クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Traffic

最終更新日:2016.09.12 公開日:2016.09.12

偏光サングラス「TALEX-タレックス-」を試してみた!

こんにちは、ライターの横内です。行楽シーズンの到来です。晴れた日のドライブは、最高ですよね~。
爽快な天気のもとで、気持ちよく運転できるのはいいのですが、日差しが眩しくて、目をつぶりそうになった経験ありませんか? 視界の悪化は安全運転の大敵、何としても防ぎたいところです。

こんな時の有効な手段のひとつがサングラスの着用。眩しさを軽減し、目にかかる負担をやわらげてくれます。でも、ただ単に暗いだけだったり、視界が悪くなるようなサングラスだと、本末転倒。ドライブの安全は確保されませんよね。

実はライター横内は、運転中にサングラスを着用するのが苦手なんです・・・。慣れていないだけでなく、見る方向によって視界がゆがむような感じがして。しかも、長時間かけていると疲労感がすごいんです。

実は今回、眩しさの軽減に加え、視界をクリアに、そして、ドライブを快適にしてくれるサングラスがあるという、情報を入手しました。
「どのくらい視界がクリアになるのか」を、見え方の違いで比較検証してみたいと思います!

→次ページ:眩しさの軽減だけじゃない、余分な光をカットして視界をクリアに

今回、”視界をクリアに、そして、ドライブを快適にしてくれるというサングラス”の情報を持ってきてくれた・・・と言いますか、突然車内に現れて教えてくれたのは、株式会社タレックスの松村さんです。
松村さん、よろしくお願いします!

松村さんが持ってきてくれたのは、TALEXの「オーバーグラス型偏光サングラス」。オーバーグラスとは、メガネの上からでもかけられるという意味で、偏光サングラスとは、眩しさを抑えることに加えて、光の反射などもカットするサングラスのことです。

今回はこのサングラスを使って検証します。

それではまず、①通常走行中の見え方の違いについて確認します。
普通に運転している景色をご覧ください。現在、この車は日中、北に向かって走っています。天気もいいし、ドライブ日和ですね~。
太陽は後ろ側にあるので、直射日光が目に入るわけでもなく、正直あまり眩しさを感じませんが・・・。ここでちょっとTALEXの偏光サングラスをかけてみました。

おっと、これは! 霞が晴れるというか、見える景色のすべての輪郭が、くっきりはっきりしましたね~。アスファルトって、こんなにしっかり締まった色をしてたんですね。さらに特徴的なのが、白線がより鮮明になって目に飛び込んでくること。これは車線逸脱の防止にもなりそうですね! フロントガラスにうっすらと映り込んでいたダッシュボードが消えて、視界がクリアになっています。
でもどうして、このように見えるのでしょうか? 松村さんに聞いてみましょう。

「横内さん、TALEXの偏光サングラスは、明るさはほぼそのままに、反射や照り返し、フロントガラスの映り込みなど、余分な光、すなわち『雑光』をカットするように設計されているんです。これにより目の負担も軽減しながら視界をクリアに映し出すんです」(松村さん)

なるほど~、そういうことだったんですね。

→次ページ:光のちらつきや反射があっても、対向車の車内まではっきり見える

続いて、光と影のコントラストが激しい場所を走って検証してみます。

②街路樹の木もれ日がある道路の見え方の違いについてです。
木もれ日が気持ちのいい山道をドライブしています。
日差しがやわらぎ気持ちいいのですが、木もれ日がフロントガラスに当たると、キラキラ反射して、ダッシュボードの上を映したり、真っ白になったりして視界を妨げています。ちょっと目の負担がきついかも。
それがTALEXの偏光サングラスをかけてみると・・・

おぉ~、これは。林道の緑がよく見えて、ますますドライブが快適になりますね。
全体的な明るさはほとんど変わらず、ちらつきだけが見事になくなっています。目のストレスが軽減されて、う~ん気持ちいい!

このように、視界をクリアにしてくれるTALEXの偏光サングラス。実は、安全運転には欠かせない大切な情報ももたらしてくれるんです。わかりますか? 例えば、相手側のドライバーの顔に注目してください。

今度は、③フロントガラス越しのドライバーの見え方の違いを検証します。わき道から左折で出てくる1台の車。当然止まるだろうと思って走っていたら、そのままこちらに曲がってくるではありませんか。あわや衝突事故かと、ひやりとしました。

一体このドライバーは、どこ見て走っているんだ! と怒りたくなります。相手側ドライバーの様子は、フロントガラスが光ってよく見えませんでした。
でもTALEXの偏光サングラスをかけてみると・・・

すごい、こんなに違うんですか? 相手側ドライバーがこちらを見ていないことが分かりますね。納得しました。
全体的に色味が濃くくっきりとして、相手の車のフロントガラスにあった真っ白な反射もなくなり、ドライバーの様子がはっきりと見えます。
あのドライバー、やっぱりこちらにまったく気がついていなかったんですね~。こちらを見ていないことが事前に分かれば、減速したり、クラクションを鳴らすなりして、それなりの対処が可能です。

このサングラスのお陰で、安全運転に必要な情報が手に入るわけですね。
相手側ドライバーがこちらを見ていないことに気付ければ、安全運転のためにはどれだけ有効か。
松村さん、これならサングラスをかけることが苦手だった横内でも、何の迷いもなくかけられます。安全運転に活用できそうです!

