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公開日:2026.06.03

ブライトリングとアストンマーティンがコラボ。スピードへの情熱が、新たなステージへ──クルマ好きは時計好き

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1

ブライトリングとアストンマーティンとのパートナーシップ締結が発表された。これを記念し、『ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team』が登場。ナビタイマーをベースとした、カーボンダイアル×チタンケースの特別なモデルに仕上がっている。

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1

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速度への情熱が世紀を超えて邂逅

2026年2月5日、ブライトリングはアストンマーティンおよびAston Martin Aramco Formula One™ Teamのオフィシャルウォッチパートナーへの就任を発表した。グローバルかつ複数年にわたるこのパートナーシップは、英国が誇る高性能自動車ブランドと、スイスの名門時計メーカーとの歴史的な再会を意味する。

ひとつはスピードを測り、ひとつはスピードを極める──このふたつのブランドの歴史をたどると、その起点はともに20世紀初頭に遡る。時は自動車の黎明期。

1907年、ブライトリングの創業者であるレオン・ブライトリング(1860-1914)は、スイスで「VITESSE(ヴィテス)」を発表した。フランス語で「速度」を意味するこのモデルは、時速15~150kmまでの速度を正確に計測できる初のクロノグラフであり、その精度はスイス警察が世界初のスピード違反の切符を切る際に採用されるほどだった。

一方、イギリスではライオネル・マーティン(1878-1945)とロバート・バンフォード(1883-1942)が手作りしたクルマを駆って、白亜質の急坂「アストン・ヒル」のヒルクライムレースで勝利を収めた。この快挙が「アストンマーティン」という名の由来となり、この名のもとに高性能な車づくりの哲学を育んできた。「スピード」という共通の情熱から生まれたふたつのブランドは、以来一世紀以上にわたって技術を磨き、スタイルを作り上げる物語を紡いできた。

ブライトリングにとってF1®は遠い世界ではない。かつてグラハム・ヒル(1929-1975)とジム・クラーク(1936-1968)というふたりの伝説的F1®ドライバーが愛用したのが、「ナビタイマー」だった。航空機のパイロットでもあった彼らは、1952年に腕に装備する航空用計器として開発されたこのクロノグラフをコックピットからサーキットへと持ち込み、円形計算尺の機能を速度・時間差・燃料消費量の算出に活用した。

ジム・クラーク、グラハム・ヒルはともにナビタイマー「Ref.806」を愛用していたと伝えられている。

ジム・クラーク、グラハム・ヒルはともにナビタイマー「Ref.806」を愛用していたと伝えられている。

ジム・クラークは不慮の死がなければルイス・ハミルトン、ミハエル・シューマッハーと並ぶ最多タイトル獲得者になり得たと語り継がれる天才であり、グラハム・ヒルはF1®、インディ500、ル・マン24時間レースという「モータースポーツの三冠」を唯一制覇したドライバーである。

ふたりが愛用した「ナビタイマー」こそが、コラボレーションモデルの精神的な祖先といえるだろう。

アストンマーティン会長のローレンス・ストロール氏(左)と、ブライトリングCEOのジョージ・カーン氏。

アストンマーティン会長のローレンス・ストロール氏(左)と、ブライトリングCEOのジョージ・カーン氏。

「私たちは共通の伝統を持つだけでなく、あらゆる行動の原動力となる価値観によって結ばれています。アストンマーティン・アラムコが追求する精度、職人技、卓越したエンジニアリングは、ブライトリングにも息づいています」──ローレンス・ストロール|アストンマーティン会長

「当社も、象徴的なデザインという同じ伝統を受け継いでいます。すべてのライン、仕上げ、そしてプロポーションに、明確な意図が込められています。いかなる部分も、偶然に生まれたものではありません」──ジョージ・カーン|ブライトリング CEO

ナビタイマー、F1®の新時代を纏う

2026年シーズン、F1®史上で最大のレギュレーションの変更が行われた。「軽く、より機敏に」というコンセプトのもと、マシンとパワーユニットは根本から生まれ変わり、まさに「新時代の幕開け」である。特にホンダとのパワーユニット供給はアストンマーティンにとって歓迎すべき新章の開幕といえる。電動比率の大幅な拡大という新たなレギュレーションは、電動技術に強みを持つホンダの参入を呼び込む直接的な要因ともなった。

そしてエイドリアン・ニューウェイ──F1界屈指の空力デザイナーが、白紙の状態から新たな時代の最初のマシンを手がけている。2026年の『AMR26』は、それら技術の集大成だ。

2026年新規則に合わせて設計されたAMR26は、ニューウェイの空力思想とホンダPUを融合したアストンマーティン初の本格ワークスマシン。軽量化と可変空力で新時代の競争力を狙う。

2026年新規則に合わせて設計されたAMR26は、ニューウェイの空力思想とホンダPUを融合したアストンマーティン初の本格ワークスマシン。軽量化と可変空力で新時代の競争力を狙う。

