フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(7代目)は毎日が楽しい。オーナー・児林幸輔さんが語る“ちょうどいいスポーツカー”の魅力 | KURU KURA(くるくら)

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公開日:2026.07.10

フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(7代目)は毎日が楽しい。オーナー・児林幸輔さんが語る“ちょうどいいスポーツカー”の魅力

7代目フォルクスワーゲン・ゴルフGTIを愛車とする建築家・児林幸輔さんが、GTIを選んだ理由や愛車との暮らし、そして「クルマ好きなら埼玉移住もアリ」と語る理由とは? KURU KURAのポッドキャスト『クルマでざっくばらんばらん!』で交わされたトークを、読みやすく再編集してお届けします。

語り=嶋田智之、瀬イオナ

ゲスト=建築家・児林幸輔

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花粉がツライのよ

瀬イオナ(以下イオナ) 嶋田さん、最近どうですか?

嶋田智之(以下嶋田) 何が?

イオナ いや、近況ですよ(笑)

嶋田 どうですかって言われてもね。

イオナ 私はもう花粉がひどくて、喘息みたいになっちゃいました。

嶋田 花粉症なの?

イオナ 花粉症です。もう生まれたときから花粉症なんじゃないかってくらい。

嶋田 それ何? 「私、現代人です」って言いたいわけ? じゃあ俺は原始人ってこと? ごめんね、花粉症まったくないんだよ。

イオナ えっ、全然ないんですか?

嶋田 ないない。むず痒くもなんともない。今住んでる埼玉県の越生町なんて、杉だらけだからね。

イオナ いや絶対無理。

嶋田 家の窓から山肌が見えるんだけど、その手前に有名な梅林が広がってるのね。仕事しながら窓の外を見てたら、突然「ブワッ!」って煙みたいなのが上がったんだよ。「やばい、山火事だ!」って思ったら、全部杉の花粉。

イオナ 無理無理無理(笑)

嶋田 本当に一瞬でブワッとよ。でも全然平気。目もかゆくならないし、頭も痛くならない。

イオナ 羨ましいです。

嶋田 でしょ?

イオナ まあ、30歳くらい年が違いますからね。

嶋田 デコピンしていい?

今週のゲストは?

イオナ 今日はこちらのコーナーです。「クルマ何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介!」。そういえば、この企画の紹介、ちゃんとしてなかったなと思いまして。

嶋田 しろよ(笑)

イオナ もともとKURU KURAの記事で展開している企画なんですが、クルマを愛してやまないオーナーさんをゲストに迎えてお話を伺っています。今回はそのポッドキャスト版。初回はいすゞ・ピアッツァ乗りの後藤さんから始まって、ホンダ・シティカブリオレ乗りのオノコウタロウさん、そしてスバル車3台を保有する、まさきさんと続いてきました。今回は、そのまさきさんからご紹介いただいたゲストです。

嶋田 変な人から変な人へ、また変な人へ。どんどん濃くなっていくんだよね。

イオナ そうなんですよ(笑)

嶋田 だから次の人も絶対変な人だと思う。

イオナ まだ会ってもいないのに(笑)

児林 こんにちは。

嶋田 あれ? 全然変じゃないじゃん!

イオナ 好青年! 好青年です!

嶋田 イケメンだし! なんかこの企画、みんなイケメンなんだよなあ。悔しい。

イオナ 妬んでますね(笑)

嶋田 当たり前だろ(笑)

児林 褒めていただいてますけど(笑)

嶋田 おっさんに褒められても嬉しくないでしょ。

児林 いや、嬉しいです!

イオナ まさきさんとはどういうお知り合いなんですか?

児林 クルマつながりですね。どこで出会ったのか正直あんまり覚えてないんですけど、何かの集まりで一緒になったのがきっかけだったと思います。

嶋田 もしかして、その前のゲスト2人も知ってたりする?

児林 知ってます。オノコウタロウくんはもっと前から知り合いですね。実は彼のお兄さんが僕の中学の同級生なんです。

イオナ へぇー! そうなんだ。

児林 そのつながりで弟さんとも知り合いました。

イオナ 後藤さんは?


