アルピーヌがラコステとコラボ! ワンオフモデル「アルピーヌ ラコステA290ラリー」を発表
アルピーヌはこのほど、ワニのマークでお馴染みのフランスのファッションブランド「ラコステ」とコラボレーションし、ワンオフモデル「アルピーヌ ラコステA290ラリー」を発表した。
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目次
フランスならではの創造性から生まれたコラボレーション
アルピーヌとラコステはいずれも、スポーツ、イノベーション、デザインを体現するフレンチブランド。フランスならではの創造性から生まれたこのコラボレーションは、パフォーマンス、エレガンス、そして軽やかさを融合させることで、それぞれの分野の限界に挑み続けるという共通の志から生まれた、ふたつの象徴的なブランドが手を携えた結果である。
ラコステはテニスプレーヤーだったルネ・ラコステが、アルピーヌは自動車実業家のジャン・レデレが創業。それぞれの創業者の先見性に富んだレガシーに根ざしたこのコラボレーションから誕生したのは、ふたつの特別なクリエーション。「Beware of the Crocodile(ビウェア・オブ・ザ・クロコダイル)」と名付けられた唯一無二の「アルピーヌ ラコステ A290ラリー」と、限定カプセルコレクションだ。
いずれも、スポーツに対する共通のビジョンを、それぞれ異なる形で表現した作品で、そこには「イノベーションは常に、走り、感動、そしてスタイルのためにある」という両ブランドの哲学が息づいている。
動画=アルピーヌ公式YouTubeチャンネルより
今回のコラボレーションは、ラコステのアンバサダーである俳優のピエール・ニネ氏が共同設立した制作会社「ニネ フィルムズ」が手がけたショートフィルム『Le Test』でも表現されている。作品にはピエール・ニネ氏に加え、BWT・アルピーヌ・フォーミュラワン・チームのドライバーでありラコステのアンバサダーを務めるピエール・ガスリー選手が出演。
本人役として登場する両名が、唯一無二のBeware of the Crocodile – アルピーヌ ラコステA290ラリーをめぐる意外性に満ちた、それでいて息の合った出会いを描く。ユーモアと落ち着き、そして遊び心を織り交ぜた本作は、今回のコラボレーションのストーリーをさらに広げるとともに、パフォーマンスとエレガンスの融合という、ふたつのフランスのアイコンに共通する価値観を印象的に表現している。
ラコステのアイデンティティを象徴するワニの赤い口に着想
アルピーヌ ラコステA290ラリー|Alpine Lacoste A290 Rally
このワンオフモデル(特注品)は、両ブランドのデザインおよびエンジニアリングチームによる創造的な対話から誕生した。そのベースとなったのは、あえて競技仕様の技術的基盤である「アルピーヌA290ラリー」。この大胆な選択には、単なるデザインスタディにとどまることなく、モータースポーツから直接生まれた真のオートモーティブ・オブジェを創り出したいという思いが込めらた。
将来登場予定のA290シリーズのなかで最もエクストリームかつ高性能なモデルであるアルピーヌA290ラリーは、妥協のないスポーティネスを表現するための理想的なプラットフォーム。カスタマーレーシング向けに開発されたA290ラリーは、アルピーヌが電動モータースポーツに注ぐ情熱を体現するとともに、よりコンパクトで俊敏、そして幅広いユーザーに開かれた、新世代のパフォーマンスを象徴するモデルだ。
アルピーヌ ラコステA290ラリー|Alpine Lacoste A290 Rally
アルピーヌ ラコステ A290 ラリーは、ラコステのアイデンティティを象徴するワニの赤い口に着想を得ている。このアイコニックなディテールを起点に、没入感あふれるデザインコンセプトが車両全体へと展開され、細部に至るまで一貫した世界観を創り上げている。
エクステリアでは、このワンオフモデルがラリーカーのデザインコードを、より現代的かつグラフィカルなデザイン言語で再解釈。ワイドトレッド化された足まわり、張り出したホイールアーチ、力強く造形されたフェンダー、大型ディフューザー、ルーフエアインテーク、存在感あふれるリヤスポイラー、そして露出したカーボンパーツなどにより、あらゆる要素が本質にまで磨き上げられた妥協のないスポーツ性能が表現された。
このアーキテクチャーは、モータースポーツ由来の技術を基盤としている。高い剛性と正確なハンドリングを実現するために最適化されたシャシーをはじめ、ラリー競技専用に開発されたサスペンション、安定性とグリップ性能を高めるワイドトレッド、さらに高速走行時の冷却性能とダウンフォースを向上させるために設計された機能的なエアロダイナミクスなど、競技車両の技術が随所に採り入れられた。
パフォーマンスを重視して設計されたA290ラリーは、専用にチューニングされた電動パワートレインを特徴とし、最初の入力から即座に応答するレスポンスと力強い加速を実現。これはラリー競技において大きなアドバンテージとなる特性だ。また、過酷な走行条件下でも安定したパフォーマンスを維持するための専用電子制御セッティングを備えている。強化されたブレーキシステムと、ドライビング精度を重視したセットアップは、あらゆる路面状況において信頼性が高く、効率的で扱いやすいハンドリングの提供に貢献する。
