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クルマ最終更新日:2018.09.11 公開日:2018.09.11

子連れフェスを楽しむための6つのポイント!

近年、夏の定番のイベントとしてすっかり定着した感のある音楽フェス。今年もさまざまな音楽フェスが全国各地で開催された。

「子連れフェス」で子どもと一緒に楽しむポイント!

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今年も盛り上がりを見せた「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」の風景。もはやフェスは若者だけのものではない。Photo by 高田梓

 近頃はフェス世代もすっかり大人になり、子どもを連れて参加するファンも増えているようだ。フェス自体も子どもが過ごしやすいような工夫をこらすようになってきており、「子連れフェス」なる言葉ができるほどでもある。

 そこで来年の夏フェス開催に備えて、ファミリーで行く音楽フェスをテーマに、「子連れフェス」の楽しみむためのポイントを紹介したい。

ポイント1 「都市型フェス」と「郊外型フェス」どっちを選ぶ?

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「郊外フェス」は景色と一緒に音楽が楽しめるのが最大の魅力。「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」の風景。Photo by 古渓一道

 音楽フェスは、幕張メッセなど都心から行きやすい場所で開催される「都市型フェス」とFUJI ROCKに代表されるような、山奥や郊外の公園などで開催される「郊外型フェス」に大きく分類される。

 フェス初心者は、アクセスが容易かつ軽装で参加できる「都市型フェス」からスタートするといいと言われているが、小さな子どもと参加する場合には、混みあった電車移動やパーソナルスペースの少なさがネックとなることも少なくない。

 近年はファミリーでものんびりと楽しめる「郊外型フェス」も増えてきており、数年前より格段に家族連れに優しい状況。「子連れフェス」には「郊外型フェス」をお勧めしたい。

ポイント2 ステージ間の移動と駐車場の距離

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「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」会場案内図。駐車場が近くファミリーに嬉しい。

 「子連れフェス」で次に気になるポイントは、会場までのアクセスである。ほとんどのフェスが駐車券付きチケットを販売しているが、会場のすぐ近くに駐車場があるというわけではない。フェスによっては駐車場からさらに会場行きのシャトルバスに30分乗車する場合もあるので、駐車場の場所がどこなのかは必ずチェックしたい。

 またステージ間の距離も気になるところだ。フェスではいくつもあるステージで断続的にライブが行われており、目当てのアーティストを見るために、ステージ間を移動する。

 大規模なフェスでは、ステージ間の距離が徒歩30~40分かかることも多く、子どもが一緒の場合は移動だけで疲れてしまいかねない。一方、中・小規模なフェスでは、同じ場所に居ながらにして2ステージが見渡せたり、100mくらいの距離でいくつものステージが移動できることが多く、「子連れフェス」には断然後者がお勧めだ。

ポイント3 シートエリアやキッズスペースの有無

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シートエリアからステージを望む。「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」の会場シートエリア。経験者は、自分たちの陣地を確保してからフェスを楽しむ。

 シートエリアやキッズスペースの有無も重要なポイント。野外フェスの多くが、会場後方にシートエリアを設けている。「子連れフェス」では、早めに会場に到着しシートエリアを確保することをお勧めしたい。 

 疲れた時に座って休めるだけでなく、子どもが音楽に飽きてしまっても、トランプなどのレクリエーションを楽しむことができる。ご飯も座って食べることができるので、レジャーシートやアウトドア用のイスを持参したい。

 また、子ども向けのワークショップやアクティビティが豊富に用意されていたり、おむつ替えスペースやキッズスペースを完備しているフェスもある。

ポイント4 フェスでのファッションや装備は?

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子連れフェス歴4年というベテランご家族。ポンチョやハットなどフェスファッションにも抜かりがない。

 フェスを全力で楽しむためには服装の準備も怠ってはならない。フェスファッションは「動きやすさ」「日焼け対策」「雨対策」の3つが重要。「郊外型フェス」の場合は、ここに「寒さ対策」も付け加えておきたい。

 帽子にTシャツ、短パン、スニーカーというのが基本だが、雨対策としてトレッキングシューズとレインコートやポンチョを用意しておきたい。

 混雑した場所でも目立つよう、子どもに派手な色の服を用意しておきたい。万が一、迷子になった時のために、名前や電話番号を記入した名札をつけておくのもいいだろう。

ポイント5 ステージ前は注意が必要

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「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」3日目のONE OK ROCKのステージ。アーティストと観客の近さが魅力だが、時にはアーティストが観客席に向かってダイブすることも。 Photo by 岸田哲平

 多くの人で混雑するステージ前のエリアは、盛り上がった観客同士が体をぶつけ合って踊っていたり、多少の危険を伴う。子どもを連れてステージ前のエリアに行くのは危険だ。

 また子どもの耳は大人よりも敏感なので、大きな音を長時間聴いていると、難聴になってしまう可能性もある。言葉を話せない乳児の場合は、耳の異状を親に伝えることも難しいため、治療が難しくなるケースもあり得る。

 後方で鑑賞していても、想像以上に音が大きい可能性もあるので、子ども用の耳栓を用意しておくとなお良いだろう。

ポイント6 アーティストの予習をしよう

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「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2018」9/2のタイムテーブル。ステージ毎の時間被りが少なく、全アーティストを見ることのできる構成。

 注意点を紹介してきたが、フェスを楽しむ上で一番大事なのはやはり音楽を存分に楽しむこと。子どもと一緒に楽しむためには、アーティストの予習が必須である。自分が好きなアーティストを子どもに教え、ライブ映像や音楽を流しながら、歌ったり踊ったりし、普段から耳馴染みを持たせることで、親だけでなく子ども自身が能動的に楽しめる状況を作っておきたい。

 また、ほとんどのフェスが、各ステージごとのタイムテーブルを事前に発表する。いつどのアーティストを見る、食事はいつするというような自分たち専用のタイムテーブルを作っておくと当日もスムーズに楽しむことができる。

 なるべくたくさんのアーティストを見たい気持ちがあっても、移動時間などを考えゆっくりと過ごすのがお勧めである。炎天下の中で長時間過ごし、時には雨に晒されたりと大人であっても想像以上に体力を消耗する。子どものペースに合わせて行動し、子どもが「来年もフェスに行きたい!」と言ってくれるように準備してフェスに挑みたい。

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