児林 代官山で友達と集まっている時ですかね。顔は知ってるけど名前は知らないとか、「あのクルマ乗ってる人だよね」みたいな関係が多いんですよ。

嶋田 あるある。「あのクルマの彼」って認識になるんだよね。

児林 そうなんです(笑)

イオナ 今日は私も「パジェロ・ミニ乗ってる人」として覚えてもらおうかな。

嶋田 パジェロ・ミニ乗ってる“市松人形”ね。

イオナ 違います(笑)

嶋田 褒めてるんだからね。

イオナ ありがとうございます(笑)。今日は児林さんのことをいろいろ聞きたいんですよ。ご出身はどちらなんですか?

児林 東京都北区生まれです。

嶋田 日本のサウスブロンクスって呼ばれてるとこね。

イオナ そんなに治安悪いんですか。

嶋田 いや、そんなことないんだけど、そういうイメージがあるだけ。実際は温かい人が多いよ。

児林 今は埼玉県の小川町に住んでいます。

嶋田 あっ、ご近所さんだ。

児林 そうです(笑)。越生町の嶋田さんとはわりと近いですね。

イオナ 隣同士なんですか?

嶋田 いや、隣の隣かな。間にときがわ町があるからね。でも同じ八高線でつながってる。

児林 そうそう。2両編成のローカル線です(笑)

なぜ埼玉県の小川町に移住したの?

イオナ 小川町にはいつ移住されたんですか?

児林 妻と子どもと一緒に移住して、4年くらいです。

イオナ 意外と最近なんですね。

嶋田 お子さんは東京にいた頃に?

児林 いえ、小川町に移住してからです。ちょうど1年くらい前に生まれました。結婚して、移住して、それから子どもが生まれたという流れですね。

嶋田 そもそも、どうして移住したんですか?

児林 実はさっき話に出たオノコウタロウくんがきっかけでもあるんですよ。彼、自転車競技をやっていて、レースチームに入っていたんです。そのチームに、僕の友人である小川町の農家さんが所属していて、小川町のことを知りました。

イオナ へぇー。

児林 その後、小野くんとお兄さんの健太郎くんと3人で小川町に遊びに行ったんです。ちょうどその頃、「小川町で家を建てるので設計してほしい」と依頼を受けている事もあって。そこからのご縁で小川町に通うようになりました。

イオナ なるほど。

児林 ちょうどその頃、会社を辞めて独立したタイミングでもあって。「もう東京じゃなくても仕事できるな」と思っていたので、住む場所を探していたんですよ。それで小川町に通っているうちに、「ここ、いいかもな」と。悩んだ期間は3か月くらいでしたね。

嶋田 小川町って、のどかな場所もあるけど不自由しないし、バランスいいんだよね。

児林 そうなんです。池袋から東武東上線で1時間ちょっとですし、クルマなら関越道で練馬から45〜50分くらい。意外とアクセスがいいんですよ。だから「ちょうどいい距離感の田舎町」って感じですね。


嶋田 東京より気持ちよく走れる道もいっぱいあるしね。

児林 ありますね。実は『頭文字D』の舞台になったエリアも近いんですよ。

イオナ えっ、そうなんですか? 栃木とか神奈川のイメージが強かったです。

児林 埼玉もあるんですよ。定峰峠とかですね。秩父方面へ抜けるルートです。

嶋田 ああ、定峰ね。

児林 今でも夜になると、それっぽいスポーツカーが走ってますよ(笑)

イオナ 本当に?

児林 FDとか、ちゃんと上っていきます(笑)

嶋田 行ってみようかな。

児林 ただ舗装があまり良くないので、むしろパジェロ・ミニ向きかもしれません。

イオナ じゃあ私の勝ちですね(笑)

嶋田 いやいや。俺のチンクエチェントは18馬力だからな。下りなら勝てる気がする(笑)

児林さんのお仕事

イオナ 普段はどんなお仕事をされているんですか?

児林 建築設計と内装デザインです。独立は東京にいた頃にしていましたが、いまは事務所を小川町へ移して活動しています。駅前のビルの2階を借りているんです。

嶋田 駅前なんだ。

児林 実は5人でシェアしていて、それぞれ別の会社や個人事業をやっているメンバーなんです。業種もバラバラですし、年齢も少しずつ違います。

イオナ 面白そう!

児林 たまに小川町の仕事をチームでやることもあります。でも基本はみんな独立していて、それぞれ別の仕事をしている感じですね。

嶋田 みんな小川町が好きで集まったんだ。

児林 そうですね。たまたま同じ時期に移住してきた人たちで、「場所が欲しいからシェアしようか」という流れでした。

嶋田 小川町の仕事って、どんなことをやってるの?

