ける「(仮称)土沢交差点」は丁字路とし、手前で4車線から2車線に絞って県道へ接続する。信号機の設置位置などは警察との調整事項となっており、今後の協議によって計画が変更される可能性もある。
近隣住民が利用する生活道路についても調整が進められている。2026年1月15日付の市の資料では、富士塚付近の市道根小屋31号について、新たな横断道路によって南北の通行経路を確保したうえで、既存道路の横断部分を閉鎖する手順が示されている。また、バス停までの徒歩経路も検討されており、押しボタン式信号機の設置について、警察と協議・調整を進めるとしている。
では、その先の相模湖方面はどうなるのか。相模原市の「第2次相模原市新道路整備計画」では、「県道513号鳥屋川尻~国道412号」「国道412号~南岸バイパス(寸沢嵐)」「南岸バイパスの日連~寸沢嵐」の3区間を「次期検討箇所」に挙げている。次回の計画見直し時に整備候補として優先順位を判断する位置づけであり、今回の延伸区間に続いて着工することが決まっているわけではない。
津久井広域道路の次の節目は、県道513号までの延伸だ。津久井地域から相模原ICへ向かう新たな経路がいつ利用できるようになるのか。さらに、その先の相模湖方面への整備計画も含め、今後の動向に注目したい。
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