クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

Cars

最終更新日:2019.08.01 公開日:2019.08.01

お盆の渋滞予測2019。阪神高速下りで最大33kmの渋滞見込み。

阪神高速道路株式会社(大阪府大阪市)は7月10日、阪神高速におけるお盆期間(8月8~18日)の渋滞予測を発表した。兵庫地区の渋滞のピークは、8月8~9日と13日。大阪地区の渋滞のピークは、8月8、9日。第二神明道路下りおよび3号神戸線下りにおいて最大約33kmの渋滞が発生する見込みだという。

大阪地区はお盆期間中の渋滞は少なめ!

阪神高速の資料より。大阪地区より兵庫地区の方が渋滞が多い。

 阪神高速が発表した上カレンダーを見てみよう。渋滞が特に多くなる日は赤色、多い日はピンク色、普通が黄色、少ないが水色で表されている。

 兵庫地区で渋滞が特に多くなるのは、8月8、9、13日。多くなるのは、8月10~12日、14、15日である。8月15日を過ぎると落ち着いていることがわかる。大阪地区で渋滞が特に多くなるのは、8月8、9日。8月11日以降は少なくなっている。

阪神高速の資料より。出発時間をずらすことで渋滞を回避できる。

 上グラフは、昨年の渋滞ピーク日(2018年8月13日)に阪神高速3号神戸線下りの西宮~京橋間を走行した場合の所要時間を表している。渋滞ピークの9時に出発したとすると所要時間は55分かかり、出発時間をずらし6時に出発すると14分で到着することがわかる。つまり出発時間を変更するだけで所要時間が4分の1程度に短縮できるのだ。このことから同社では、利用日や時間帯の変更を呼びかけている。

阪神高速下りでは、最大約33kmの渋滞。交通流の低下が原因。

阪神高速の資料より。最大渋滞長が15km以上となる区間を抜粋。

 上表は、阪神高速下りでお盆期間中(8月8~18日)に渋滞最大延長が15km以上となる区間の時間帯別交通状況を表している。赤枠で囲った30km以上の渋滞が発生する日は、8月10~12日で、いずれも第二神明道路下りおよび3号神戸線下りの名谷IC~武庫川IC間。ピーク時間は7時である。

 この区間は、例年激しい渋滞が発生する地点。お盆やGWなどの交通集中時に第二神明道路とその先にある神戸淡路鳴門道垂水JCT付近で車の流れが悪くなり、その車列が神戸線まで延びて激しい渋滞が発生するのだという。

阪神高速上りでは、最大25kmの渋滞。深江付近のサグ部が原因。

阪神高速の資料より。最大渋滞長が15km以上となる区間を抜粋。

 上表は、阪神高速上りでお盆期間中(8月8~18日)に渋滞最大延長が15km以上となる区間の時間帯別交通状況を表している。赤枠で囲った25km以上の渋滞が発生する日は8月13~15日で、いずれも3号神戸線上りおよび第二明神道路上りの深江付近~高丸IC付近。ピーク時間は15時である。この区間では例年、深江付近にあるサグ部で減速する車がきっかけとなり渋滞が発生するという。この渋滞を迂回する方法はあるのだろうか。

阪神高速3号神戸線の迂回路

阪神高速の資料より。赤色の矢印は最大15km以上の渋滞。黄色の矢印は最大5~15km未満の渋滞。紫色の点線は迂回路を示している。

 上図は、8月10日の兵庫地区の渋滞予想図。赤い矢印で示したのが第二神明道路下りおよび3号神戸線下りの名谷IC~武庫川IC間で発生する最大約33kmの渋滞である。同社は、この激しい渋滞を迂回するには、紫色の点線で示した7号北神戸線を利用するルートを推奨。走行距離は長くなるが所要時間は短縮されるとしている。また、利用日当日の道路交通情報を参考にして中国道や新名神高速もルートの選択対象として渋滞の少ないルートを選ぶように呼びかけている。

この記事をシェア

  

Campaign

応募はこちら!(12月1日まで)
応募はこちら!(12月1日まで)