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最終更新日:2016.09.07 公開日:2016.09.07

【フォトアルバム】マクラーレン・ホンダ「MP4-30」

 ホンダ本社の1階にある、ウェルカムプラザ青山では、現在、マクラーレン・ホンダの2015年型マシン「MP4-30」が展示されていて、無料で見ることができる。しかも、この9月は、土日に限って、小学生限定で同車のコックピットに乗り込める無料体験イベントも実施中だ。

 今回展示されているマクラーレン・ホンダ MP4-30は、実戦で走行した車両ではない。また、スポンサーロゴに関しては、マクラーレンの方針として展示車両もすべて最新のものに変更するため、2016年仕様となっている。 デザインとしては前半型で、ロングノーズとなっている。

 なお、ここで掲載した画像よりも一回り大きいサイズ(900×600)で、また未掲載の画像も追加した全20点のフォトアルバムをこちらに用意した。全5点のホンダのパワーユニット「RA615H」のフォトアルバムはこちらだ。併せて、ぜひご覧いただきたい。

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各部アップその1:フロントセクション

マクラーレン・ホンダ MP4-30のフロントセクションのアップ!

 フロントウィングとフロントタイヤのアップライト近辺をアップで。張り出したタイヤの空気抵抗をどれだけ減らせるかが、オープンホイールマシンの課題であり、フロントウィングの工夫が続けられており、それが複雑な3次元曲面に見て取れる。

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各部アップその2:ミドルセクション

コックピット周りとサイドポンツーン

 マシンを正面から見ると、サイドポンツーンのエアインテークの形状が逆三角形なのが見て取れる。

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各部アップその3:リアセクション

リアウィングなどにもさまざまな工夫が凝らされている!

 リアセクションも、いろいろと工夫されているのが見て取れる。ちなみに、昨年型のマシンの細部をこんなにアップで撮影できて問題ないのかというと、まったく問題ないそうである。F1の世界は日進月歩どころか、秒進分歩の世界なので、昨年型、それも前期型のマシンは、ライバルチームにとっては、すでにあまり意味がないのだそうだ。

 

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最後はホンダエンジン「RA615H」にフォーカス!

7年ぶりに復活したホンダF1パワーユニット「RA615H」

 最後は、第4期ホンダF1の1年目を戦ったパワーユニット「RA615H」を紹介。実は、今は運動エネルギーを電気に変える「MGU-K」(Motor Generator Unit – Kinetic)や、廃熱を電気に変える「MGU-H」(Motor Generator Unit – Heat)といったエネルギー回生システムとガソリンエンジンがワンセットになっているので、エンジンといういい方はせず、パワーユニットと呼ぶ。

 現在展示されているパワーユニットは、レースそのものでは使用されていないが、テストで使用されたものだそうだ。

RA615Hスペック表
 排気量:1.6L
 気筒数:6
 バンク角:90度
 バルブ数:24
 最大回転数:15,000rpm
 最大燃料流量:100kg/時(10,500rpm)
 燃料噴射方式:直噴(1シリンダー当たり1噴射器、最大500bar)
 過給器:同軸単段コンプレッサー、タービン
 燃料:エクソンモービル製ハイパフォーマンス無縁燃料(5.75%はバイオ燃料)
 潤滑油:モービル1エンジンオイル
 最小重量:145kg

エネルギー回生システム
 機構:モーター・Generator・ユニットによるハイブリッドエネルギー回生。MGU-Kはクランクシャフトに、MGU-Hはターボチャージャーに接続。
 エネルギー貯蔵装置:リチウムイオンバッテリー(20~25kg)、1周当たり最大4MJを貯蔵
 MGU-K(※1):
  最大回転数:50,000rpm
  最大出力:120kw
  最大回生量:1周当たり2MJ
 MGU-H(※2):
  最大回転数:125,000rpm
  最大出力:無制限
  最大回生量:無制限
  最大エネルギー放出量:無制限
※1:MGU-Kとは、モーターとジェネレーターを利用し、運動エネルギーを電気エネルギーに変換するシステム
※2:MGU-Hとは、エンジンから出る排熱を専用のモーターとジェネレーターを利用して、電気エネルギーに変換するシステム

2016年9月7日(JAFメディアワークス IT Media部 日高 保)

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外部リンク

ホンダ・ウェルカムプラザ青山

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