このモデルは、モータースポーツを愛するエンジニアたちがガレージで作り上げたかのようなコンセプトのもとに生まれ、ドライビングプレジャーの本質へと立ち返る1台。ラコステのスタイリングの視点を通して再解釈された、真のラリーカーといえる。
ライトシグネチャーは、ワニの眼差しを想起させるよう再構築されており、ボディ全体に散りばめられたグラフィックディテールは、ラコステとアルピーヌのデザインチームによる共同作業の成果を反映。エクステリアカラーは、アルピーヌの風景から着想を得たブルーがかったホワイトで、雪や氷、霜を想起させる色調だ。微細なパール粒子が織りなす繊細な質感が、車両の持つテクニカルかつミネラル(鉱物的)な表現をより一層際立たせている。
デザイン全体で290匹のワニモチーフが組み込まれた
アルピーヌ ラコステA290ラリー|Alpine Lacoste A290 Rally
インテリアはレッドで統一された没入感のある空間。まるでドライバーが文字通りワニの口の中へ足を踏み入れたかのような体験を生み出す。この強烈な色彩は感覚を研ぎ澄まし、本能を呼び覚ましながら、パフォーマンスを追求するドライビングを後押しする。
キャビン後方には、獲物を狙うワニが時を追いかけるかのようなモチーフが配され、ドライバーは理想のラインを追求する“クロコパイロット”としての存在へと昇華。シートおよびドアパネルには、ラコステを象徴する「プチ・ピケ」素材を採用し、刺繍はラコステのワニロゴを手がけてきた歴史ある工房「ポトンシエ」によって仕上げられている。また、アルピーヌとラコステの共通ロゴはバスレリーフ(浮き彫り)として扱われ、インテリア全体にアクセントを与えている。
キャビンは、テクニカルな素材感と包み込まれるようなマテリアルとのコントラストによって構成。構造部材にはレッドのアルマイト処理が施され、ラリーシートには「ERPRO」による3Dプリント技術を用いたパーツが組み込まれている。このテクノロジーにより、格子状(ラティス構造)の設計が可能となり、軽量性・快適性・パフォーマンスを高次元で両立。これは、インテリジェントな設計によって性能を引き出すという、両ブランドの根幹にある信念とも一致するものだ。
このアプローチは、ラリー競技に不可欠な軽量化と機能最適化に向けた、より広範な取り組みの一部でもある。わずかな重量差や応答性の違いが、そのままパフォーマンスに直結する競技において、この思想は極めて重要な意味を持つ。さらに車両全体には、ワニを想起させるさまざまな繊細なディテールが散りばめられ、このコラボレーション特有の創造的な精神を一貫して表現。デザイン全体では合計290匹のワニモチーフが組み込まれている。
「サーキット」と「コート」いうふたつの世界観を融合させたカプセルコレクションを発表
アルピーヌ×ラコステ カプセルコレクション|Alpine × Lacoste capsule collection
このワンオフモデルと呼応する形で、ラコステとアルピーヌは「コート」と「サーキット」というふたつの世界観を融合させたカプセルコレクションを発表(※日本未展開)。
ポロシャツ、Tシャツ、軽量なテクニカルウェア、アクセサリー、そして両ブランドの共創によるアイテム群は、スポーティなエレガンス、機能性、そして高度な技術的サヴォアフェールを兼ね備えている。動きに寄り添うように設計されたこのコレクションは、パフォーマンス、軽やかさ、精度、そしてスタイルという両ブランド共通の価値観を、そのままワードローブへと落とし込んだものだ。
今回のコラボレーションを通じてあるアルピーヌとラコステは、フランスデザインの独自のビジョンを讃えている。それは、常にイノベーションが目的のために存在し、パフォーマンスが感動のためにあり、そしてエレガンスが動きに寄り添うという思想である。
このたびの発表に際して、ラコステのエリック・ヴァラCEOはこのようにコメントしている。
「ラコステとアルピーヌは、創業当初からイノベーションという同じ文化を共有しており、それは卓越したパフォーマンスが、機知と細部へのこだわりの両方から生まれると確信していた先駆者たちによって形づくられてきました。それぞれのレガシー、専門性、そして創造的な基準を融合させることで、私たちはフランスの創造性を讃えるプロジェクトを構想しました。それは、パフォーマンスとエレガンスという共通のビジョンに基づくものです。」
そして、アルピーヌでデザインを担当するアントニー・ヴィラン副社長はこのようにコメント。
「アルピーヌ ラコステ A290 ラリーは、動き、精度、そして大胆さという同じ価値観を共有するふたつのフランスブランドの出会いを体現するモデルです。ジャン・レデレとルネ・ラコステという、それぞれの分野で情熱を持ち、後にその領域の基準となった両名の精神に通じるかたちで、アルピーヌとラコステは単なるスピードを超えた“パフォーマンス”のあり方を讃えています。このコラボレーションは、競技由来のテクニカルな要素、デザインの軽やかさ、そしてタイムレスなエレガンスを融合させたものです。トラックのために設計されながらも、明確な美的シグネチャーを備えた1台となっています。」
SPECIFICATIONS
アルピーヌA290ラリー|Alpine A290 Rally
ボディサイズ:全長3997×全幅1823×全高1502mm
ホイールベース:2534mm
モーター最高出力:160kW(220ps)
モーター最大トルク:300Nm(30.6kgf-m)
駆動方式:FF
バッテリー容量:52kWh
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