ROAD TRIP フジロック2026|クルマで向かえば苗場はさらに自由に。ルート・駐車場・キャンプなどを実体験レポート。
夏の野外音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)」には、日本全国から多くの来場者が集まる。バスツアーや新幹線など、さまざまなアクセス方法があるなか、実はクルマで行くとかなり快適だった。ルートや駐車場、キャンプ、持ち物まで、2026年のフジロックに実際にクルマで参加して分かったことを紹介しよう。
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目次
東京から苗場へ! クルマで行くフジロック
1999年の伝説的なステージから、実に27年ぶりに苗場の地に舞い戻ったHi-STANDARD。(c)宇宙大使☆スター
音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL ’26(フジロック)」が新潟・苗場スキー場で開催され、今年も多くの音楽ファンを熱狂させて幕を閉じた。
バスツアー、新幹線、クルマなど、来場者はそれぞれのスタイルで会場を目指す。もちろん、どの移動手段にもそれぞれの良さがある。それでもクルマで参加してみたら、改めてその便利さを実感することになった。
荷物をたくさん積める。自分の好きな時間に出発できる。疲れたらクルマやテントで休める。帰り道には、フジロックの余韻に浸りながら自宅まで帰れる。
今回は、実際に体験してみて分かったクルマ移動の便利さ。そして、駐車場やキャンプ、持ち物など、クルマで行くなら押さえておきたいポイントも紹介しよう。
フジロックまでは約3時間のドライブ!
新潟が生んだ3ピースMy Hair is Bad。行きの車内では、1日目に出演するアーティストを聞きながら移動した。(c)Masanori Naruse
出演アーティストのプレイリストを流しながら、出発したのは東京都内。
金曜日の朝に会場へ到着するよう、深夜に集合して、関越道 練馬ICから旅はスタートした。そのまま関越道を北上して群馬県の月夜野ICで降り、国道17号を経由して向かうルートだ。
実際の所要時間は、東京都内から苗場まで約3時間。走行距離は片道約170kmだった。深夜に移動したので、大きな渋滞もなく比較的スムーズに到着できた。
高速料金は往復5540円。深夜割引もあったのでリーズナブル。複数人で乗り合わせれば、1人あたりの交通費を抑えやすいのもクルマのメリットだ。
会場付近まで行くと、お店が少なく混んでいたりするので、途中でコンビニや道の駅などに立ち寄って、飲み物や食料を調達しておくのがおすすめ。今回は、国道17号沿いのセブン-イレブンに立ち寄ってから苗場を目指した。
セブン-イレブンで農家直送の野菜が販売されていて気になったので、帰路にも立ち寄ってトマトやブルーベリーを購入。ちょっとしたお土産で旅行気分も味わえた。
場内第1駐車場は会場に近くて便利! 再入場には注意
場内第1駐車場の端っこ。三角の旗がたなびくテントにリストバンド引換所があり、さらに進むと入場ゲートにたどり着く。
今回利用したのはS駐車券。苗場プリンスホテルの場内第1駐車場を利用できるため、会場に近いのが大きなメリットだ。
実際に使ってみても、この“近さ”にかなり助けられた。今回はキャンプサイトを利用したため、テントや寝袋、着替えなどと荷物が多い。駐車場が近いだけで、移動の負担はかなり違った。
金曜日の朝に到着した時点で、駐車場はおよそ4分の3ほど埋まっていたので、よりゲートに近い場所を目指すなら、前夜祭からの参加がおすすめだ。
ただし、駐車後にクルマで会場外へ出る場合は注意。戻ってきた際に同じ場所へ駐車できる保証はなく、混雑状況によって空いている場所へ案内されることになる。
