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クルマ最終更新日:2018.08.31 公開日:2018.08.31

「災害用伝言ダイヤル」の使い方!

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8月30日~9月5日は防災の日。「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」の体験利用が実施される。

 NTT東西は、8月30日から始まる防災週間に合わせて、例年実施されている「災害用伝言ダイヤル(171)」および「災害用伝言板(web171)」の体験利用期間を設定することを発表した。期間は8月30日(木)9時 ~ 9月5日(水)17時。ただし体験期間中、実際に災害が発生した場合は、体験利用を中止する場合もある。 

 「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」はそもそもどんなことができるのか、どうやって使うのか分からない方も多いのではないだろうか。この機会に、知っているようで知らない「災害用伝言ダイヤル」と「災害用伝言板」の使い方を確認しておこう。

「災害用伝言ダイヤル」と「災害用伝言板」の違いは?

 災害等が発生すると、家族や親戚、知人などの安否を確認するために、多くの人が一斉に電話やインターネットを使用するため、回線が混雑し繋がりにくくなる。そんな時に、スムーズに被災地の方の安否を確認するために設置されるのが「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」である。

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「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」の利用イメージ

 「災害用伝言ダイヤル」は、電話を使ってメッセージを録音・再生できるサービスで、被災地外にあるセンターに接続するため、災害時でも繋がりやすい。1つの伝言あたり30秒以内の音声を録音可能である。

 「災害用伝言板」は、インターネットを使って災害用伝言板のサイト上でメッセージを登録・確認できるサービスで、最大20件のメッセージを登録できる。

 どちらも「キーとなる電話番号」を家族や親戚と共有しておく必要があるので、災害が起こる前にどの電話番号をキーとするか決めておきたい。「キーとする電話番号」として設定できる番号は、固定電話(市外局番から始まる電話番号)、IP電話、携帯電話、PHSである。

 携帯電話やインターネットが普及した現在では、こういったサービスは軽視されがちだ。しかし、災害時に自分の携帯電話が壊れ、家族それぞれの携帯番号を覚えていない場合は家族と連絡が取れなくなってしまう。

 「キーとなる電話番号」を一つ決めておけば、万が一そういった場合でも、公衆電話などから伝言を発信し、お互いの安否や避難場所を確認することができる。

 NTT東日本広報室によると、昨年の防災週間中の「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」の体験利用数の合計は約29万件。東日本大震災のあった2011年の体験利用数の合計が約50万件だったことを考えると、防災に対する意識が薄れ始めていると言えるだろう。

 いつ起こるか分からない災害に備え、「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」をスムーズに利用するために、家族、親戚、知人などと「キーとなる電話番号」を共有して、防災週間の体験期間を有効に活用して欲しい。

「災害用伝言ダイヤル」の使い方

 録音方法

  1.「171」に電話をかける。
  2.ガイダンスに従って、「1」を入力する。
  (暗証番号を利用する録音は「3」)
  3.「キーとする電話番号」を入力する。(固定電話の場合は市外局番から)
  4.ガイダンスに従い「1」を入力する。
  5.録音する伝言を話し、最後に「9」を押す。

 再生方法

  1.「171」に電話をかける。
  2.ガイダンスに従って、「2」を入力する。
  (暗証番号を利用する再生は「4」)
  3.「キーとする電話番号」を入力する。
  (固定電話の場合は市外局番から)
  4.ガイダンスに従い「1」を入力する。伝言が再生される。
   繰り返し再生は「8」、次の伝言の再生は「9」を入力する。
   そのまま伝言を録音する場合は「3」を入力する。

 また、家族や親戚など以外に伝言を聞かれたくない場合は、暗証番号を入力してからメッセージを録音することもできる。その場合は、手順2番目で「3」または「4」を入力する。暗証番号を使用する場合は、あらかじめ暗証番号を共有しておこう。

 「災害用伝言板」の使い方

 登録方法

  1.「災害用伝言版」https://www.web171.jp/ にアクセス。

  2.伝言を登録したい「キーとなる電話番号」を入力し、
   「登録」をクリック。

  3.伝言登録画面が表示されるので、名前と安否、伝言を入力し、
   「登録」をクリック。伝言は最大100文字まで入力できる。

 確認方法

  1.「災害用伝言版」https://www.web171.jp/ にアクセス。

  2.伝言を確認したい「キーとなる電話番号」を入力し、
   「確認」をクリック。

  3.伝言確認画面に伝言が表示される。
   同じ画面から自分の伝言を登録することも可能。

 前述しているが「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」を利用する際に一番注意しておきたいことは、「キーとなる電話番号」を一つ決め、家族や親戚と共有しておくことだ。実家の電話番号でも、父親の携帯電話番号でも、暗記して忘れることのない番号ならば問題ない。

 また、各携帯電話会社でも「災害用伝言板」サービスが提供されていて、相互で内容を確認することが可能だ。

 最新の使用方法や詳細、通信料金などは下記公式サイトを参照のこと。 

「災害用伝言ダイヤル」および「災害用伝言板」運用期間

・毎月1日,15日 0:00~24:00
・正月三が日(1月1日0:00~1月3日24:00)
・防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
・防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)

 期間中、実際に災害が発生した場合は、体験利用を中止する場合があります。

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