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公開日:2026.05.25

1080馬力! ランボルギー二史上最強のオープンモデル「フェノメノ・ロードスター」が世界15台限定で登場【新車ニュース】

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

アウトモビリ・ランボルギーニは5月9日、最新のFew-Off(少量生産)モデル「フェノメノ・ロードスター」を世界15台限定で発売すると発表した。

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

文=細田 靖

写真=アウトモビリ・ランボルギーニ

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総合で1080psを引き出すV12ハイブリッドによる0-100km/h加速は2.4秒!

2025年8月に米カリフォルニア州で開催された「モントレー・カー・ウィーク」において、世界29台限定での発売が発表された「フェノメノ・クーペ」に続き、このたびそのオープントップモデル「フェノメノ・ロードスター」が世界15台限定で販売されることが明かされた。

フェノメノ・クーペと同様に基本構造をフラッグシップモデルの「レヴエルト」と共有しつつも、独自のデザインが与えられたフェノメノ・ロードスターは、ランボルギーニ史上最もパワフルなオープントップモデル。

フェノメノ・クーペの進化版に相当するこのモデルは、モータースポーツから着想を得た技術ソリューションと、20年以上にわたってブランドのアイデンティティを確立してきたランボルギーニ・チェントロスティーレ(スタイルセンター)による革新的なデザインを融合させた、次なるレベルのパフォーマンスを実現する2シータースポーツカーである。

同社のステファン・ヴィンケルマンCEOはこのように紹介している。

「フェノメノ・ロードスターは、先進的なデザイン、妥協のないパフォーマンス、そして卓越した独自性という、当ブランドの価値観を最も純粋に表現しています。このモデルは、エモーショナルなドライビング体験を独自に解釈し、既成概念を超えたものを追求するお客様のために製作されています。一台一台の車両が、卓越したエンジニアリングと真のビスポークが生み出すクラフトマンシップを融合させた、コレクターズピースとして創り上げられています」

Fenomeo(フェノメノ)という名称は、伝説的かつ勇猛な闘牛から着想を得るというランボルギーニの伝統を受け継いだもので、イタリア語でもスペイン語でもフェノメノには「驚異的な」という意味があり、この並外れたモデルの力強さと独自性を完璧に体現している。

フェノメノ・ロードスターはランボルギーニ初のV12ハイブリッド HPEV(ハイパフォーマンスEV)を搭載。自然吸気式の6.5リッターV型12気筒エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたシステムによって、最高出力795kW(1080ps)を発揮する。0-100 km/h加速を2.4秒、0-200km/h加速を6.8秒でこなし、最高速度は340km/hを超える、卓越したパフォーマンスと最先端のハイブリッド技術を兼ね備えている。

航空宇宙技術に着想を得たシャシー構造は、最適なパワーウェイトレシオと高い剛性を実現。手動で調整可能なレーシング・ショックアブソーバーが搭載され、車高を下げられるほか、公道とサーキット両方での走行に合わせた緻密な設定や微調整が可能だ。

ブレーキ性能は、モータースポーツ技術を基に開発されたCCM-R Plusカーボンセラミックシステムによって確立され、高速域の走行でも一定の減速と最高の安定性を保証。車速100km/hから停止するまで30mしか必要としない。

ランボルギーニのテクニカルパートナーであるブリヂストンは、フェノメノ・ロードスターのために専用開発された「ポテンザ スポーツ」タイヤを供給。これらはフロント用21インチ、リヤ用22インチのホイールに装着され、パフォーマンスとドライビング精度を最大限に引き出す。タイヤサイズはフロントが265/30R21、リヤが355/25R22。

シャープなライン、ワイドなエアインテーク、印象的な六角形のデザインがシームレスに融合

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

エアロダイナミクスは、フェノメノ・クーペと比べて全く新しい空力パッケージを採用し、オープントップ仕様で最大限のパフォーマンスを発揮するよう設計。車両上部の機能的な表面デザインをいくつか刷新したほか、新たなエアロダイナミクス要素を導入したことにより、フェノメノ・クーペに相当するダウンフォース、安定性、バランス性能を実現し、パワートレインとブレーキの冷却性能も最適化されている。

フロントガラスに追加されたスポイラーにより、気流はコックピットの上を流れるよう導かれ、新設計のエンジンルームへと送られる。このデザインにより、フェノメノ・クーペで採用されたエアスクープを用いることなく、あらゆる走行条件下でV12エンジンに安定して冷気を供給できるほか、不要な空気の乱れや振動を最小化できる。

大きな課題となったのがロールオーバー・プロテクションバーの開発。乗員の安全確保という本来の役割を担いながらも、最高速時でも風切り音や空気の乱れを最小化する高い空力効率が求められた。ランボルギーニは、カーボン製のロールオーバー・プロテクション構造をスポーツシートの後方に可能な限りフラットかつエレガントに配置することで、彫刻のようなデザイン様式に融合させ、スピードスター・ハンプへと滑らかに繋げている。

フェノメノ・ロードスターは、すでにオープントップ仕様のスーパースポーツカーのデザインにおけるインスピレーションとして高く評価されている。デザインチームは、ランボルギーニの豊かな歴史的DNAを反映しつつ、未来を見据えたモデルを製作してきた。同社デザインディレクターのミィティア・ボルケルト氏はこのように述べている。

「フェノメノ・ロードスターを通じて、私たちはランボルギーニを愛する多くのお客様の夢を具現化し続けています。また、フェノメノ・ロードスターの特別感と気品を備えたデザインは、『Feel Like a Pilot』の理念を体現すると同時に、20年以上にわたってランボルギーニのデザインを精力的に手掛けてきた チェントロスティーレの飽くなき創造性を体現しています」

