クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく
最終更新日:2024.04.10 公開日:2023.05.09
文と写真=大矢アキオ ロレンツォ(Akio Lorenzo OYA)
2024年4月20日、イタリア・ポンテデラ市で開催された「ベスパ・ワールドデイズ2024」のパレード。
市内の広場で。英国から参加したケヴィン・ホッグソンさんは元・庭師。引退後の人生をベスパと過ごしている。
ドイツのドルトムントからやってきたヘラルト&ジークリート夫妻。サイドカーはドイツ製、写真では見えにくいが後方のトレーラーは英国製であることからしても、ベスパ用社外アクセサリーの豊富さが窺える。
往年のイタリア郵便配達員のコスチューム・プレイ。スピーカーから古いカンツォーネを流していた。
ポンテデラは1946年以来のベスパ生産拠点。市内にある「ピアッジオ・ミュージアム」も期間中、参加者に開放された。
1945年の試作車。この時点の社内呼称は、イタリア語でハチを意味するVespaではなく、パペリーノ(Paperino ドナルドダック)だった。
“4輪のベスパ”としてフランスのACMA(アクマ)社で1957年から61年に製造された「ベスパ400(左から3台め)」も。2台が参加した。走行シーンは動画をご覧いただきたい。
アーティスト、パオロ・アミーコ画伯のライブ・パフォーマンス。ベスパのタイヤにアクリル絵の具を付着させ、生みの親であるコラディーノ・ダスカーニョ技師を描く。
市内には、ベスパが登場する歴代3映画に着想を得た巨大ベスパが展示された。これはいうまでもなく1953年の「ローマの休日」。
商店街各店のウインドウには期間中、ベスパにまつわるディスプレイが施された。
自作のプレートを吊り下げたゴールドジュエリー工房のステファニアさん(中央)。
スイス・ベルンのベスパ・クラブがスタートの合図を待つ。
パレード。スタートの合図とともに、参加者は次々とキックスターターを蹴ったり、スタータースイッチを押した。手前はファンの間で人気の“フェンダーライト”モデルだ。
先頭左は地元ポンテデラの、右はサルデーニャ島イグレシアスのクラブメンバー。
全車が出発するまで1時間以上。まさにハチの大群のようなエンジン音が企業城下町に響き渡った。
タッチで交流するギャラリー&エントラントも多数。
フランス東部アルザス地方ストラスブールのクラブは、地域の名物コウノトリのコスプレで参加した。
「ヴェスパ・ヴィレッジ」と名づけられたベース内で。これはサドルのショップ。
トスカーナ州コッレサルヴェッティから父ニコラさん(右)と参加したフランチェスコさん(左)。
スペインからやってきたロジェさん(36歳)。愛車160gtは故郷のスペイン工場製である。
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