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最終更新日:2024.12.13 公開日:2024.12.13

北海道「道の駅」ランキング最新版を発表! 道の駅マニアが実際に足を運んで選んだ本当にオススメの道の駅とは?

北海道開発局は2024年12月2日、最新の『北海道「道の駅」ランキング』を発表した。このランキングは、道内にある127の道の駅に足を運びスタンプラリーをコンプリートした「道の駅マニア」によるもので、全8部門で評価する。各部門のトップに輝いたのはどこの道の駅?

文=KURU KURA編集部

資料=北海道開発局

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道の駅マニアが選んだ北海道「道の駅」ランキング

広大な大地に127施設もの道の駅がある北海道の「道の駅」ランキングの気になる結果は?

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北海道開発局の『北海道「道の駅」ランキング2023』は、スタンプラリー完走者3014人にアンケートを実施して選定している。スタンプラリーの完走賞はスタンプ127駅で応募できるため、実質、北海道の道の駅127駅に足を運んだ「道の駅マニア」によるリアルな結果だといえる。

今年度各部門のトップ3にランクインした道の駅の位置図。 マップは編集部で作成。

さっそく、8部門のトップ3を発表しよう。

1. 道路や地域に関する情報提供が充実していたと感じた「道の駅」部門

道の駅「うとろ・シリエトク」(斜里町)。(c) Paylessimages - stock.adobe.com

1位 うとろ・シリエトク(斜里町) 627票
2位 樹海ロード日高(日高町) 151票
3位 そうべつ情報館i(アイ)(壮瞥町) 133票

道路や地域に関する情報提供が充実していたと感じた「道の駅」部門は昨年同様、オホーツクエリアの「うとろ・シリエトク」、日高エリアの「樹海ロード日高」、胆振エリアの「そうべつ情報館i(アイ)」がランクイン。「うとろ・シリエトク」は知床の観光情報、道路情報、ヒグマなど野生動物の情報など、情報の充実ぶりを評価されている。

道路や地域に関する情報提供が充実していたと感じた「道の駅」部門。

2. ゆっくり休憩できたと感じた「道の駅」部門

道の駅「なないろ・ななえ」(七飯町)。 写真は七飯町の公式ホームページより引用。

1位 なないろ・ななえ(七飯町) 255票
2位 摩周温泉(弟子屈町) 122票
3位 おとふけ(音更町) 119票

ゆっくり休憩できたと感じた「道の駅」部門で、昨年度に引き続きランキング1位となった道南の「なないろ・ななえ」は、広くてきれいでのんびりできると高評価を得た。駐車場や休憩スペースを広く設け、休憩しやすい施設づくりが実を結んだ結果といえそうだ。

ゆっくり休憩できたと感じた「道の駅」部門。

3. トイレがきれいだと感じた「道の駅」部門

道の駅「北欧の風 道の駅とうべつ」(当別町)。 写真は編集部が撮影。

1位 なないろ・ななえ(七飯町) 335票
2位 北欧の風 道の駅とうべつ(当別町) 245票
3位 かみしほろ(上士幌町) 203票

道の駅に立ち寄った際、トイレを利用する割合は高いはず。というわけで、トイレがきれいだと感じた「道の駅」ランキングの結果だが、今年度は6年連続1位だった「サーモンパーク千歳」を抑え、「なないろ・ななえ」「北欧の風 道の駅とうべつ」「かみしほろ」と、新しい道の駅がランクイン!

トイレがきれいだと感じた「道の駅」部門。

4. 家族で訪れたい「道の駅」部門

道の駅「あびら D51ステーション」(安平町)。 写真は安平町の公式ホームページより引用。

1位 あびら D51ステーション(安平町) 195票
2位 おとふけ(音更町) 190票
3位 サーモンパーク千歳(千歳市) 171票

家族で訪れたい「道の駅」部門では、昨年度3位の「あびら D51ステーション」が1位の「サーモンパーク千歳」を追い抜き、今回ランキングのトップを勝ち取った。国内屈指の美観を保つ「蒸気機関車D51 320号機」を展示する鉄道資料館を併設しており、鉄道好きな親子で楽しめること、札幌の近距離圏で都市部からのアクセスに優れる点で、得票を集めたようだ。

家族で訪れたい「道の駅」部門。

5. 長時間滞在したい「道の駅」部門

道の駅「おとふけ」(音更町)。写真は敷地内の「なつぞらエリア」。 (c) WAWA - stock.adobe.com

1位 なないろ・ななえ(七飯町) 291票
2位 おとふけ(音更町) 151票
3位 ガーデンスパ十勝川温泉(音更町) 124票

長時間滞在したい「道の駅」部門では、昨年度に引き続き、1位を「なないろ・ななえ」、2位を「おとふけ」が獲得。いずれも飲食コーナーや物販コーナーが充実しており、長時間いても飽きない施設となっていることが評価された。今年度ランクインした「ガーデンスパ十勝川温泉」はスパを併設する他、いぬの足湯ドックランなどもあり、長時間滞在しやすいとみられる。

