G20 名古屋の交通規制まとめ。24日まで激しい渋滞の見込み。

G20愛知・名古屋外務大臣会合に伴い、大規模交通規制

名古屋市街地の風景。　©田添健一 – stock.adobe.com

　「G20愛知・名古屋外務大臣会合」は、11月22日（金）、23日（土）に名古屋観光ホテルで開催される国際会議。各国首脳および招待国の外務大臣が名古屋市に集結するため、厳重な警備態勢が敷かれる予定だ。

G20愛知・名古屋外務大臣会合に伴う主な交通規制予定。　出典：愛知県警資料

　それに伴い、11月21日（木）～24日（日）の4日間にわたり名古屋高速の多くの区間や名古屋駅周辺の一般道において大規模な交通規制が実施される。交通規制により周辺道路で激しい混雑が予想されることから、愛知県警は、マイカー使用の自粛、業務用車両の運行時間の調整など、交通混雑緩和に協力するように呼びかけている。

名古屋高速における交通規制区間

　愛知県警によると、交通規制の実施時間は要人の移動に伴って変化するため、規制時間を事前に発表することはできないという。規制時間や場所の詳細は判明次第、愛知県警察G20サミット対策課の公式ツイッターで発表される。名古屋高速での通行止め区間は以下の通り。

G20愛知・名古屋外務大臣会合に伴う高速道路の交通規制区間。　出典：愛知県警資料

【高速道路の交通規制区間】
・セントレア東IC～高辻出入口
　21、22日は中部国際空港→名古屋市内方面が規制予定
　23、24日は名古屋市内→中部国際空港方面が規制予定
・1号楠線　黒川出入口～都心環状線
・2号東山線　吹上西出入口～都心環状線
・3号大高線　高辻出入口～都心環状線
・4号東海線　都心環状線～尾頭橋出口
・5号万場線　烏森出入口～都心環状線
・6号清須線　鳥見町出入口～都心環状線
・都心環状線　全線
・名古屋南JCT～3号大高線
・錦橋出口

　これに加え、名古屋第二環状自動車道から、清洲JCT、楠JCTを経由して名古屋高速道路に流入できない時間帯があるという。

　また、名古屋高速によると、規制区間前の出口から強制排出された場合、進行方向の入口から名古屋高速へ再度流入しても、2回分の通行料金が課金されない「通行止め時の乗継措置」が適応されるという。

名古屋市内の一般道の交通規制区間

　つづいて名古屋市内の一般道の交通規制区間は以下の通り。

G20愛知・名古屋外務大臣会合に伴う一般道の交通規制区間。　出典：愛知県警資料

【一般道の交通規制区間】
・錦通：西柳町交差点～錦通伏見交差点
・広小路通：納屋橋東交差点～広小路伏見交差点

　上記区間の前後、名古屋駅から大津通までは激しい混雑が予想されるという。また、周辺地域でも混雑が予想されるため、以下の交差点から錦通方面へは進入せずに迂回するように呼びかけている。

【迂回推奨交差点】
・北または南方面へ迂回：太閣通3交差点、高岳交差点、東新町北交差点、東新町交差点
・東または西方向へ迂回：菊井町交差点、明道町交差点、新御園橋交差点、大津橋交差点、名駅3交差点、若宮北交差点、矢場町交差点

中部国際空港セントレアの第1ターミナル出発ゲート。　出典：中部国際空港株式会社資料

　このほか、中部国際空港セントレアでは警備体制が強化。空港周辺道路の規制や入館時の手荷物検査および本人確認により、ターミナルへの入館に時間がかかる可能性がある。さらに、セントレアを発着する空港高速バスは平常通りのダイヤ運行が確保できないことから、一部運休やダイヤ変更が実施されるという。

　このように、大規模な交通規制の影響は多岐にわたることが予想される。車で出かける予定がある人はあらかじめ迂回ルートを確認しておきたい。また、電車などの公共交通機関を利用できる人は積極的にそちらを利用して車の使用を控えるのが無難だろう。