クルマに表示された「亀マーク」の意味とは?「ヤカン」「三角に!」など珍しい警告灯・表示灯を解説。 意外と便利なマークも【クルマの知識】
クルマの運転席にあるインパネ(インストルメントパネル)には、さまざまなマークが表示されています。しかし、それぞれの意味を正確に知っている人は意外と少ないかもしれません。亀やヤカン、給油機マークの横にある小さな三角形など、さまざまなマークの意味や光った時の対処法を解説します。
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「亀」マークは走行性能が制限されているサイン!
「亀」の形をしたマークは「出力制限表示灯」
クルマのインパネには、さまざまな警告灯や表示灯が備えられています。特に2000年代以降は、電子制御の進化により、新しいマークも多数登場しています。しかし、一見しただけでは、マークの意味や役割を理解できないものも存在します。
そのひとつが、「亀」の形をしたマーク「出力制限表示灯」です。
主にハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に搭載され、駆動用バッテリーの残量が少なくなった場合や、外気温が極端に低くバッテリーの温度が下がった場合などに点灯します。この表示が点灯すると、バッテリーを保護するためシステムが出力を制限するため、アクセルを踏んでも十分な加速が得られなくなります。
高速道路や上り坂では周囲の流れに乗りにくくなる可能性もあるため、表示が出た場合は早めに充電や点検を行うことが大切です。
給油機マーク横の「三角」は給油口の方向を示している
給油機マーク横の三角形は、給油口の方向を示している
見落としがちだが、知っていると便利なマークもあります。それは、燃料計の給油機マークの横にある「小さな三角形」です。
この三角形は矢印の役割を果たしており、給油口が車両の左右どちら側にあるかを示しています。
三角形が左を向いていれば給油口は左側、右を向いていれば右側です。
カーシェアやレンタカーなど、普段乗り慣れていないクルマを利用するときでも、ガソリンスタンドで給油口の位置に迷わず済む便利な目印といえるでしょう。
「ヤカン」マークはエンジンの危険信号
「ヤカン」マークは「油圧警告灯」
こちらは、一見すると「ヤカン」のようにも見え、どんな意味があるのか分かりにくいマークです。このヤカンマークの正式名称は「油圧警告灯」です。
赤色で点灯した場合は、エンジンオイルの圧力が規定値を下回っていることを示しています。
オイル不足やオイルポンプの故障などで潤滑が十分に行われなくなると、エンジン内部の金属部品同士が激しく摩擦し、最悪の場合はエンジンが焼き付いて走行不能になるおそれがあります。
この警告灯が点灯した際は、安全な場所へ停車し、エンジンを停止したうえでロードサービスや整備工場へ連絡することが推奨されます。
「鍵+!」や「三角の中に!」のマークも見逃さないで
鍵の上に「!」が乗っているマークは「スマートキー警告灯」
近年発売されたクルマに搭載され、ベテランドライバーには馴染みの少ないマークもあります。それは、スマートキーや運転支援システムなどに関する警告灯です。
たとえば、鍵の上に「!」が乗っているマークは「スマートキー警告灯」です。
スマートキーが車内にない状態でエンジンを始動しようとした場合や、エンジン始動中にキーを持った人が車外へ出た場合、キーの電池が残り少なくなった際などに警告灯が点灯・点滅します。この表示に気付かず走行すると、目的地でエンジンを停止したあと、再始動できなくなる可能性もあります。
キーの電池交換やエンジンの再始動を試しても警告灯が消えない場合は、最寄りの販売店等で点検を受けましょう。
三角形の中に「!」が描かれた「マスターウォーニング」
また、三角形の中に「!」が描かれたマーク「マスターウォーニング」も電子制御に関する警告灯です。
このマークは、車両システムのどこかに異常が発生していることを知らせています。単独で点灯することは少なく、多くの場合はメーターディスプレイに異常内容が表示されます。表示されたメッセージを確認し、必要に応じて販売店や整備工場で点検を受けることが重要です。
このようにインパネには、日常の使い勝手を向上させる表示灯から、故障を知らせる警告灯まで、多くの情報が表示されています。とくに赤色の警告灯は、安全な走行に関わる重要なサインである場合が多く、点灯したまま走り続けるのは危険です。
普段見慣れないマークでも意味を知っておけば、落ち着いて適切な対応ができ、重大な故障やトラブルを未然に防げる可能性があります。万が一に備え、取扱説明書などで自分の車の警告灯や表示灯の意味を確認しておきましょう。
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