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最終更新日:2020.11.27 公開日:2020.11.27

ハミルトンがF1最多タイ7回目のチャンピオン獲得。数字で見るその記録。

ルイス・ハミルトンがF1の2020年シーズンチャンピオンを獲得した。今回で通算7回目となり、ミハエル・シューマッハの最多記録と並んだ。ハミルトンの記録を振り返りつつ、彼が達成した記録、達成できていない記録を紹介しよう。

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ハミルトンはさまざまな記録を更新中

2020年トルコGPでハミルトンは7回目のチャンピオンを獲得。写真:© Daimler AG

 ルイス・ハミルトンは、2007年にマクラーレン・メルセデスからF1デビューを果たした。デビューイヤーに初優勝を果たすと、翌2008年に同チームで初のF1チャンピオンを23歳で獲得。2013年に現在のメルセデスに移籍し、2014年、2015年、2017-2019年とチャンピオンの回数を重ねていった。そして2020年の今シーズンは第14戦トルコGPで優勝しチャンピオンを決めた。これで、チャンピオン獲得数はミハエル・シューマッハが保持する最多記録「7回」と並んだことになる。

 またメルセデスに移籍してからハミルトンは、シューマッハなどが持つ数々の記録を塗り替えてきた。例えば、通算ポールポジション(予選1番手)獲得回数、通算フロントロー(予選2番手以内)獲得回数、通算ポールトゥウイン(予選1番手からの優勝)獲得回数、通算表彰台(決勝3位以内)獲得回数、通算入賞(ポイント圏内での完走)回数、そして通算優勝回数などを更新しているのだ。

ルイス・ハミルトン(イギリス)
生年月日 1985年1月7日(35歳)
出生国 イギリス
F1出走回数 264戦

写真:© Daimler AG

歴代1位記録(2020年第14戦トルコGP終了時点)

・チャンピオン獲得回数 71
・通算獲得ポイント 3738ポイント
・通算ポールポジション獲得回数 97
・通算フロントロー獲得回数 150
・通算ポールトゥウイン獲得回数 54
・通算表彰台獲得回数 163
・通算入賞回数 225
・通算優勝回数 94
・連続入賞記録 39
・毎年優勝連続記録 14
・年間最多表彰台獲得 172
・年間全レース入賞 2回(2017年、2019年)
・年間最多獲得ポイント 413点(2019年)

1ミハエル・シューマッハとタイ記録
2セバスチャン・ベッテルとタイ記録

ハミルトンが92勝目を記録した2020年ポルトガルGPのゴール。写真:© Daimler AG

シューマッハ、ベッテルの偉大な数字

 さまざまな記録を更新しているハミルトンだが、そんなハミルトンでも達成できていない記録も多く残っている。それらの記録を紹介しよう。

2000年-2004年に5連覇を果たしたシューマッハ。写真:フェラーリ

・連続チャンピオン獲得 5連覇(ミハエル・シューマッハ/2000-2004年)
連続優勝 9連勝(セバスチャン・ベッテル/2013年)
・連続表彰台 19回(ミハエル・シューマッハ/2001-2002年)
連続ポールトゥウイン 6連続(ミハエル・シューマッハ/2000-2001年)
年間最多優勝回数 13勝(ミハエル・シューマッハ/2002年、2004年)
年間最多ポールポジション獲得 15回(セバスチャン・ベッテル/2011年)
年間最多ファーステストラップ回数 10回(ミハエル・シューマッハ/2004年、キミ・ライコネン/2005年、2008年)
通算ファーステストラップ獲得 77回(ミハエル・シューマッハ)

 F1で主要な記録を紐解くと、シューマッハとセバスチャン・ベッテルの名を多く目にする。シューマッハは25歳で初タイトル、最後のタイトルは36歳での獲得。そして43歳で引退した。ベッテルは23歳で初タイトル、最後のタイトルは26歳での獲得。そして現在は33歳で来年もF1ドライバーを続行する。対してハミルトンは35歳で、特にベッテルとは激しいレースのなかで互いを高めあい数々の記録を残してきた。

 そして2021年にハミルトンがチャンピオンを獲得すると、シューマッハの記録を超えて単独歴代1位となる通算8回、また連覇記録は5となりシューマッハに並ぶこととなり、名実ともに歴代ナンバーワンのF1レーサーと称されるだろう。

20201年は前人未到の通算8回目のチャンピオンを目指すハミルトン。写真:© Daimler AG


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