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クルマ最終更新日:2018.02.13 公開日:2018.02.13

南ドイツのパトカーとして活躍するMINIが、ニューデザインでお目見え!

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 南独ミュンヘン警察のパトカーである「ミニ(MINI)」が、シルバーをベースとしたボディにブルーとイエローのラインが入った新デザインにリニューアルした。独ミニ代表のクリスチャン・アッハがミュンヘン警察署長フーベルトス・アンドレに新車「MINI COOPER S 3 DOOR」を手渡す模様を2月5日、BMW現地プレスリリースが伝えた。

冒頭の写真:左からミュンヘン警察署長、独ミニ代表と新しいミニのパトカー。 (c) BMW Group

「ミニ」パトカーは3代目

 ミニは1959年、英ブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)によって生産された。斬新で愛嬌あるミニのコンパクトなボディは当時、革命的といわれ、以来、世界中で愛され続けてきた。
 2001年にBMCはBMWの傘下となりミニの権利がBMWに移ると、BMWは同年ミニの新型モデルを発表する。サイズは大きくなったが、40年間同じコンセプトで生産されてきた先代の伝統を継承し、デザインはほぼ同じものとなっている。

 その愛すべきBMW版ミニであるが、2001年にミュンヘン警察のパトカーに取り入れられるやいなや、今でいう「インスタ映え」するパトカーとして、ミュンヘン市民から写真攻めに合ったという。
 今回で3代目になる「ミニ」パトカーは、小さいながらワーニングライト、無線機などの装備を搭載し、7.2秒で時速0kmから100kmに加速するなどの機能を備えている。アイコンカーとしてのキャラクターから主に、世界最大のビール祭り『オクトーバーフェスト』や見本市など大規模なイベントで警備にあたったり、警官募集のキャンペーンで警察をアピールするのに使われたりしている。

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左から初代ミニのパトカー、2代目(中央)、3代目(右)。(c) BMW Group

 Bayerische Motoren Werke(バイエルン・モーター工場)の略であるBWMと、バイエルン州の州都ミュンヘン市の警察との結びつきも長い歴史を持ち、同警察のパトカーといえばBMWというのが定着している。
 60年代の初めにドイツでは『Funkstreife Isar 12(フンクシュトライフェ・イザール12』という刑事ドラマが一世を風靡した。この番組のタイトルはパトカーの無線発信機番号を示しており、実際にパトカーとして使われていたBMW501が、ドラマの中で使用され、ドイツ国民の憧れの車として人気を博した。日本のTVドラマ『太陽にほえろ!』のドイツ版のような感じであろうか。

 クリスチャン・アッハ代表は、「ミニという人々の思い出がつまった特別なクルマがミュンヘン警察の任務にも貢献できることを光栄に思う」と話した。

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3代目となる「MINI COOPER S 3 DOOR」。(c) BMW Group

2018年2月13日(JAFメディアワークス IT Media部 荒井 剛)

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