児林 例えば、埼玉の食材を使ったイベントを一度おこないました。食を通して小川町の魅力を発信する企画です。小川町に「NESTo」という石蔵を改修したコワーキングスペースがあるんですが、そこを会場にしてフルコースの食事を提供したことがあります。

イオナ 石蔵ですか!?

児林 そうなんです。すごく天井が高くて広い空間で、竹中工務店さんや地元工務店さんも関わって改修した立派な建物なんですよ。そこに大宮の人気店を招いて料理を提供してもらい、食材は小川町産のものを使う。そんなイベントをやっています。

嶋田 面白いね。

児林 チームの中には写真を撮れる人、映像を作れる人、コピーを書く人もいて。僕は空間づくりを担当する。それぞれ得意分野が違うので、自然と役割分担ができるんです。

イオナ 適材適所ですね。

児林 そうなんですよ。だから意外と何でもできちゃうかもしれないね、なんて話しています。

嶋田 さっき1階でお店をやってるって言ってたよね?

児林 はい。「mart.ogawa」という名前のお店です。コーヒー、アイスクリーム、日本のナチュラルワイン、パン、そして日用品などを扱っています。

イオナ それも5人で?

児林 お店は、メンバーのひとりにくわえ、僕と妻の三人のお店になります。

イオナ じゃあ内装デザインもご自身で?

児林 そうです! みんなの得意分野を持ち寄って作ったお店ですね。

嶋田 なんかすごく楽しそう。

イオナ お店はどこかで見られるんですか?

児林 Instagramを見てもらえると分かりやすいですね。営業は土曜の夜と日曜の昼が中心ですね。

児林さんが経営する「mart.ogawa」で奥様と。カウンターの奥には、厳選されたワインがずらりと並ぶ。(写真=佐藤大輝)

児林さんが経営する「mart.ogawa」で奥様と。カウンターの奥には、厳選されたワインがずらりと並ぶ。(写真=佐藤大輝)

埼玉県小川町にある生活商店「mart.ogawa」(埼玉県小川町大塚74-1)。お店の詳しい情報はInstagramをチェック。(写真=佐藤大輝)

埼玉県小川町にある生活商店「mart.ogawa」(埼玉県小川町大塚74-1)。お店の詳しい情報はInstagramをチェック。(写真=佐藤大輝)

嶋田 土曜の夜ってことは、お酒も飲めるんだ。

児林 そうです。日本のナチュラルワインを楽しめます。さらに農家の友人が、その日に採れた有機野菜を料理してくれるんですよ。

嶋田 それ絶対うまいでしょ!!

児林 めちゃくちゃ合います。小川町は小麦も作っているので、その小麦を使って手打ちパスタを作ったりもします。野菜のパスタとナチュラルワイン。最高ですよ!

イオナ 行きましょうよ!

嶋田 あの辺りって古民家もたくさん残ってるじゃない? 移住してきた人たちが古民家を活用してカフェをやったりしていて、面白い場所なんだよね。

児林 本当に増えてますね。

嶋田 景色が好きとか、空気がいいとか、水がおいしいとか。そういう理由で移住してくる人が多い。

イオナ ぜひクルマ好きが集まる場所も作ってほしいです。

嶋田 それ、いいね。

児林 確かに(笑)。クルマなら駅前じゃなくてもいいですもんね。広い場所を借りてやれたら面白そうです。

イオナ 駐車場さえあれば十分ですからね。

嶋田 できたら毎日行くよ、俺。

児林 ぜひ来てください!

なぜ建築家に?

イオナ そもそもなんですけど、どうして建築やデザインの道に進もうと思ったんですか?

児林 祖父が不動産業をやっていたんです。小さい頃から物件情報を見る機会が多かったのですが、当時ずっと不思議だったのが、載っている建物がみんな同じように見えたことなんですよ。間取りも似ているし、外観も似ている。

中学生とか高校生くらいの頃だったと思うんですけど、「なんで建物ってこういうものばかりなんだろう?」って思っていて。それで調べてみたら、世の中にはすごく美しい建築や格好いい建築がたくさんあることを知ったんです。「この世界、面白そうだな」と思ったのがきっかけですね。それで大学は建築学科に進みました。

嶋田 ちゃんと自分の道を見つけて進んでるんだね。

イオナ でも今の話だと、まだクルマとは結びつかないですね。

児林 そうなんですよ(笑)。ただ、クルマ自体は小さい頃から好きでした。よくクルマの絵を描いていましたね。

イオナ なんだかデザイナーっぽいエピソードですね!