その変革の年にパートナーシップが行われたとなれば、ブライトリングにどんな「変革」があったのか気になるところだが、コラボレーションモデルとして登場したのが『ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team』である。ベースとなっているのは、グラハム・ヒルやジム・クラークが愛用した「ナビタイマー」だ。

最大の「変革」のポイントが、ナビタイマー70年の歴史で初となる「チタンケース」の採用である。F1®が要求するパフォーマンス「軽く」に、真摯に応えた素材選びといってもいいだろう。チタン素材により着け心地の軽やかさを実現し、ナビタイマーコレクションにおける新たな1ページを開いている。

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1

アストンマーティンとのパートナーシップを記念して発表された、新作の「ナビタイマー」。F1®のスピリッツを取り入れ、カーボン製ダイアルとチタン製ケースを採用。自動巻き(Cal.01)。コラムホイールと垂直クラッチを採用したクロノグラフ機構、1/4秒計測、30分および12時間積算計を備え、約70時間のパワーリザーブを誇る。COSC認定クロノメーター。2万8800振動/時。チタンケース(直径43mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。世界限定1959本。156万2000円(税込み)。

ダイアルはF1®マシンのコックピットを連想させるカーボンファイバー製。角度を変えるとアストンマーティン・アラムコのマシンカラーであるレーシンググリーンがカーボンの間からその表情を見せる。そしてクロノグラフ針はマシンのアクセントカラー、ライム色を採用しているが、この色の選択も白や赤が選ばれてきたナビタイマーの「クロノグラフ針」の歴史においても新鮮な選択だ。

このレーシンググリーンとライムカラーは、ストラップでも使用されており、とくにストラップのサイドには注目されたい。表面から見ればブラックに統一されたカラーリングだが、ストラップ裏のグリーンとサイドのライムが、『AMR26』を想起させ、まさにナビタイマーとアストンマーティンの共通点「スピード」が表現されている。

インデックスや針はSuper-LumiNova®による夜光仕上げにより夜間の視認性も確保。

ケースバックのサファイアクリスタルから、この時計の「エンジン」ともいうべき自社開発ムーブメント、「ブライトリング マニュファクチュール キャリバー 01」を見ることができる。

特筆すべきは、このエディションのために開発されたマットブラックのタングステン製ローターだ。「ASTON MARTIN FORMULA ONE™ TEAM」のロゴが刻まれ、またケースバックには「One of 1959」と「Instruments for Drivers」のエングレーブが施され、Aston Martin Aramco Formula One™ Teamとの「特別な1本」であることがわかる。

ちなみにこの限定本数でもある「1959」とは、アストンマーティンが初めてF1®に参戦した記念すべき年。この数字はアストンマーティンとF1®へのオマージュでもあるのだ。

ブライトリングとアストンマーティン、新時代の到来

F1®史上最大規模の変更が行われ、「新時代の幕開け」を迎えた2026シーズン。「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」を腕に、最先端のAMR26を駆るのはフェルナンド・アロンソ(1981-)だ。

2度のF1®ワールドチャンピオン(2005・2006年)、ル・マン24時間レースを制し、モータースポーツの三冠に最も近いドライバーとして知られる彼は、ナビタイマーをサーキットへ持ち込んだジム・クラークやグラハム・ヒルのように、「速さとスタイルを同時に体現する者」として、アストンマーティンとブライトリングのふたつの物語をつなぐ存在だ。

時代は変わり、素材もムーブメントも進化したが、その精神──あらゆる状況下で正確な時を刻むという意志──は変わらない。

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1

ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1

F1ドライバーのフェルナンド・アロンソ

F1ドライバーのフェルナンド・アロンソ

今回のパートナーシップに際し、ブライトリングは「ゲイドンおよびセント・アサンで手作業で制作される高性能車から、フォーミュラ1®での栄光を目指すチームの挑戦まで、アストンマーティンの世界全体に及ぶ」と宣言する。

これはアストンマーティンの本社と主要生産拠点が置かれているイングランド・ウォリックシャーのゲイドンと、次世代モデルの生産拠点とするウェールズ・グラモーガンのセント・アサンを指し、F1®のみならずさまざまなシーンでコラボレーションが見られるということを指す。

「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」から始まる物語がどこへ向かっていくのか、期待して見ていたい。

SPECIFICATIONS
ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43 Aston Martin Aramco Formula One™ Team」Ref.EB01381A1B1X1
キャリバー:ブライトリング マニュファクチュール キャリバー01(COSC認定クロノメーター)
パワーリザーブ:約70時間
ケース素材:チタン
ケース:直径43mm、厚さ13.6mm
防水性能:3気圧(30m)
ダイアル:カーボンファイバー(グリーン&ライムアクセント)
ストラップ:レーシングハーネスをモチーフにした型押しを施したカーフレザー
限定本数:1959本
価格:156万2000円(税込)

問い合わせ先
Tel. 0120-105-707
https://www.breitling.com/jp-ja/

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