デザインは、ひと目見ただけでその彫刻的な造形と空力性能が最適化されたフロントエンドに釘付けとなる。シャープなライン、ワイドなエアインテーク、印象的な六角形のデザインがシームレスに融合。サイドビューのデザインも同様の理念に基づいており、シャープに造形されたサイドパネル、ワイドなサイドシル、ドア後方のエアインテークは、エンジンを最適に冷却するほか、深くワイドに設計されたリヤディフューザーに加え、最適化されたアンダーボディとアクティブリヤウイングシステムにより、ダウンフォースとハンドリング性能を最大限に高め、高速域でも優れた安定性を確保している。

特に印象的なのは、明確なセンターラインを強調する極めてフラットなシルエットと、傾斜したサイドウィンドウを備えた独自のキャビン構造。デザインチームは、エレガントなウイングを追加したフラットな形状の新しいフロントガラスを採用した。この超軽量カーボン製スポイラーにはFenomeno Roadsterのロゴがエンボス加工されている。

ボディのシルエットは「エッセンツァSCV12」や1970年代のレーシングカーのプロトタイプから着想を得たリヤデザインによって視覚的に長く見えるよう設計。同時にチェントロスティーレの20周年を記念して生まれたデザインコンセプト「ランボルギーニ・マニフェスト」に定義されるスポーティなスタイルも想起させる。

リヤビューは、未来的かつ確固たる印象を与え、高い位置に取り付けられた六角形のエキゾーストが、このモデルの妥協のないダイナミクスと技術的な精密さを明確に打ち出している。ボルケルト氏はこのように続ける。

「常に求められるのは、唯一無二の個性を生み出すことです。新しいランボルギーニのデザインにおいては、予想外でありながら、明確なパーソナルアイデンティティを備えたコンセプトが不可欠です。フェノメノ・ロードスターについては、エンジン部分を重点的かつ創造的に取り組みました。その結果、ドライバーにはエンジンが宙に浮いているかのように見える視覚的な錯覚を生み出しています。この演出により、ドライバーの存在を最大限に引き立て、デザインと一体化させています。私たちは、今回もパワートレインを主役として据えました。ランボルギーニ独自のV12ハイブリッドは、視覚的観点において最も重要なプロポーション要素であり続けなければなりません」

ランボルギーニが設計したこのV12エンジンは、フェノメノ・ロードスターのデザインにおける主要な要素のひとつであり、六角形のインテークを特徴とするクリアで新しいエンジンカバーによって強調されている。このインテークはY字型モチーフをエレガントに取り入れつつ、エンジンに冷却用の空気を送り込む。エンジンも同様に六角形の要素で囲まれている。

六角形のモチーフはさらに、サイドスカート、ホイールアーチ、エアインテーク、LEDライトの形状など、細部にまで散りばめられている。このデザイン要素を多用することで、フェノメノ・ロードスターがランボルギーニであるとひと目で認識できるようになっているのだ。六角形はさらに、エアベントやインストルメントディスプレイなど、インテリアの随所に取り入れられた。

コックピットはランボルギーニの理念「Feel Like a Pilot」を体現

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

コックピットはハイテクな美学を特徴とし、ランボルギーニの「Feel Like a Pilot」の理念を体現している。カーボンファイバー、高級スエード調人工皮革のDinamica(ディナミカ)製コルサテックス、特許取得済みのカーボンスキン素材をコックピット、ダッシュボード、シートに採用。コントラストの効いた赤いステッチが施され、身体の曲線に沿うよう設計されたシートは、激しいコーナリング時にもしっかりと身体を支える。

デジタルディスプレイには最も重要な走行データを明確に表示する。「Pilot Interaction(パイロット・インタラクション)」という操作コンセプトは、六角形のグラフィックを備えた3つのデジタルディスプレイ、ハプティックボタン、そして航空機に着想を得たスイッチを組み合わせたもの。このコンセプトにより、ドライバーは実際のレーシングカーのように、常に道路やサーキットへ集中することができる。

発表時に披露された個体にはBlu Cepheus(ブルー・ケフェウス)のペイントが施され、ランボルギーニがかつて製作した限定モデルのなかでも最もカラフルな1台。ボディ上部はメインカラーを基調とし、ボディ下部は重要な部分を強調するアクセントカラーとしてRosso Mars(ロッソ・マーズ)を組み合わせた。この配色は、この限定シリーズのスポーティな特質を際立たせている。ボディカラーはランボルギーニ初のロードスターモデルである1968年型の「ミウラ・ロードスター」を彷彿とさせる一方、その配色はボローニャを象徴するカラーである赤と青へのオマージュとして考案されたものだ。

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster

SPECIFICATIONS
ランボルギーニ・フェノメノ・ロードスター|Lamborghini Fenomeno Roadster
ボディサイズ:全長5036×全幅2072×全高1187mm
ホイールベース:2779mm
乗車定員:2人
車両重量:1798kg(乾燥重量)
前後重量配分:43:57
総排気量:6498cc
エンジン:V型12気筒
最高出力:623kW(835ps)/9250rpm
最大トルク:725Nm(73.9kgf-m)/6750rpm
システム最高出力:795kW(1080ps)
トランスミッション:8速DCT
バッテリー容量:7kWh
駆動方式:4WD
0-100km/h加速:2.4秒
0-200km/h加速:6.8秒
最高速度:340km/h以上

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