児林 祖父の家のベランダがすごく広かったんです。3階にあったので見晴らしが良くて、下を見下ろすといつも何かしらクルマが停まっているんですよ。それをずっとスケッチしていました。もちろん子どもの落書きみたいなものですけど、よく描いていましたね(笑)。父も祖父もクルマ好きなので、その影響は間違いなくあります。クルマ好きの系譜ですね。

嶋田 建築を勉強するとパースも描くでしょ?


児林 描きますね。大学でももちろん学びますし、設計課題では図面だけだと伝わりづらいので、完成イメージをパースで描いたりします。今はCGも使いますけどね。

嶋田 やっぱり世代的にはCGだよね。

児林 もちろんCGも使いますけど、手描きには手描きの良さがあります。熱量が伝わるというか、魅力的に見える部分もあるので。だから手描きのパースも使いますし、CGパースも使いますし、あとは模型も作ります。

嶋田 模型ね。建築はやっぱり模型が大事だよね。

児林 そうですね。縮尺模型にすると空間のスケール感が分かりやすくなるので。

嶋田 そこにミニカー置いたりするんだ?

児林 置いてました(笑)

イオナ 面白そう!

児林さんの愛車紹介

嶋田 ここまでの話を聞くとさ、児林さん、好青年でイケメンだけど、中身はまだ何か隠してそうなんだよな(笑)

イオナ 確かに(笑)。じゃあ、いよいよクルマの話を聞いていきましょう! 小川町で何に乗ってるんですか?

児林 今はフォルクスワーゲンでゴルフ7 GTIのマニュアル車です。

嶋田 GTIゴルフって聞いたら、乗ってそうだなって感じするよね。

児林 あと、アルファロメオのGTVも持ってます。あの、エンリコ・フミアがデザインしたやつです。

嶋田 2リッター? 3リッター?

児林 僕のは2リッターのターボ、TBです。

嶋田 一番最初に日本に導入されたやつね。数が少ないんだよ。

児林 そのモデルって左ハンドルのマニュアルしかないんですよ。

嶋田 そう、左のMTしかない。よく見つけたね。

児林 偶然ですね! そんなに見ないですから。

嶋田 2リッターTBのブッソV6も結構いい音するんだよね!

児林 いいですね! でも実は僕、まだ1回も乗ってないんです。

嶋田 え? なんで?


児林 買ったのは2025年の2月だから、ちょうど1年前なんですけど……。以前、アルファロメオに乗っていた際に整備に預けていた工場でその個体を見かけていたんです。その整備工場にGTVが転がっていて、「かっこいいな」と思っていて。いろいろ乗り換えたりもしたんですけど、やっぱりGTVがすごく魅力的に感じた時期があったんですよね。

それで「あれ誰のですか?」って聞いたら、「もう乗らない人が置いていっちゃったんだよね」って。「誰も乗らないし、乗る?」って言われて、ほとんどタダみたいな感じで譲ろうとしてくれたんですけど、さすがにそれは悪いので多少はお支払いして。ただ、車検も切れていたし、結構ボロかったので、時間をかけて直そうと思って。

整備工場には「とりあえず車検を取ってください。板金とか面倒なところは自分でやりますので、とりあえず動いて吹ける状態にしてください」とお願いしたんですが、それから1年経ちました(笑)。だからまだ乗ってないんです。

嶋田 あの年代のアルファロメオって、だんだん部品が厳しくなってきてるからね。特に2リッターTBって少ないから、本当に部品がない。

児林 3.0とか後期の3.2とかは結構いるんですけど、2リッターはたぶん全然いなくて。

嶋田 いや、いないでしょ。本当に初期だけだから。GTVが日本に導入された時は2リッターTBだったんだけど、その期間はすごく短かった。

イオナ よくそのお店にありましたね、そんな希少なものが。

嶋田 それより譲ってもらえたのがすごいよ。

児林 ラッキーでした。

嶋田 これは一生乗れってことだよね。

児林 たぶんそういうことだと思います。

嶋田 とりあえず動かさないとね。ところでゴルフ7 GTI、結構いいクルマだよね。MTもよく見つけたね。

児林 MTが欲しくて探しました。あれは本当にいいです。

イオナ じゃあ後ろにチャイルドシート付いてるってことですか?

