海外バイクブランド「ベンダ」「モルビデリ」が日本上陸! “映えるボバー”か“王道”か、250ccクルーザー市場に挑戦【モーターサイクルショー2026】
国内最大級の二輪車展示イベント「モーターサイクルショー2026」のプロトブースに、今期から導入予定の海外車両ブランド2社のモデルが登場し、大きな注目を集めた。今回は、その新ブランド「ベンダ」と「モルビデリ」にフォーカスする。
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日本上陸バイクブランド「ベンダ」と「モルビデリ」
アフターパーツメーカーとして、バイクライドを快適にするアイテムの数々を展示しているプロト。しかし今回は例年とやや趣が異なり、今期から導入予定の車両ブランド2社のモデルを大々的に披露する構成となった。これにより多くの来場者が足を運び、例年以上の賑わいを見せていた。
その新たなブランドが、「Benda(ベンダ)」と「Morbidelli(モルビデリ)」だ。バイクに詳しい人でも初耳という声が少なくない両ブランドに注目したい。
ベンダは中国発の新進気鋭ブランドで、既存の枠にとらわれない「工業デザインの美しさ」にこだわり、唯一無二の存在感を放つスタイリングが特徴だ。一方のモルビデリは、1960年代に活躍した同名ブランドをルーツとし、2021年にイタリア・ボローニャで設立。本国ではアドベンチャーモデルを主力として展開している。
それでは、東京モーターサイクルショー2026で注目を集めた両ブランドの2モデルを紹介しよう。
250ccクラスのボバースタイルが新鮮な「ナポレオンボブ250」
ベンダ ナポレオンボブ250|Benda Napoleon Bob 250
ひと目でその独創的なスタイルに目を奪われ、思わず跨ってみたくなるのがベンダのクルーザーモデル「Napoleon Bob(ナポレオンボブ)250」だ。
同モデルは中国の大手二輪メーカー「銭江モーターサイクル(QJモーター)」が手がけるグローバルブランド「Keeway(キーウェイ)」のラインナップとして展開。中国国内で高い人気を誇るほか、日本に先駆けてヨーロッパ市場にも進出し、現地でも高い評価を得ている。
プロトの担当者は次のように語る。
「昨今、日本では軽二輪クラスが活況で、日本人はクルーザータイプを好む傾向があります。また、弊社でもかつてロードホッパーというクルーザーモデルを扱っていた経緯があり、得意とするカテゴリーであることから導入を決めました。もちろん、このデザイン重視のスタイリングにも惹かれました。現状の250ccクルーザー一強体制に一石を投じたいですね」
ワイド&ロングなシルエットに、短めな前後フェンダーと1人乗り用サドルを装備したナポレオンボブ250。ノーマル状態でもカスタムを施したかのようなボバースタイルを楽しめる。
最大の特徴は、やはりその唯一無二のスタイリングとクラスを超えた存在感だ。なかでもメカニカルな構造を前面に押し出したフロントフォークは、他ブランドには見られない個性を放つ。
また、ワイド&ローで軽二輪らしからぬ存在感を放つボディには、250ccのVツインエンジンを搭載。その走りは力強く、確かな鼓動感と迫力ある排気音を楽しめるという。
テレスコピック/マルチリンク式フロントフォークを採用したフロントサスペンションの構造が異形感を放っている。
一方で、ディメンション的にフロントヘビーな傾向があり、ハンドルポジションもやや遠めなため、小柄なライダーには扱いにくさを感じる可能性もある。しかし、そうした点を踏まえても「それでも乗りたい」と思わせるデザイン性の高さが大きな魅力だ。
税込価格は84万7000円。250ccクラスの枠を超えた存在感と所有感を味わえる一台だ。
ナポレオン ボブ250は249cc水冷4ストロークVツインエンジンを搭載。これがメカメカしくて格好良い!
イタリアから来たちょうどいいクルーザー「C252V」
次に、イタリアブランド「モルビデリ」から導入されるクルーザーモデルが「C252V」だ。前述のとおり、本国ではアドベンチャーモデルが主力とされているが、日本市場のニーズを踏まえ、あえてクルーザーを投入してきた。
モルビデリ C252V|Morbidelli C252V
先に紹介したナポレオンボブ250と比べると、やや落ち着いた印象だが、それもプロトの戦略のひとつ。すべてのユーザーが強い個性を求めているわけではなく、オーソドックスなモデルを好む層も確実に存在するからだ。
実際に日本では、現行の250ccクラスにはC252Vのようなスタンダードなクルーザーモデルが少なく、新たな選択肢のひとつとなり得る存在だ。
シンプルで程よいボリューム感のあるボディには、ベンダ製でナポレオンボブ250と同系統の250ccVツインエンジンを搭載。パワフルな走りと鼓動感を備えつつ、マフラー形状の違いにより排気音はやや控えめ。これが日常域での扱いやすさや快適性につながっている。また、オーソドックスなディメンションを採用しており、比較的楽な姿勢で乗ることができる。
税込価格は75万9000円。気負わず乗れる“ちょうどいいクルーザー”として、注目しておきたいモデルだ。
プロトのブースには、モルビデリのアドベンチャーモデルが多数展示されていた。こちらは日本国内に競合が多いため、導入については様子見とのこと。




