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最終更新日:2022.07.04 公開日:2022.07.04

ドライブ中に竜巻や雹(ひょう)! 愛車を守るには?車内は安全?

2022年は「車がひっくり返る竜巻」や「ゴルフボール大の雹(ひょう)が降った」という気象があった。そんな気象災害がドライブしている時に発生したら、どのように対処すればよいのだろうか? 愛車を守るともに、車の中にいるのが安全なのか? 車外にいるのが安全なのかも調べてみた。

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駐車している車に雹(ひょう)が降ってきたら

雹で車がキズだらけに!! 防ぐにはどうする? ⓒChristian Delbert – stock.adobe.com

 大粒の雹(ひょう)が降って車にキズが付いた、ウインドウが割れたという事例もある。そのようなことで大切な車が傷つくのは避けたいことだ。もし屋根のない駐車場に車を停めている時に雹が降ってきたら、どうすればよいのだろうか?

停めている車に雹(ひょう)が降ってきたら、どうする? ©New Africa – stock.adobe.com

 屋根のない駐車場に停めている場合は、自宅ならば厚手の毛布や布団などのクッションの役割を果たすもので車を覆うことで被害を抑えよう。ただしゴルフボール大の雹が降っている状況で、外に出ることは自身を危険にさらすことになる。万が一、大粒の雹が当たれば大きなケガにつながることもあるので、霰(あられ)のうちに作業を終わらせよう。

クッション性のあるもので車を雹(ひょう)から守る ©Ben R – stock.adobe.com

※雹(ひょう)と霰(あられ)の違い
気象庁によると、雹と霰はどちらも氷の固まりだが、違いは大きさで直径が25mmのものが霰、それ以上のものが雹となる。

運転中に雹(ひょう)が降ってきたら車外に避難

運転中に雹(ひょう)が降ってきたら、どうする? ©yamasan – stock.adobe.com

 運転中に雹(ひょう)が降ってきたら、頑丈な屋根を有した屋内駐車場に避難しよう。もし避難できるようなところが見つけられないうちに、視界不良となるほどの雹が降ってきた場合には、ハザードランプを点灯させながら減速し、道路の左側に寄せて停車しよう。

 車を屋内に駐車できなかった場合だが、その際は車内にとどまることは避けよう。必ず車から降りて、近くの頑丈な建物に避難すること。その理由は、雹が降るような天候は、突風や竜巻を伴う可能性もあるからだ。そのような竜巻・突風被害の例としては、2022年5月25日に福島県二本松市で、車重1000kgあるコンパクトカーが浮き上がり、ひっくり返るほどの突風が発生している。幸いにも車内に人はいなかったが、雹が降るような荒天で車内にいることは非常に危険ということを覚えておこう。

車が横転する、家屋の屋根が飛ぶなどの被害もありうる竜巻 ©Creativa Images – stock.adobe.com

 ちなみにアメリカでは、竜巻から避難する際の注意事項として「車から必ず降りて、近くの頑丈な建物に避難する」となっている。また運転中や車から降りて避難する際には「老朽化した木造家屋やプレハブなどの重量の無い建物は飛ばされる可能性があるので、近づかないこと」「電柱も突風でなぎ倒されるので近寄らないこと、しがみつかないこと」と注意している。

冠水にも注意して車を避難

アンダーパスは冠水の危険性がある ©mikehana – stock.adobe.com

 雹(ひょう)が降った際には、雨風も強くなり、道路に落ちた木々の葉や枝、路上のゴミなどで排水溝が詰まり、冠水してしまうこともある。場所としては、幹線道路や線路などの下をアンダーパスが冠水しやすいところだ。雹を避けるためにそのような場所に停車していたら、冠水で車が立ち往生してしまうという可能性もある。雹から避難するために停車する際は、周囲に「冠水注意」の道路標識や看板などの有無も確認しておこう。

雹(ひょう)被害をカバーする車両保険がある

雹(ひょう)で車のボディが傷ついたら保険の補償はある? ©sunakri – stock.adobe.com

 もし雹(ひょう)によって車のボディが凹む、傷つく、ウインドウが割れるなどの被害があった場合は修理が必要となるが、車両保険で修理費を補償してくれる任意保険がある。修理が必要となった際は、契約している保険会社へ連絡して補償の有無を問い合わせてみよう。


冠水に関する道路標識の写真は
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