→次ページ:ここち良い光だけを通す、まるで光の空気清浄器

松村さん、ちょっと気になっていたんですが、説明にあった「雑光のカット」とは、具体的にはどういうことなのでしょうか?

「TALEXでは、暮らしを取り巻く光の中には2種類の『眩しさ』があると考えています。ひとつは太陽から直接目に入る自然光によって起こる眩しさ。そして、もうひとつは路面からの照り返しや金属・水面などに反射されて目に飛び込んでくる反射光(雑光)によって起こる眩しさです。自然光は単純にサングラスの色の濃度を上げることで、眩しさを抑えることができますが、一方の反射光(雑光)などのストレスホルモンを上昇させる有害な光をカットしなければ、疲労を軽減することはできません。そのために開発したのが偏光フィルターです。2枚のレンズに挟まれるように装着されていて、これにより、クリアで快適な視界を確保できるんです。ちょうど、下図のような構造です」(松村さん)

この偏光フィルターは、厚さがわずか0.03㎜なんですね!! 髪の毛1本の太さが0.1㎜前後と言われていますから、相当薄いですね。とにかく、これにより目に光が届く段階で有害な光がカットされるんですね。まるで空気清浄器の仕組みのようですね。

「横内さん、まさにその通りです。TALEXの偏光サングラスは、『光の空気清浄器』なんです。厚さ0.03㎜の偏光フィルターを2枚のレンズで挟み込み、完全に密着させる偏光レンズづくりの技術は、実は、世界でTALEXにしかないんです!」(松村さん)

この技術のお陰で、サングラスをかける習慣のない横内が長時間つけていても、疲れず快適な視界を確保できるんですね~。

「長時間、サングラスをかけていると発生する頭痛やめまいは、主にレンズの『ひずみ』にも原因があります。このひずみは、一般的にはレンズの外側にいくに従って強くなっていくのですが、TALEXのレンズには、このひずみがないんです。これも大きな特長のひとつです」(松村さん)

→次ページ:ものづくりにこだわる、世界で唯一の偏光レンズ専門メーカー

いろいろ聞いているうちに、製造している現場も見てみたくなったのですが・・・。松村さん、工場を見学させてもらえませんか?

というわけで、大阪市にあるレンズ工場にお邪魔してしまいました。TALEXは世界で唯一の偏光レンズ専門メーカーで、創業は1938年!

「TALEXは今年で78年目を迎える老舗企業です。創業当時から変わらず、ものづくりには徹底的にこだわってきました。だから外注などはせずに、原料の調合から成型・染色・コーティング・偏光フィルターの製造に至るまで、全工程を自社で一貫して行っています」(松村さん)
えっ! 全国で販売されているのに、すべて自社生産なんですか? 工場のスタッフの様子を見ていると、けっこう手作業が多いことにも驚きました・・・。

自社生産により独自技術が研鑚され、製造機器のほとんどを自社オリジナルとして考案している。

「実は、全行程の60%以上をハンドメイドで行っています。それには理由があるんです。例えば、その日の気温や湿度、どの季節のどんな天候で作られた原料なのかによって薬品の配合を微妙に変化させるなど、職人の感覚が要求される作業の連続だからなんです。そこに機械による最先端技術も組み合わせ、高品質の偏光レンズを量産しています」(松村さん)

偏光フィルターの染色・成型を手掛ける職人の中本さん。すべてを均一な色合いで染色することが、非常に難しいという。

なるほど、職人の感覚が必要な部分は職人が受け持ち、最先端技術が必要な部分は機械が担当する。あくまで高品質な製品を生み出す最善の方法を追求しているわけですね。

「はい、その通りです。実はレンズを作るプロセスと同等以上に、品質管理を徹底することにもこだわっています。ほんの微細なキズも見逃さないために、全工程で6000以上もの徹底した品質管理項目を設け、お客様に満足いただける偏光レンズを提供し続けています」(松村さん)

効率追求型の生産方式とは相反する、緻密な製造手法と厳格な品質管理を貫いている。

松村さん、今回は実験から工場見学までありがとうございました。TALEXの偏光サングラスの高品質の理由がよく分かりました。

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(12月1日まで)
応募はこちら!(12月1日まで)