ついに復活、新型「パジェロ」世界初公開! 20年ぶりのフルモデルチェンジで姿が激変!? 予約受付開始は10月1日から【新車ニュース】
三菱自動車は9月2日、フルモデルチェンジを受けて5代目となった新型「パジェロ」を世界初公開した。2026年度は生産拠点であるタイを皮切りに、日本、オーストラリアに投入され、次年度以降、アセアン、中南米および中東など世界約100カ国へ順次展開されていく見通しだ。日本では10月1日(木)より予約注文受付が始まる。
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目次
新型パジェロは三菱ブランドを象徴する新世代のフラッグシップ
1982年、初代パジェロは本格的な悪路走破性と高い信頼性、乗用車並みの快適性を高次元で融合させたクロスカントリー4WD車として誕生した。以来、アウトドアレジャーを楽しむ方を中心に幅広い支持を獲得。国内では1990年代のRVブームを牽引するモデルとなり、初代モデルから4代目モデルまでの累計生産台数は329万台を超え、170以上の国と地域で親しまれてきた三菱自動車を代表するモデルだ。
新型パジェロは、初代モデルから一貫して培ってきた、悪路走破性・信頼性「Confidence(コンフィデンス)」、快適性と扱いやすさ「Comfort(コンフォート)」を両立させるという商品思想を継承・進化させながら、今回新たにフラッグシップモデルにふさわしい上質さ「Prestige(プレステージ)」を付加し、全方位にわたって大幅に進化させた。
デザインコンセプトは「グランドカリスマ -泰然自若-」
三菱パジェロ|Mitsubishi Pajero
ボディサイズは全長4920×全幅1925×全高1910mmで、ホイールベースは2870mm。
デザインは歴代モデルが築き上げてきたヘリテージを継承しながら、4代目の発売から20年を経て変化した時代を見据え、新たな時代にふさわしい独創的な進化を目指して開発。デザインコンセプト「グランドカリスマ 泰然自若(たいぜんじじゃく)※」のもと、細部に至るまで徹底した造り込みにより、力強い存在感と上質感を実現することで、次世代のフラッグシップモデルにふさわしい佇まいが追求されている。
※落ち着いていて、どんなことにも動じない様子を表す
エクステリアは初代から受け継ぐ水平基調のスクエアで塊感のある、力強いプロポーションをベースに、パフォーマンスを表す力強いフェンダーや立体感あふれるボディへと進化。
フロントフェイスでは、日本の剣道に通じる内面の強さを表現。フロントグリルは日本のものづくりの精巧さを表現する横桟タイプと、無駄のない機能美や高強度をイメージさせるハニカムタイプの2タイプを設定する。
ヘッドライトは、先進感あふれる特徴的なT字型を採用。サイドでは初代のロールバーから着想を得たCピラーが特徴的だ。リヤには歴代モデルの背面タイヤを想起させるヘキサゴンデザインモチーフを採用するなど、パジェロらしさと先進性を融合させた、新世代のフラッグシップモデルにふさわしいエクステリアデザインが創出された。
三菱パジェロ|Mitsubishi Pajero
伝統ある3連メーターが現代的に進化
インテリアは初代から受け継ぐ水平基調のインパネを採用し、優れた機能性と上質な室内空間を両立。視認性に優れた2枚の14.3インチ大型ディスプレイ(一部仕様では12.3インチ)で構成されるモノリスディスプレイには、パジェロ伝統の3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを含む、パジェロらしい直感的なグラフィックスを採用している。
また、インパネやドアトリムには、日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを用いることで、フラッグシップモデルにふさわしい立体感と上質感が表現されたのも見どころだ。
三菱パジェロ|Mitsubishi Pajero
インフォテイメントシステムは、移動時間そのものに新たな価値を提供する先進システムを採用。大型14.3インチモノリスディスプレイは、シンプルで直感的なグラフィックとダイナミックな演出により、ドライバーの冒険心を掻き立てる。
オープニングムービーやドライブモードごとに用意された専用演出に加え、メーター背景が時間の経過に合わせてリアルタイムに変化する全16種類のビジュアルが用意されている。
3連メーターはマルチメーターとして搭載。高度計、方位計、温度計、車体の前後左右の傾き、そしてフロントブレーキにより左右輪間のトルクを制御するAYC(アクティブヨーコントロール)の制御量など、走行状況をわかりやすく表示する。
さらに、ワイヤレス接続に対応したスマートフォン連携ディスプレイオーディオを採用し、地図アプリや音楽アプリなどを直感的に操作できる利便性も実現している。
三菱パジェロ|Mitsubishi Pajero
キャビンは2-3-2レイアウトの3列7人乗り。空間設計とシート配置の最適化により、全席でゆとりある居住空間を確保。運転席は着座位置を高く設定することでアイポイントを向上させ、車両感覚のつかみやすさを実現。
2列目シートは150mmのロングスライドのほかタンブル機構を備え、乗降性と使い勝手を向上させている。そして3列目シートは大人が着座した際も余裕のあるヘッドクリアランスを確保し、つま先がシート下に収まるよう足元のレイアウトも工夫された。
また、全席で優れた快適性を目指し、1、2列目シートは身体を自然に支え、優れた座り心地を実現するとともに、3列目シートも着座姿勢を最適化することで快適性を高めている。さらに、シート全体から自然な涼しさを感じられるシートベンチレーションや、前席から3列目まで快適な室内環境を提供する3ゾーン独立温度コントロール式フルオートエアコンが採用された。
現行の「アウトランダーPHEV」に続き、ヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate(ダイナミック サウンド ヤマハ アルティメット)」の採用も見逃せない。計12個のスピーカーとデュアルアンプの搭載に加え、車速に応じて音量や音質を自動調整しロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能により、あらゆる走行条件でも常に最高の音楽体験を提供する。