また、駐車場からキャンプサイトまでの荷物運びには、アウトドアワゴンが大活躍。テントや寝袋などをすべて手で運ぶのはかなり疲れるので、用意しておきたいアイテムだ。
左)アウトドアワゴンは荷物だけじゃなく、子どもの移動にも活用されていた。右)キャンプサイトは基本的にどこも傾斜がある。
テントはレンタルで負担軽減! 雨対策も忘れずに
会場で受け取ったレンタルのテントと椅子をキャンプサイトに設置。
カラフルなテントで埋め尽くされたキャンプサイト。 (c)宇宙大使☆スター
今回はキャンプサイトにテントを張って宿泊した。
テントは現地で受け取れるレンタルサービスを利用したため、クルマにテントを積まずに済んだ。積載量に余裕のないクルマなら、こうした現地受け取り型のレンタルを利用するのもいい。
テントを張った場所は少し傾斜があったけれど、個人的にはそれほど気にならず、問題なく眠ることができた。ただ、本当にいい場所を確保したいなら、駐車場と同様に前夜祭から参加して早めに場所を取るほうがよさそうだ。
そして、フジロックのキャンプで忘れたくないのが雨対策。今回は実際に雨が降り、雨具も使用した。
グランドシートやマットなどを用意して、テント内への浸水に備えておきたい。衣類もジップ袋や圧縮袋などに分けておくと、濡れたり汚れたりしたものをほかの荷物から分離できて便利だ。
気になるお風呂事情。苗場の湯で疲れを癒す!
フジロックの隠れたシンボルとして人気のゴンちゃん。(c)YUJI.O
キャンプサイトには無料シャワーが用意されているが、時間帯によってはかなり並ぶこともある。今回は、人気アーティストの出る時間を狙って、苗場プリンスホテル内の温泉「苗場の湯」を利用したところ、比較的スムーズに入浴できた。入浴料は1500円と少し高めではあるが、汗をかいた後の温泉はやっぱり気持ちいい。
もし、空いている時間を狙えないなら、会場からクルマで10~20分程度の距離にいくつか温泉などの施設がある。事前にチェックしておいて、クルマでお風呂に向かうのもいい選択肢だ。
お風呂上がりの移動もクルマでエアコンを浴びながら戻ってくることができるので、キャンプ生活の中ではこれも至福のひとときになる。
♨️フジロックお風呂情報♨
苗場地区内の入浴営業ならびに周辺地域の入浴施設についてご案内いたします。追加情報が入りましたら都度更新しますのでご利用予定の方はブックマーク推奨です。
リプに続く pic.twitter.com/Q2LOpTsqhL— 苗場金六 (@naebakinroku) July 16, 2025
会場近くにある伝統ある温泉宿「苗場金六」さんのXで発信されているお風呂情報。料金や営業時間などは要確認だが、例年営業している入浴施設がまとめられているので参考になる。
クルマは「荷物保管庫」にすると安心
アウトドアシーンがよく似合う「DEFENDERブース」も賑わっていた。
スニーカーやサンダル、トレッキングブーツなど、足元のお洒落もフェスの楽しみ。(c)YUJI.O
車内を荷物の保管場所として使えるのも大きなメリット。車内には替えの靴と靴下、予備の着替え、ポータブル電源、2Lのペットボトルの水を用意しておいた。
これが功を奏し、雨で足元が濡れた後、クルマに戻って足を洗い、靴と靴下を交換したら、帰り道の運転もかなり快適だった。
フジロックでは雨で足元がぬかるむこともあるので、替えの靴はかなりおすすめ。車内を汚さないため、足元に敷くシートや、濡れた衣類を入れる大きめのゴミ袋などもあると安心だ。
また、今回はカメラやPCを持っていったためポータブル電源も積んでいったが、結局使わなかった。スマートフォンの充電だけなら、モバイルバッテリーを2~3個持っていくほうが軽くて手軽だろう。
3日間滞在するのに不安な場合や、カメラやPCなどを頻繁に使うのであれば、ポータブル電源を予備としてクルマに積んでおくと安心だ。
フジロックは雨と気温差に備える!