児林 付いてます。子どもがいるので。小さいファミリーカーですね。

嶋田 足硬いのに(笑)

児林 硬いです。

嶋田 でも英才教育なんでしょ(笑)

イオナ 奥さんは賛成派だったんですか?

児林 まあ割と寛容ですね。クルマに関して特に何も言わないのでありがたいです。

嶋田 寛容なんじゃなくて、諦めてるんですよ。「うちの旦那、クルマに関して何言っても無駄だ」って(笑)

児林 GTIはちょっとうるさいとは言われますね。低音が結構響くんですよ。4気筒ターボ特有の音が。車内でも結構こもるんです。

嶋田 じゃあマフラー変えよう!

イオナ これまで何台乗り継いできたんですか?


児林 最初はNBロードスターに乗りました。唯一の国産車です。今まで乗った中では。

嶋田 あとは全部輸入車?

児林 全部輸入車です。ロードスターは父親が昔から乗っていて、父親はロードスターを2台持っていた時期もありました。

イオナ 親子でじゃなくて?

児林 いや、父親が一人で、です(笑)

嶋田 クルマ好きだなあ。

児林 最初は青に乗っていて、その後リミテッドの黄色が出たんですよ。どうしても黄色が欲しくて買ったので、その時は2台体制でした。

嶋田 あの黄色、みんな欲しがったんだよ。白を買って黄色に塗った人もいたくらい。で、塗った1か月後に限定の黄色が発売された(笑)

イオナ 出るんかい(笑)

児林 その影響で僕もロードスターに乗りたいと思ってたんです。でも当時NAは資金的に買えなくて、NBを買いました。その次がBMW E46の325iツーリングです。

嶋田 ずいぶんな転身だね。

児林 そうですね。友達の影響もあって、E46ワゴンがすごくかっこよく見えた時期があったんです。

嶋田 だってかっこいいもん。

児林 かっこいいですよね。今でも欲しいです。僕はE46ワゴンの前期顔が好きなんです。で、次はアルファロメオの156の、ツインスパークのマニュアルですね。

イオナ マヌアル!

嶋田 4発の美味しいところも経験して、今GTVっていうことになるわけね。

児林 そういうことになりますね。で、その後にポルシェ944 S2。

嶋田 またマニアックなところ行ったな。

児林 バカですよね(笑)

嶋田 あれ、ハンドリングがめちゃくちゃいいんだよ。

児林 それも4気筒3リッターのNAですね。でも、それが結構僕を悩ませる要因にもなって。

嶋田 え、なんで?

児林 とにかく壊れまくって。結局、所有していたのは2年くらいなんですけど、1年以上乗ってなかったですね。要はそれくらい預けてました。

イオナ なるほど。もう預け慣れしてますね。

児林 そうですね。今のGTVも。

嶋田 預けていても平気?

児林 ちょっと寂しいですけど、耐えられます。

イオナ 入院中みたいな感じですね。

児林 そうですね。でも156もそうですし、944もそうですけど、手がかかるクルマに乗ると1台じゃ生活できないですよね。基本2台体制になっていて、E46を買った頃からずっと2台持ちです。

嶋田 ロードスターとE46のセット?

児林 そうです。ロードスターとE46。で、その後はE46と156、156と944みたいな感じでした。その中だと、944が一番大変だったと思います。でも156は本当に壊れなくて。

嶋田 当たりだったんだ?

児林 めちゃくちゃ当たりでした。

嶋田 944の後は?

児林 またBMWに戻ってM135iですね。

嶋田 またいいところいったねー。

児林 F20型です。最後のFRレイアウトの6気筒ターボ。

嶋田 めちゃくちゃ面白いよね。

児林 めちゃくちゃ良かったです。

嶋田 ほぼドリ車。

イオナ ドリ車(笑)

児林 滑りまくります。

嶋田 あのエンジン気持ちいいもんね。

児林 でも、そのM135iが壊れちゃって。エンジン自体じゃないんですけど、補機類とかオイル漏れとか、とにかく壊れたんですよ。それで車検を取ろうとしたら「130万円です」って言われて。

嶋田 ええっ。どこで? ディーラー?


