新型アウディ「A6オールロード」発表! ワイドなボディがカッコいいステーションワゴン復活【新車ニュース】
アウディは6月16日、第5世代となる新型「A6オールロード」を発表。欧州では6月18日より受注が始まっており、同市場における車両価格は7万7250ユーロ(邦貨換算約1435万円)から。
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目次
新型A6オールロードはオフロード仕様のステーションワゴン
ステーションワゴンのボディをまとい、地上高を上げて悪路走破性を高めたA6オールロードが、5代目に生まれ変わった。アウディAGでチーフテクニカルオフィサーを務めるルーベン・モール氏は、新型をこのように紹介する。
「A6オールロードはアウディのラインナップにおける象徴的な存在であり、常に明確な哲学を体現してきました。それは、日常使いでは抜群の快適さを提供し、厳しい路面状況でも高い走破性を発揮するアウディです。これは、可変地上高を備えた専用アダプティブエアサスペンションとクワトロ四輪駆動システムによって実現されています。電動パワートレインとの組み合わせにより、A6オールロードは自由な旅を計画するのではなく、ただひたすら走り出したい人にとって理想的なパートナーとなるでしょう」
新型A6オールロードはエレガンスとオフロード性能を巧みに融合させている。あくまでスポーティでありながら、堅牢なエクステリアと印象的なワイドボディデザインがルックスを大きく特徴付けている。
ボディサイズは全長5016×全幅1986×全高1479~1508mm。27年の歴史を持つこのモデルで初めて全幅が大幅に拡大した。A6アバントと比較して111mm、先代モデルと比較して84mmワイドになっている。これに伴ってトレッドも大幅に拡大され、A6アバントより74mm、先代モデルより55mm広くなっている。リヤのトレッド幅は70mm拡大した。これにより、A6オールロードはこれまで以上に印象的な存在感を放つ。
スポーティかつエレガントなエクステリア上部は、A6シリーズの洗練されたラインからインスピレーションを得ている。一方下部は、オフロード仕様の堅牢で実用的な個性を強調しており、フロント、サイド、リヤに配された特定のデザイン要素も同様の効果を生み出している。前輪後方の機能的なエアベントは、ワイドな全幅をさらに際立たせたディテール。垂直方向に配列された六角形デザインもオフロード感を高める要素だ。
A6アバントより34mm高い地上高と、先代モデルより16mm高い車高も、新型を特徴付けている。ホイール径の拡大もこの効果に寄与しており、標準で19インチ、オプションで最大21インチを選択可能で、いずれも印象的なホイールアーチトリムが周囲を囲み、タフな走りのイメージを高めている。
アウディA6オールロード|Audi A6 Allroad
オールロード専用の六角形デザインは、シングルフレームグリルと大型サイドエアインテークの両方に採用されており、特徴的なディフューザー上部のインサートにも同様の六角形デザインが施されている。ボディ前後のアンダーボディプロテクション、そしてサイドスカートも、オールロードならではのデザインだ。
アンダーボディプロテクションとオールロード専用パネルは、標準でブラック仕上げとなっており、一部は高光沢、一部はマット仕上げ。また、コントラストカラーのトリムを施したエクステリアパッケージもオプションで選べる。このパッケージでは、ラジエーターグリルのインサートとアンダーボディプロテクションにマットシルバークロームのアクセントが施されている。ルーフレールとウインドウトリムはアルミニウム仕上げ、テールパイプトリムはクロームメッキ仕上げとなっている。
3.0LのディーゼルMHEVと2.0LのPHEVを設定
アウディA6オールロード|Audi A6 Allroad
パワートレインは、3.0Lディーゼルのマイルドハイブリッド仕様「MHEV plus」のほか、同車初となる2.0Lのプラグインハイブリッドの「e-ハイブリッド」を採用。
ディーゼル仕様の「3.0 V6 TDI」には、最高出力220kW(299ps)。最大トルク580Nm(59.1kgf-m)を発揮する3.0リッターV型6気筒ディーゼルターボに、最大18kW(24ps)のモーターによるMHEV plusを搭載。0-100km/h加速は5.4秒、最高速は250km/hだ。