長時間滞在したい「道の駅」部門。

6. 再度訪れたい「道の駅」部門

道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」(美幌町)。 (c) Shin.S - stock.adobe.com

1位 ぐるっとパノラマ美幌峠(美幌町) 337票
2位 厚岸グルメパーク(厚岸町) 169票
3位 なないろ・ななえ(音更町) 127票

再度訪れたい「道の駅」部門は、1位から3位まで、昨年度と同じ道の駅が占める結果となった。ぐるっとパノラマ見幌峠は、眼下に日本屈指のカルデラ湖「屈斜路(くっしゃろ)湖」を望む景色の良さに、「何度訪れても景色に感動する」という声が多数寄せられている。

再度訪れたい「道の駅」部門。

7. 冬に訪れたい「道の駅」部門

道の駅「流氷街道網走」(網走市)。 (c) Eric Akashi - stock.adobe.com

1位 流氷街道網走(網走市) 487票
2位 オホーツク紋別(紋別市) 235票
3位 遠軽 森のオホーツク(遠軽町) 154票

冬に訪れたい「道の駅」部門は、「流氷街道網走」と「オホーツク紋別」の流氷観光で知られる二市の施設がワンツー。シーズンには流氷を見るため網走と紋別のハシゴする観光客も少なくない。

冬に訪れたい道の駅部門。

8. いちおしの“おいしいもの”部門

道の駅「厚岸グルメパーク」(厚岸町)。 写真は編集部が撮影。

1位 厚岸グルメパーク(厚岸町)の「牡蠣」 223票
2位 あいおい(津別町)の「クマヤキ」 181票
3位 望洋中山(喜茂別町)の「あげいも」 112票

いちおしの“おいしいもの”部門も昨年度同様、根強い人気を誇る道の駅と名物がランクイン。厚岸グルメパークは6年連続の第1位! 年中新鮮な牡蠣を生や蒸しの他、フライやザンギなどで楽しめる。地元民と観光客の心をつかむ名物は不動の人気といえそうだ。

道の駅「望洋中山」(喜茂別町)。道民にとっても「中山峠といったらこれ!」の懐かしい味。 写真は編集部が撮影。

いちおしの“おいしいもの”部門。

KURU KURA編集部で集計した総合ランキング

今回は『北海道「道の駅」ランキング(2023年)』の結果を元に、KURU KURA編集部が独自に総合ランキングを集計。その結果を発表しよう。以下は、8部門のトップ3にランクインした道の駅の投票数(トップ3の投票数のみ)を合算して順位化したものだ。北海道開発局が発表した総合ランキングではないので、あくまで参考のひとつとして読んでいただけると幸いだ。

1位 なないろ・ななえ 合計881票 (前年度1位)
2位 うとろ・シリエトク 合計627票 (前年度4位)
3位 流氷街道網走 合計487票 (前年度6位)
4位 おとふけ 合計460票 (前年度5位)
5位 厚岸ぐるめパーク 合計392票 (前年度2位)
6位 ぐるっとパノラマ美幌峠 合計337票 (前年度7位)
7位 北欧の風とうべつ 合計245票 (前年度8位)
8位 オホーツク紋別 合計235票 (前年度10位)
9位 かみしほろ 合計203票 (前年度ランク外)
10位 あびらD51ステーション 合計195票 (前年度9位)

集計の結果、各部門の上位にランクインしていた「なないろ・ななえ」が得票数のトップに輝いた。“男爵いも”の生みの親、川田龍吉男爵をモチーフにした施設「DANSHAKU LOUNGE」も併設されており、食事に買物にと1日中楽しめる道の駅となっている。

「なないろ・ななえ」に併設する「DANSHAKU LOUNGE」。奇抜な男爵電灯がお出迎え。 写真は編集部が撮影。

24年度のランキングの特徴としては、1位の「なないろ・ななえ」、4位の「おとふけ」、そして昨年度はランク外だった9位の「かみしほろ」といった比較的新しい道の駅に人気が集まったことだろう。

いっぽう、2位の「うとろ・シリエトク」、3位の「流氷街道網走」、6位の「ぐるっとパノラマ美幌峠」、8位の「オホーツク紋別」はいずれもオホーツクエリア。札幌や旭川など、都市圏からのアクセスに恵まれているとは言い難いものの、そのポテンシャルの高さに驚かされる結果となった。

各部門の1~3位までの得票数を合算して順位化した結果。

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