雨が降るとカラフルなレインウェアで会場が彩られる。(c)YUJI.O
苗場は東京都内とは気候が違う。今回も雨が降ったため、レインウェアやポンチョなどの雨具は必須だった。
一方、日中は暑くても、都内より気温が低く、日陰に入るとかなり涼しい。着替えに加えて、夜に備えた防寒着も用意しておきたい。
食事は会場の屋台で十分楽しめるが、1食あたり1000~1800円ほど。普段より食費はかかるものの、フェスならではの楽しみとして割り切りたいところだ。ほとんどのお店で電子マネーが使え、QRや交通系など、キャッシュレスでスムーズに会計できた。
会場内最大規模のフードエリア「オアシス」でスパイスカレーをゲット。クミンとカルダモンの芳醇な香りが引き立つ、本格的な味わい。
帰りの運転は無理せず!仮眠がおすすめ
フロントエリアの後ろ、PA席の方面からサックスを吹きながら登場した藤井風。 (c)Yosuke Kamiyama
最終日、グリーンステージ大トリのMassive Attackは圧巻のパフォーマンスを見せた。(c)Taio Konishi
今回は仕事の都合などもあり、夜のヘッドライナーのライブを最後まで見ず、少し早めに会場を後にした。
フジロックを最後まで楽しみたい気持ちはあるが、そこから長距離運転が待っているし、眠気や疲労がある状態で無理をするのは危険だ。
クルマなら、ライブを早めに切り上げて帰ることも、駐車場や道の駅で仮眠してから深夜~早朝に帰ることもできる。
次の日に余裕があるのなら、ライブを楽しんだ後にご飯を食べ、お風呂に入り、少し仮眠してから帰るのがおすすめ。運転する人は飲酒せず、十分に休んでからハンドルを握ってほしい。
また、友人と一緒に行く場合は、東京に着いてからの交通手段も考えておこう。電車で帰る場合、到着した時間によっては都内の終電が終わっている可能性もある。自宅に帰るところまで含めて計画しておきたい。
結局、フジロックはクルマで行くのがおすすめ?
異国情緒溢れるサウンドと圧倒的なオーラを放つKhruangbin。(c)Jackie Lee Youn
実際に東京からクルマで行って感じたメリットは、荷物をたくさん持っていける以上に、“移動の自由度が高い”ことだった。
以前、新幹線でフジロックへ行ったときは、東京駅まで移動して、新幹線に乗り、越後湯沢駅からシャトルバスへ。帰りも同じルートをたどる必要があり、都内に戻ってからヘトヘトになったのを覚えている。
その点、クルマなら自宅の前から出発でき、荷物を積んだまま苗場まで到着。そして自分のペースでいつでも移動できる。
荷物が多い人、キャンプをする人、体力にあまり自信がない人、子どもや恋人と一緒に行く人には、クルマはかなりおすすめだ。
木漏れ日と音楽に包まれて歩くボードウォーク。(c)YUJI.O
帰り道のドライブでは、助手席がDJ担当に。東京まであっという間だ。(c)YUJI.O
最後に、フジロックで初めて知ったアーティストや、心に残った曲を流しながら帰る「回想タイム」も、クルマならではの楽しみだ。友人たちとライブを振り返り、好きな曲を口ずさみながら走る帰り道。苗場を離れても、音楽と旅の余韻は続く。
会場を出たら終わりじゃない。帰り道もフジロック。そんな旅の楽しみ方ができるのも、クルマで行く魅力の1つだろう。
■DATA
ルート:関越自動車道 練馬IC~月夜野IC~国道17号
走行距離:往復 約340km
走行時間:往復 約6時間
高速料金:往復 5540円
ガソリン代:往復 5323円
駐車場代:18000円(S駐車券・3日通し)
※利用条件、料金、営業時間などは記事公開当時の内容です。変更される場合がありますので、必ず最新情報をご確認ください。
■INFORMATION
FUJI ROCK FESTIVAL ’26
オフィシャルサイト:https://www.fujirockfestival.com/