2.4L直列4気筒ディーゼルターボと新開発8速ATを搭載
三菱パジェロ|Mitsubishi Pajero
新型パジェロには、長年にわたるラリーでの知見や過酷な環境下で鍛え上げた高剛性のラダーフレームを採用。高張力鋼板の採用拡大で軽量化を図るとともに、フレーム断面積の拡大などにより、ねじり剛性と曲げ剛性を大幅に高め、操縦安定性と乗り心地を高次元で両立し、高い信頼と耐久性を実現した。
パワーユニットは、ワイドレンジのシングルVGターボを採用した専用開発の2.4リッター直列4気筒ディーゼルエンジン。最大トルクを480Nm(一部仕様では470Nm)として、発進時から高速域まで力強くレスポンスに優れた力強い加速を披露する。
新開発のスポーツモード付き8速ATとの組み合わせにより、滑らかな変速フィールを実現。オンロードからオフロードまで、ドライバーの意図に忠実で気持ちの良い加速性能と優れた静粛性を両立し、安心感があって質感の高い走りが味わえる。
サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン式独立懸架で、リヤが新開発の5リンクリジッド式。優れた路面追従性と高い悪路走破性を確保するとともに、自然なステアリングフィールとフラットで快適な乗り心地を実現した。
開発陣は新型パジェロを、単に悪路を走破できるだけでなく、長距離移動や荒れた路面でも乗員が快適に過ごせることを目標にした。そのため開発では「悪路快適性」を重要な指標として設定。オフロード性能とオンロード性能を高次元で両立させた。さらに、ボディマウントを強化することで、荒れた路面や悪路でも不快な振動を抑えるとともに、操縦性や乗り心地の向上にも寄与し、走りの質感を高めている。
230mmの最低地上高に加え、アプローチアングルは30.4度、ランプブレークオーバーアングルは22.6度、デパーチャーアングルは25.8度を確保。52:48の前後重量配分、高剛性で耐久性に優れるラダーフレーム、豊かなストローク量による路面追従性に優れたサスペンションと合わせて、卓越した悪路走破性を身につけた。
新型パジェロには、意のままの操縦性と卓越した安定性を実現する車両運動統合制御システム「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」を搭載。4WDシステムは走行シーンに応じて、「2H(後輪駆動)」「4H(フルタイム4WD)」「4HLc(センターデフロック)」「4LLc(ローギヤ+センターデフロック)」の4つのモードを任意に選択できる「SS4-Ⅱ(スーパーセレクト4WD-Ⅱ)」を搭載。
これに加えてAYCや、滑りやすい路面で駆動力を最適に配分して安定性を高めるASTC(アクティブスタビリティ&トラクションコントロール)、制動時のタイヤのロックや横滑りを防止するABSを統合制御することで、ドライバーの操作や路面状況に応じて4輪の駆動力と制動力を最適化し、さまざまな天候や路面において、安全で快適なドライブを可能としている。
また、各走行シーンに最適化した7つのドライブモード(NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW/MUD/SAND/ROCK)を設定。あらゆる路面状況において誰もが自信を持って運転を楽しめる。
新型パジェロでは背面スペアタイヤを廃止し、リアゲート下部の目立ちにくい場所へ移設した。
衝突被害軽減ブレーキシステムをはじめとする予防安全技術、そして高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」による運転支援技術は惜しみなく導入。「3Dマルチアラウンドモニター」は、車両に搭載した4つのカメラ映像と車両の3Dモデルを組み合わせることで、車両周辺の状況を直感的に把握できる。毎秒約30枚の映像をもとに周辺環境をリアルタイムで表示し、日常の車庫入れや狭い道での取り回しはもちろん、オフロード走行時にも周囲の状況を確認でき、安心して運転することができる。
さらに「フロントアンダーフロアビュー」を採用し、急勾配や岩場などの悪路において、ドライバーから見えない車両前方や下部などの路面状況を映像で確認することが可能だ。4WDモードで「4HLc」または「4LLc」を選択すると自動で起動するほか、必要に応じて任意に表示することもでき、悪路走行時に安心感があり、運転に集中することが可能だ。
このほか、スマートフォンからのエアコン操作や車両状態の確認、緊急時にオペレーションセンターへ接続するSOSコールなど、「MITSUBISHI CONNECT」による多彩なコネクテッドサービスを通じて日常から万一の場面までカーライフをサポート。先進技術と快適性を融合することで、冒険への期待感と安心感に満ちたドライビング体験を提供する。
三菱パジェロ|Mitsubishi Pajero
今回の発表に際し、三菱自動車の岸浦恵介社長兼COOは、新型「パジェロ」を三菱自動車のブランド力を高めるフラッグシップモデルと位置づけ、「尖った商品・ブランドの強化」を進めていく方針を示した。
新型パジェロは、従来から培ってきた悪路走破性や信頼性を受け継ぎながら、上質さや快適性をさらに高めた新世代のクロスカントリーSUVへと進化。2026年度の日本導入を皮切りに、世界各地へ展開される予定だ。
そして、今回の新型パジェロを皮切りに、今後も「パジェロ」シリーズの新たなモデルが続くという。復活を果たしたパジェロが、これからどのような進化を遂げ、シリーズを広げていくのかにも注目したい。
SPECIFICATIONS
三菱パジェロ(プロトタイプ)|Mitsubishi Pajero
ボディサイズ:全長4920×全幅1925×全高1910mm
ホイールベース:2870mm
最低地上高:230mm
乗車定員:7人
総排気量:2.4L
エンジン:直列4気筒ディーゼルターボ
最高出力:150kW(204ps)
最大トルク:480Nm(48.9kgf-m)
トランスミッション:8速AT
駆動方式:4WD