プラグインハイブリッドの「e-ハイブリッド」は、252psを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンに、最大105kW(143ps)を発するモーターを組み合わせる。システム総合で最高出力270kW(367ps)、最大トルク500Nm(51.0kgf-m)を引き出し、5.5秒の0-100km/h加速、250km/hの最高速を実現。総容量25.9kWh(正味20.7kWh)のバッテリーにより、EVモード走行距離は95kmをマークする。
新型A6オールロード専用「オフロード」モードを搭載
アウディA6オールロード|Audi A6 Allroad
あらゆる路面状況で最高のハンドリング性能を実現するため、A6オールロードには専用開発されたアダプティブエアサスペンションが標準装備されている。調整範囲は55mmで、A6アバントよりも25mm広くなっている。その結果、幅広いオフロード性能に加え、オンロードでもダイナミックかつ快適なドライビングを味わえる。
アウディのドライブセレクトモード「バランス」「コンフォート」「エフィシェンシー」では、アダプティブエアサスペンション搭載のA6アバントよりも車高が34mm高くなっている。ホイール径が大きいこともこの車高上昇に寄与している。オールロード専用の「オフロード」モードと「オフロード+」モードでは、最低地上高がさらに15mm高くなり、悪路での操縦性が向上する。
「オフロード」モードでは、車高の上昇に合わせてショックアブソーバーの設定が調整され、オフロード走行時の最適なハンドリングが確保される。「オフロード+」モードでは、トラクションコントロールシステムがより多くのスリップを許容し、砂利、砂、雪などの路面でのトラクションが向上する。必要に応じて、電子制御ディファレンシャルロックもこのモードではより強く介入。的確なブレーキ介入により、個々のホイールの空転が大幅に抑制され、トラクションの良いホイールにトルクが配分される。
「オフロード+」モードではさらに、DCT「Sトロニック」のシフトポイントがわずかに高くなる。オフロード走行時はギヤをより長く保持し、エンジン回転数が高い場合にのみシフト。これにより、全体的に安定したパワー供給が確保され、低速でもオフロードをスムーズに走行できる。
オフロードモードで車速85km/hを超えると、サスペンションは通常の高さに戻り、効率的な走行を促進。リフト機能は、オフロードモードよりもさらに優れたオフロード性能を提供。A6オールロードの車高をさらに20mm上げ、車速35km/hまでで使用でき、険しい地形に最適だ。
アウディA6オールロード|Audi A6 Allroad
ドライビングモードは、従来どおり「コンフォート」「バランス」「エフィシェンシー(効率)」モードに加え、「インディビデュアル(個別)」と「ダイナミック」が用意されている。「コンフォート」では、サスペンションが路面の凹凸を優しく吸収し、スムーズな乗り心地と長距離ドライブでの快適性を向上させる。「ダイナミック」を選択すると車高が20mm下がり、より正確で安定した走行を実現。ノーマルレベルで車速120km/h以上で走行すると、高速走行時の空気抵抗を低減し効率を高めるため、サスペンションが自動的に車高を下げる。
アウディドライブセレクトアシスタントが作動すると、適切な走行モードを自動的に選択。路面状況や現在の走行状況に応じて、「バランス」「コンフォート」「ダイナミック」モードのいずれかが選択される。学習機能により、ドライバーの好みが今後の状況にも反映される。
MMIタッチディスプレイとオプションのヘッドアップディスプレイには、標準装備の全路面状況表示機能が搭載されており、現在のピッチ角、ロール角、ステアリング角度、車高などの情報を表示。地理座標と方位も表示されるため、オフロード走行時でも常に現在地が把握しやすい。
後輪操舵システム「オールホイールステアリング」はプラグインハイブリッド車に標準装備、ディーゼルモデルにオプション設定された。約60km/hまでの速度では、後輪を前輪とは逆方向に最大5度まで操舵することで、操縦性と俊敏性を向上させる。速度が遅いほど、後輪が操舵を補助する角度が大きくなり、旋回半径が最大1m縮小する。これは、市街地の交通状況や操縦時に特に役立つ。2.93mのホイールベースを持つA6オールロードは、ヘアピンカーブの多い道路や悪路でも、より俊敏なハンドリングを実現し、常にセンターポジションで正確なステアリングフィードバックを提供。中速および高速では、後輪が前輪と同じ方向に最大2度まで操舵され、安定性と操舵精度が高まる。
