N-BOXそっくり!? BYD初の新型・軽EV「ラッコ」が日本上陸! 320km走れて214万5000円から | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.08.18

N-BOXそっくり!? BYD初の新型・軽EV「ラッコ」が日本上陸! 320km走れて214万5000円から

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

いま一番話題のクルマに瀬イオナが注目! BYDが日本の軽自動車市場に送り込んだ新型・軽EV「ラッコ」って、一体どんなクルマ?

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

文=瀬イオナ

写真=BYD

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BYDが日本の軽を研究したら「ラッコ」になった!

BYDが7月28日、日本市場に向けた新型軽EV「BYD ラッコ」を発表した。

これまでBYDは日本で「ATTO 3」「ドルフィン」「シール」を展開してきたが、ついに国内最大のマーケットである軽自動車カテゴリーへ参入。しかも、海外メーカーとして初めて、日本の軽自動車規格に合わせた専用設計モデルとなる。

発表会場では「一番いい軽自動車を目指した」という言葉が聞かれた。軽自動車市場は、国産メーカーが長年磨き上げてきた歴史がある。そのど真ん中へ飛び込んできたBYDの本気度は、発表会の随所から伝わってきた。

ラッコは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1800mm、ホイールベース2520mmのスーパートールワゴン。左右電動スライドドアを備え、広い室内空間と高い利便性を実現した。実車を前にして最初に感じたのは“どこか見覚えがあるな”ということだった。

諸元表を確認してみると、その印象に納得した。ボディサイズは現行ホンダ N-BOXとほぼ同じ。全長、全幅、ホイールベースは共通で、全高もちょっとした違いしかない。日本で圧倒的な人気を誇る軽スーパーハイトワゴンのサイズ感を、徹底的に研究した結果なのだろう。日本の生活スタイルに合わせてきたというBYDの狙いが、数字からも読み取れた。

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ラッコは単なる“日本車風”のEVではなかった。最大の特徴は、BYDが長年培ってきたバッテリー技術を惜しみなく投入していることだろう。同社独自のリン酸鉄リチウムイオン「ブレードバッテリー」と、車体構造の一部としてバッテリーを組み込むCTB(Cell to Body)技術を採用。

さらに、日本市場向けに新開発した統合システム「X-PACK」により、安全性、室内空間、航続距離、操縦安定性を高いレベルで両立させたという。車体については、シャーシの約70%に高強度鋼板を使用し、ルーフにはレーザー溶接を採用するなど、ボディ剛性にも力を入れている。

EVメーカーというより、バッテリーメーカーとして成長してきたBYDだからこその強みが、随所に感じられた。

「足元投影ガイド付きハンズフリースライドドア」が便利

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

会場では、実際に車内へ乗り込むこともできた。まず印象的だったのは、ドアを閉めたときの音だ。「バン」という軽い音ではなく、「ボフッ」と空気を含んだような音で閉まった。実際の静粛性は試乗してみなければ分からないものの、気密性の高さを期待させるものだった。

内装はブラックとベージュの2色を用意。ベージュは明るく開放感があり、家族で使うにも似合いそうな雰囲気だ。後席は左右独立で、スライドリクライニングが可能。可動域も広く、荷室との使い分けもしやすそう。さらに後席にはサンシェードも備わっている。日差しや紫外線を気にする私としては、こうした細かな装備が嬉しいポイントだった。

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

Bピラー上部にはラッコのイラストがさりげなく描かれていて、思わず笑顔になる遊び心も。実用性だけではなく、愛着を持てるデザインに仕上げているところも、RACCOらしさなのかもしれない。

装備面も非常に充実していた。中央には10.1インチのディスプレイが備わっており、とても見やすい印象を受けた。また、Apple CarPlay、Android Autoに対応しているほか、アラウンドビューモニターやシートヒーターも装備されているのもポイントが高い。

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

ビーワイディー ラッコ|BYD RACCO

中でも印象に残ったのは、「足元投影ガイド付きハンズフリースライドドア」である。ブランドアンバサダーを務める広瀬アリスさんもステージで実演していたが、足をかざす位置が地面に投影されるため、「どこで反応するんだろう……」と片足を上げたまま探す必要がないのがいい。荷物で両手がふさがっているときや、小さな子どもを抱えている場面でも使いやすそうだと感じた。

また、近年ニュースで目にすることが増えた、車内への子どもの置き去り事故を受け、「幼児置き去り検知(後席CPD)」を採用している点も評価したい。さらにV2L機能にも対応し、アウトドアはもちろん災害時には非常用電源としても活用できるなど、EVならではのメリットも備えている。

価格は214万5000円から

一充電走行距離はWLTCモードで、エントリーモデルの「200」が210km、中間グレードの「300Plus」と最上級グレードの「300Premium」が320km。価格は214万5000円~249万7000円。国の補助金15万円を利用すれば、199万5000円から購入できる価格帯となる。

さらに、バッテリー保証は最長10年・20万kmまで延長できる長期保証制度を用意し、月々1万9300円から利用できる据置型ローン「ラッコ楽っとプラン」も設定。購入後の安心感まで含めて商品力を高めてきた印象を受けた。

東福寺厚樹社長は、「まずは年間1万台販売を目指す」と力強く宣言。現在77拠点ある販売網を2026年末までに100店舗へ拡大する計画も明かした。

日本の軽自動車市場は世界でも特殊なマーケットで、目の肥えたユーザーを納得させるのは容易ではないだろう。だが、今回のラッコを見ていると、単に「海外メーカーが軽自動車を作ってみた」という印象ではない。日本で本気で勝負するために作り込んできた一台だという熱意が伝わってきた。

実際の走りについては現時点では評価はできないが、実車を見た限りでは、日本の軽EV市場を面白くする存在になりそうだ。試乗できる日が、今から楽しみである。

SPECIFICATIONS
ビーワイディー ラッコ200|BYD RACCO 200
ボディサイズ:全長3395×全幅1475×全高1800mm
ホイールベース:2520mm
最小回転半径:4.8m
乗車定員:4人
荷室容量:280L
車両重量:1160kg
モーター最高出力:47kW(64ps)
モーター最大トルク:160Nm
駆動方式:FWD
バッテリー総容量:22.40kWh[35.84kWh]
一充電航続距離(WLTCモード):210km[320km]
税込車両価格:214万5000円[239万8000円]
※[ ]内は300Plusの値

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