予選の結果順に富士スピードウェイのホームストレートに並んだGT500のマシーンたち。GT500クラスのポールポジションは14号車、ENEOS X PRIME GR Supraの福住仁嶺が獲得した。セカンドローには、40kgのサクセスウェイトを積みながらも速さを見せたau TOM'S GR Supraが並んだ。
ローリングスタートで1コーナーへと進入していくGT500クラス。レースが3時間と長いこともあり、各車とも十分にクリアランスをとったスタートとなったようだ。夜に暴風雨が吹き荒れ、決勝は蒸し暑い天気となったが、多くの観客が富士を訪れ、レースを見守った。
レース中盤、周回遅れとなったGT300の集団にGT500が追いつき、オーバーテイクを仕掛ける。もちろんすべてのドライバーにとってこれは厄介な状況ではあるが、速く走る以上に、混戦をうまく抜け出すことがドライバーに求められる技術でもある。
予選8番手、ホンダ勢としては4番手からのスタートとなった16号車、ワコーズカラーのARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT。スタートドライバーは野尻智紀、レース後半は佐藤蓮選手がステアリングを握り、ホンダ勢として最上位の5位を獲得した。
富士スピードウェイのセクター3は低速コーナーが続くセクション。ストレートスピードを稼ぐためダウンフォースは少なめにセッティングする場合が多いのでコーナリングが難しい。またGT500とGT300のパフォーマンス差が出にくい場所でもある。
ホームストレートに向けた上り坂を駆け上がっていくGTマシーンたち。17号車、Astemo HRC PRELUDE-GTは全14台が出走したGT500クラスの予選9番手からスタート。だがポジションアップのチャンスを生かせず、9位でフィニッシュしている。
レース終盤に注目された日産同士の戦い。GR Supraの仕上がりが良いといわれる中で予選3番手に食い込み、決勝でも3位、表彰台の一角を獲得した日産のエースナンバーを背負う23号車、MOTUL Niterra Z。ストレートを通過する度に歓声が響いた。
富士山が見守る中でのGT500クラスの争い。新型車であるHRC Prelude-GTを投入したホンダとZ NISMO GT500を熟成させているニッサンがトヨタ勢の独走を止められるのか、という部分が今シーズンの重要なポイントといえるだろう。
今年エンジンを4気筒から6気筒に替えた効果もあり、予選Q2でコースレコードを出しポールポジションをゲットした61号車、SUBARU BRZ R&D SPORT。だがレースでは25周目にタイヤバースト。94周目に駆動系トラブルでリタイアとなってしまった。
GT500クラスがスタートした直後にホームストレートになだれ込むGT300クラス。GT500が14台なのに対し、GT300は29台もいて、マシーンのバリエーションが多いので迫力もある。GT300に注目しているファンも少なくないのだ。
メルセデスAMG GTにランボルギーニ・ウラカン、そしてニッサンGT-RというGT3マシーンが競い合うレース中盤。マシーンによって直線が速かったり、コーナーが得意だったりパフォーマンスに差があるため抜きつ抜かれつの接戦になることもある。
富士スピードウェイに社屋を構えるシェイドレーシングが走らせる20号車、RC F GT3。GT300参戦車両の中ではパシフィックレーシングチームが走らせるBMW M4 GT3とともに2台だけミシュランタイヤを履いている。
予選6番手から見事な逆転優勝を飾った56号車、リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R。ベテランのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと今年からチームに加入した木村偉織が2位以下を周回遅れにするほどのペースで圧勝してみせた。
今年スーパーGTに参戦するフェラーリはこの写真の6号車、UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIを含め3台いる。だが6号車は予選21番手、決勝23位と理想とはほど遠いポジションにいるようだ。
ひときわ野太い排気音によってすぐにそれとわかるレクサスLC500。エンジンは5.4ℓのV8を搭載している。60号車、Syntium LMcorsa LC500 GTは予選で7位につけたが、決勝ではタイヤの空気圧低下で緊急ピットインを余儀なくされ16位に沈んだ。
富士スピードウェイのリーダータワーに表示されたGT500クラスの順位。40kgのサクセスウェイトを積み、一発の速さよりも試合巧者ぶりによって勝利を手繰り寄せた36号車の強さが目立つ結果となった。
ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日〜4日に開催されたスーパーGT第2戦。観客動員数は予選が行われた3日が3万3300人、4日が5万300人と大盛況だった。ピットウォークもこの人だかり。