ChatGPTの導入で操作がより直感的に
アウディA6オールロード|Audi A6 Allroad
現行A6シリーズと同様に、室内には最新のインフォテインメントシステムと数々のデジタル機能が搭載されている。中心となるのは、湾曲デザインとOLEDテクノロジーを採用した独立型のMMIパノラミックディスプレイ。このディスプレイは、11.9インチのアウディバーチャルコックピット、14.5インチのMMIタッチディスプレイ、そしてオプションの10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイで構成されている。
ダッシュボードとドアの輪郭照明は室内空間のワイド感を強調し、MMIパノラミックディスプレイの下とセンターコンソールの間接照明は浮遊感を演出。さらに、ダイナミックインタラクションライトは、室内の幅全体に広がるLEDライトストリップで、例えばウインカー作動時などに点灯する。
アウディのバーチャルコックピットでは、ドライバーは3つの表示モードから選択できる。クラシックな丸型インストルメントクラスター、ナビゲーションビュー、そして統合型ドライバーアシストディスプレイだ。
メディア、電話機能、ナビゲーションは、スマートフォンからMMIタッチディスプレイだけでなく、アウディのバーチャルコクピットにもミラーリング可能。これは、アウディのスマートフォンインターフェースがインフォテインメントシステムに直接統合されているため。ダッシュボードのデザインにシームレスに統合された助手席ディスプレイには、ウェブサイトを表示したり、ビデオコンテンツをストリーミングしたりできる。助手席の乗員はBluetoothヘッドホンを接続して、ドライバーや他の乗員の邪魔をすることなく、充実したエンターテイメント体験を楽しめる。また、ドライバーのナビゲーションをサポートしたり、最寄りのガソリンスタンドを検索したりすることも可能だ。
車両機能はMMIのアイコンをタッチしたり、ステアリングホイールの静電容量式ボタンや触覚ローラーを使用したり、自己学習型音声アシスタントであるアウディアシスタントを使用して操作できる。
アウディアシスタントはChatGPTソフトウェアを統合しており、オーナーズマニュアルにアクセスすることで、車両に関する詳細な質問に答えてくれる。人工知能により、すべての機能の操作がより直感的だ。目的地やエンターテイメントは、正確な住所を入力する代わりに「ライン川が見えるイタリアンレストラン」と言うなど、漠然とした説明でも見つけることができる。アウディアシスタントはデジタルコンパニオンとして機能し、運転中の整理をサポートしたり、例えばメールを読み上げたり、代わりにメールを作成したりしてくれる。
音声制御は、速度と車間距離制御を含むアダプティブクルーズアシストなど、数多くの運転支援システムの操作にも使用できる。さらに、システムは関連する状況を認識し、運転支援に関する提案をしてくれる。例えば、高速道路に合流した後、システムはアダプティブクルーズアシストを起動するのに最適なタイミングであると判断し、ドライバーにそのオプションを積極的に提示する。
特定の繰り返し発生するタスクについては、ルーチンが自動的に作成される。例えば、外気温が一定レベルに達したときにシートヒーターを作動させる、長距離ドライブ後にマッサージ機能を調整する、特定の縁石でアダプティブエアサスペンションを上げる、といったことが可能だ。アウディアシスタントはドライバーの習慣を学習し、機能を自動的に作動させることで、より快適なドライブを実現するのだ。
アウディA6オールロード|Audi A6 Allroad
A6オールロードは、旅行やアウトドアアクティビティに理想的な積載性が備わっており、荷室容量はディーゼルモデルで466〜1497L、プラグインハイブリッドモデルで404〜1423Lを実現。
後席は40:20:40の分割可倒機構が備わり、荷室側に備わるリモートリリースで簡単にシートバックを倒せる。調整可能なアンカーを備えたレールシステムによって、食料品やレジャー用品がトランク内で動かないように固定できるほか、標準装備の仕切りネットがあり、緊急停止時に荷物が乗員室に飛び出すのを防げる。伸縮式バーとテンションストラップを備えた荷物固定キットもオプションで用意されている。
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