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最終更新日:2022.03.30 公開日:2022.03.30

“兼用マス” というアイデアで、SA/PAの駐車可能台数を増やす!

NEXCO中日本管内の伊勢湾岸道・湾岸長島PA(下)、東名阪道・亀山PA(下)、中央道・駒ヶ岳SA(上)の3か所で、4月以降、駐車可能台数が増加する。そのために導入されたのが「兼用マス」というアイデアだ。駒ヶ岳SA(下)も4月下旬に同様な工事が完成予定という。

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「兼用マス」というアイデアで駐車可能台数を増やす

SA・PAの駐車場イメージ © decoplus – stock.adobe.com

 3月31日、E1A 伊勢湾岸道・湾岸長島PA(下)、E23 東名阪道・亀山PA(下)およびE19 中央道・駒ヶ岳SA(上)で、駐車マスに兼用マスを導入する工事が完了し、駐車台数が増える予定だ。利用可能になるのは、31日の工事完了次第という。

駐車場増設工事実施のSA・PA 出典=NEXCO中日本

 兼用マスというのは、大型車と普通車のいずれもが駐車できる駐車枠のこと。今回工事が行われた3施設では、特に大型車両の駐車スペースが不足しているという課題があったが、兼用マスの増加で、大型車駐車可能台数は既存台数から湾岸長島PAで約1.3倍(プラス44台)、亀山PAで約1.1倍(プラス11台)、駒ヶ岳SAでは約1.6倍(プラス36台)に増加する。

 もちろん、乗用車など普通車の駐車可能台数も増加するので、マイカー利用での利便性も向上しそうだ。さらに、大型バスの利用が多いことも考慮して、湾岸長島PAと亀山PAではバス優先マスを新たに設置。駒ヶ岳PAでは、利用者の通路横断の安全面から、既存のバス優先マスも商業施設前へ移動した。

工事前・工事後の駐車マス数(E1A 伊勢湾岸道・湾岸長島PA・下) 出典=NEXCO中日本

工事前・工事後の駐車マス数(E23 東名阪道・亀山PA・下) 出典=NEXCO中日本

工事前・工事後の駐車マス数(E19 中央道・駒ヶ岳SA・上) 出典=NEXCO中日本

 兼用マスは、一見して判別できるように青色ラインで明示されているという。1マスに大型車1台、もしくは普通車2台が駐車できる。NEXCO中日本では、より多く駐車ができるよう、普通車はできるだけ一つのマスに2台止めるよう協力を呼びかけている。

普通車1台が駐車している場合(左)、普通車が縦列駐車している場合(右) 出典=NEXCO中日本

 4月下旬には、駒ヶ岳SA(下)においても同様な工事が完成する見込みだ。

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