児林 いや、いつも見てもらってる整備工場です。

嶋田 それは相当逝ってたってことだよ。

児林 そうですね。でもチェックランプは点いてなかったんですよ。メカニックさんが調べたら、「ここもダメ、あそこもダメ、ここもちょっと危ない」みたいな。しらみ潰しで直していかないといずれ問題になるし、エンジンを降ろすなら全部やったほうがいい、と。それで130万円。「無理だ」と思って。

イオナ それは降りますね。

児林 それで乗り換えました。でもその前に、実はポルシェ911(996)にも乗っていて。

イオナ きゃーっ。

児林 でも4か月くらいしか乗らなかったんですけど。996のティプトロニックの右ハンドルですね。ちょっとだけ乗ってた時期がありました。あ、違う。その前にGTV買ってます。135iの後にGTV。

嶋田 見つけちゃったのね。

児林 出会っちゃいましたね。とりあえずお金だけ払って、「よろしくお願いします」みたいな感じにして。GTV買って、911買って、GTI。

イオナ 結構な愛車遍歴だ。

児林 3年半くらいですね。

嶋田 えっ、今のたった3年半?

児林 4年くらいかな。

嶋田 たった4年で?

児林 4年くらいです。免許を取ったのは20歳くらいなんですけど、クルマに乗り始めたのは遅くて。

嶋田 都内にいたら別に必要ないもんね。

児林 そうなんです。アトリエ系の設計事務所に勤めていて忙しかったし、お金も時間もなかったので、クルマは全然眼中になかったんです。でも友達の影響で、「クルマってかっこいいな」と思うタイミングがあって。「ロードスターかっこいいな、乗りたいな」と。「ローンって通るのかな?」と思ったら通っちゃって(笑)。それで買ったのが25〜26歳くらいですね。

嶋田 今31歳?

児林 31です。だからもう5年くらいか。

嶋田 わお、すごい。ロードスターでクルマの楽しさに目覚めちゃったのね。

児林 きっとそうだと思います。

嶋田 ロードスターって罪なクルマだよね。

児林 そうですね。クルマもそうですし、一番はやっぱり周りの友達が増えすぎて、影響を受けすぎて、良くない方向に……(笑)

嶋田 そうやって人と人を繋いじゃうじゃない。

児林 そうなんですよ。良くも悪くもですね。まあ基本的にはいいんですけど。

嶋田 それが一生の宝になっていくからね。またクルマ乗り換えて、「あれに乗り換えたの? バカだね」なんて話してたら楽しいでしょう。

イオナ いいですね。お酒すすみそう。

嶋田 すすむんだよ。クルマの話ってお酒すすむの。

イオナ そうなんですか。

児林 うん、そう。

イオナ ロードスターだけ国産で、あとは輸入車ですけど、デザインに感化されたとか、そういう感じなんですか?

児林 なんだろうな。それぞれのクルマに魅力があるんですよね。デザインもそうだし、動力性能もそうだし、いろんなところに「これいいな」って思うポイントがあって。ロードスターはスタイリングが良かったし、156はツインスパークの軽いエンジンに乗ってみたかった。

944はとにかくスタイリングがかっこよかった。フロントが長くて後ろが短くて、FRで、ザ・スポーツカーみたいな。それにポルシェが作ったFRがどんなものか気になっていたので、そのパッケージングにも魅力を感じました。

共通点があるかは分からないですけど、それぞれのストーリーやクルマの魅力が気になってしまうんです。僕が「これ欲しい」って誰かに言うと、「それ何か月後かに買ってるよ」って言われるくらいで(笑)

イオナ うわぁあああああ。

児林 口に出しちゃうと、もう買っちゃうんですよね。乗りたいんですよ。

嶋田 じゃあ今、一番欲しいクルマも聞いてみたい。

イオナ 聞きましょう。あるんですか?

児林 ありますね。

イオナ やっぱりあるんだ(笑)

児林 いっぱいありますけど、直近だとマカンSに乗りたくて。

嶋田 家族用?

