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公開日:2026.03.05

鹿児島~大隅半島を結ぶ「大隅縦貫道路」がまもなく延伸開通! 約50kmにおよぶ計画の一部「吾平道路」が完成【いま気になる道路計画】

大隅縦貫道の一部である鹿屋串良道路 東原IC付近の様子。

九州最南端へと延びる大隅半島。そのアクセス向上を目的に整備が進められているのが「大隅縦貫道路」だ。鹿児島県と大隅半島南部を結ぶ南北軸として計画されている。そのルートや整備のメリット、現在の進捗を見ていこう。

大隅縦貫道の一部である鹿屋串良道路 東原IC付近の様子。

文=鳥羽しめじ

資料=鹿児島県、国土交通省

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その先もいよいよ着工へ。2期区間にも動きが

吾平道路の先の山間部を改良する「吾平大根占田代道路」。

吾平道路の先の山間部を改良する「吾平大根占田代道路」。

その先は山間部を越えて錦江町田代地区へ至る、1期区間の総仕上げとなる「吾平大根占田代(あいらおおねじめたしろ)道路」だ。延長は約16kmで、カーブが連続する現道に代わり、線形を大きく改良したカーブの少ない新ルートが整備中となっている。

2021年に事業化し、2024年から用地取得に着手。2025年度中の着工を予定している。トンネルがない構造のため、比較的短期間での完成が見込まれている。

一方、国道448号を越えた先の「2期区間」では、すでに部分的な整備が進んでいる。

まず2007年には「大竹野トンネル」延長450mを含むバイパスが開通。そして2020年には、南側の「大中尾工区」延長4.1kmが事業化され、整備が進められている。

「大中尾工区」は、大隅縦貫道本体の一環として新設されるのではなく、現道の通行困難箇所に登坂車線を設置するなど、緊急対策工事として改良の意味合いが強い。県は議会答弁で「地域高規格道路としての手続を待っていればいつまでたっても整備されない」と説明しており、まずは必要最小限の改良によって課題解消を図る方針だ。


このように、大隅縦貫道は段階的ながら着実に整備が進んでいる。

一方、対岸に位置する指宿(いぶすき)市では「薩摩半島縦断道路」という構想もあり、日本最南端の高規格道路の位置づけをめぐって対比される存在となっている。

もっとも、大隅縦貫道の2期区間が正式に決定・具体化すれば、その到達点は佐多岬方面へさらに近づくことになり、「最南端」の位置づけはより明確になるだろう。

まずは3月20日に開通する「吾平道路」の供用開始を楽しみに待ちつつ、その先の動向についても引き続き注視していきたい。

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