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最終更新日:2024.11.13 公開日:2024.11.13

スバル車の燃費が劇的改善! ストロングハイブリッド採用で航続距離は1000km以上に。次世代クロストレックが楽しみすぎる!【新車ニュース】

スバルがエンジンとモーターを動力源とするハイブリッドシステム「ストロングハイブリッド(S:HEV)」を発表した。大容量の駆動用モーターを搭載したS:HEVでは、燃費性能とともに航続距離が大きく向上するという。

文=原アキラ

画像=スバル

ストロングハイブリッド(S:HEV)イメージ

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S:HEVはどこがスゴイ?

スバルは10月17日、エンジンとモーターを動力源とするハイブリッドシステム「ストロングハイブリッド」を発表した。

今回発表した「ストロングハイブリッド」は、走りの愉しさと環境性能を高い次元で両立させた、スバルとして新たに開発した次世代のハイブリッドシステム。状況に応じて動力源であるエンジンとモーターを効率よく使い分けるシリーズ・パラレル方式を採用した。

専用開発した2.5L水平対向エンジンは、最高出力118kW(160PS)/5600rpm、最大トルク209Nm/4000〜4400rpmを発生。駆動用モーターは最高出力88kW(119.6PS)、最大トルク270Nmを発生する。駆動用バッテリーは容量1.1kWhのリチウムイオンバッテリーで、トランスアクスルも新開発。駆動用と発電用の2つの高出力モーター、フロントデファレンシャルギア、電子制御カップリングをワンパッケージにしている。

ストロングハイブリッドの燃費性能と大容量の燃料タンクを組み合わせることで、1回の給油で航続距離が1000km以上にまで伸長したという。

走行面では、幅広い走行シーンでモーター駆動をメインとし、モーターが苦手な領域をエンジン駆動がカバーする。発電用モーターから高電圧バッテリーへの電力供給を緻密に制御することで、駆動用モーターの電力量は常に安定。

駆動方式では前後輪をプロペラシャフトでつなげる機械式AWDを踏襲。路面状況に合わせて後輪へ駆動力を瞬時に伝え、前後輪のトルクを適切にコントロールすることで、あらゆる路面でスバルらしい優れた走行安定性を発揮するという。

また、コンパクトな水平対向エンジンの特長を活かし、大型の駆動用バッテリーを搭載しながらも燃料タンク容量を63Lまで拡大。従来のマイルドハイブリッド搭載のAWDモデルに比べて約20%燃費性能が向上したこともあって、航続可能距離が大幅に伸長した。具体的には歴代スバル車で最長となるワンタンク1000km超えを実現したという。また、EVドライブモードの採用を含めEV走行領域を拡大することで、走行時の静粛性も向上させている。

2024年12月には日本市場向けにストロングハイブリッドを初採用した「クロストレック」の発表を予定しており、先行予約がすでに開始されている。

クロストレック ストロングハイブリッド搭載モデル(日本市場向けプロトタイプ)

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