児林 そうですね。最近、ちょっと大きいクルマへの憧れも出てきたんです。あとはやっぱりワゴンが好きなので、AMGのCLA 45Sのシューティングブレークですね。それもいいなって。

嶋田 なんとなく今思うのは、趣味性が強いクルマはイタリア車とかアルファロメオで、趣味と実用を兼ねたものはドイツ車って感じだね。

児林 確かに。基本、ドイツ車を挟んでますもんね。ただ、足にするクルマもちょっとスポーツしたいんですよ。だからマカンS。

嶋田 眠たいクルマは1台も選んでないもんね。

イオナ カスタム志向とかにはならないんですね。

児林 そうですね。割と純正が好きです。でもクルマによってはカスタムしたいなと思うものもあって。今のGTIはちょっといじりたいですね。

イオナ 足回り?

児林 足回り、バネとタイヤ・ホイール、それとマフラーかな。クルマによっては純正がバチッとはまっていてかっこいいと思う瞬間もあるし、「ここをもう少しこうしたらもっとかっこよくなるかな」と思うこともあるので。

家族と、仕事と、カーライフ

イオナ 奥さんはクルマ運転されないんですか?

児林 します。マニュアル免許を持っているので一応運転できるんですけど、したくないとは言ってます。「なんでこんなガチャガチャしないといけないの」って。

嶋田 買い物とかどうしてるの?

児林 実はもう1台軽自動車があります。

嶋田 小川町とかは軽自動車1台絶対あったほうがいい。

児林 そうなんです。基本、軽しか走ってないですから。

嶋田 道狭いのよ。裏入ると。昔の農道沿いに街ができてるから。

イオナ いいなあ。やっぱクルマの話って、お酒すすみそうですね。

嶋田 飲みたいね。じゃあ小川町でみんなで飲む?

児林 いいですね。飲みたい。

嶋田 お店でワイワイ言って、出入り禁止になるかも(笑)。小川のあたりって日本酒の蔵元もあるしね。

児林 ありますよ。酒造もありますし、ビール造ってるところもあります。

イオナ すごい。

児林 ワインも造ってます。

イオナ 今度行きましょうよ。

嶋田 民泊していく?


イオナ 民泊していきます。

児林 一緒に出張ですね。

イオナ 出張KURU KURAポッドキャスト(笑)

児林 一緒に飲みに行けるし。

嶋田 小川町は木工関係も面白いんだよね。

児林 そうですね。木工建具もありますし、和紙もあります。

嶋田 和紙がすごいのよ。

児林 産業としてたくさんありますからね。

嶋田 建具は長瀞にもあるけど、和紙はやっぱり小川と東秩父だよね。

児林 そうですね。

嶋田 デザイナーだけあってよく知ってるよね。

児林 仕事で使うので。

嶋田 和紙も使うんだ。

児林 使いますね。自分の店の照明も作ったんですけど、その和紙はオリジナルですいてもらっています。それと、まだやってないんですけど、ワインの澱(おり)を使った和紙もやりたいと思っていて。ワインを造ると澱が余るので、それを紙漉きに使えないかなと。

ただ、澱にはアルコールが含まれているので、酒税法の関係で一度アルコールを抜かなきゃいけないかもしれなくて。ちょっとハードルが高くて、まだやれてないんですけど。でも、そういうストーリーがそこにはあるので。素材で遊べるし、自分の店だからこそできることもあるかなと思っています。

嶋田 やっぱりこれは行って飲むしかないね。見て、飲んで、酔っ払って、野菜も食べて。

嶋田 そうですね。

イオナ お店の名前が「mart.ogawa(マート オガワ)」。Instagramで検索すれば出てきますか?

児林 はい。

イオナ 皆さん検索してみてください!あと児林さんのInstagramもあります。「kousuke.kobayashi」で出てきます。ぜひ覗いてみてください。では今日はそんなところで。

嶋田 そんなもんどころじゃなくて、いっぱい喋ったよ(笑)

イオナ いっぱい喋っちゃいましたね。

児林 地元トークはまだまだできますよ。

イオナ 飲みの時に取っておきましょう(笑)。私もおいしいお豆腐屋さんとか教えてもらったので行かないと。

児林 行きましょう。アテンドしますのでぜひ来てください。

イオナ 行きます。パジェロ・ミニで行こうかな。でもお酒飲めない(笑)

嶋田 泊まればいい。

イオナ そうしましょう。話が尽きないですね。じゃあ今日はこのくらいにしておきましょうか。

全員 ありがとうございました。

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