車内でできるアナログゲーム5選! 渋滞にハマっても楽しくドライブ。
長期休暇でのドライブでは、渋滞に巻き込まれてしまうことも多々あります。そんなとき、車内で気軽に楽しめるアナログゲームを知っていれば楽しく過ごせるでしょう。定番から少し珍しいゲームまで、車内でできるゲームを5つご紹介します。
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目次
退屈な車内もお手軽ゲームで楽しい空間に!

渋滞でストレスを感じるドライバーは多い。
長期休暇などでは、友達や家族とドライブに出かける人も多いのではないでしょうか。しかし、同じようにドライブに出かける人が増える時期だけに、渋滞に巻き込まれてしまうことも多々あります。
東京都が2024年1月に発表した資料「交通渋滞の感じ方」によると、交通渋滞に対して「少しストレスを感じる」と回答した人は約4割。「とてもストレスを感じる」と回答した人が約3割もいて、多くの人が渋滞に対してストレスを感じています。
せっかくの楽しいドライブで、車内の空気が沈んでしまうのはもったいないものです。車内で気軽に楽しめる「アナログゲーム」で、退屈しがちな渋滞の時間を楽しく過ごしましょう。定番ものから珍しいゲームまで、5つのゲームをご紹介します。
定番だからこそ奥が深いゲーム「しりとり」

しりとりはシンプルなゲームだが、その分奥が深い。細かくルールを設定しても楽しめる。
しりとりは、車内でできる定番ゲームのひとつです。基本的なルールはご存じの通り、前の人が言った単語の最後の文字から始まる単語を挙げていき、「ん」で終わる単語を言ったら負け、というものです。
道具を使わずに始められる上に、思考力や発想力を使うため、大人から子どもまで楽しめるのが魅力です。
さらに、テーマを決めて遊んだりすることで、いつものしりとりとは違った盛り上がりが生まれるかもしれません。たとえば、「動物しばり」や「クルマに関する言葉しばり」、「4文字以上の単語」など、ちょっとしたルールを加えるだけで頭の運動にもなります。
下記のようなルールを追加すればより楽しく遊べるでしょう。
「テーマしばり」
しりとりで使用できる言葉のテーマを限定するルールです。「動物」や「食べ物」など定番のテーマでも楽しめますが、車内のメンバー次第で共通の趣味のものからテーマを絞るのも楽しいでしょう。「クルマに関する言葉」「バンド名」「世界の地名」など色々なしばりでお互いの知識を披露したり、新たな共通点が見つかることもあるかもしれません。
「文字数しばり」
しりとりで使用できる言葉の文字数を制限するルールです。例えば、「4文字以上の単語しばり」は使用できる単語を平仮名4文字以上に限定するというものです。しりとり→りさいたる→るくるーぜ→ぜんまい、のような感じでつなげます。同じように、2文字、3文字と字数制限を変えれば常に新しい視点でしりとりを楽しむことができます。
昨今人気を集める推理型ゲーム「ウミガメのスープ」

ウミガメのスープは、出題者に質問をしながら答えを導き出すゲーム。
ウミガメのスープは、昨今人気を集める水平思考推理ゲームです。
出題者が提示する一見奇妙な問題に対して、回答者がさまざまな質問をして正解を探ります。その時、出題者は「はい」「いいえ」「関係ありません」のいずれかで答えなくてはなりません。何度か質問を重ねながら推理をして、回答者が真相を突き止めていくというルールです。
例えば「ある男がレストランでウミガメのスープを飲んで、命を絶った。なぜか?」というように、問題だけでは全く真相が見えないちょっと奇妙なストーリーを出題します。その正解は出題者が自由に決めることができるので、もし同じ問題だとしても、出題者によって正解が異なるのが特徴です。
この問題の回答、つまり真相はこのように設定することができます。
レストランを訪れた男は、過去に航海中に遭難したとき、ウミガメのスープを飲んだことを思い出してメニューにあるそれを注文しました。遭難中は食糧難になり、周りの船員は生き残るために死んでいった仲間の肉を食べていたのですが、この男だけは頑なに食べようとしなかったそうです。当然、衰弱していく男に、仲間のひとりが「これはウミガメのスープだから」と偽って仲間の肉を使ったスープを飲ませたことで、男は生き延びることができました。しかし、レストランで注文した「ウミガメのスープ」を飲んでみると、明らかにその時のスープと味が違いました。男は、そこで全てを悟り絶望して自殺してしまったのです。
ドライバーも耳で内容を聞き取りながら質問に参加できるため、安全運転を損なわずに楽しむことができそうです。ときには質問の切り口に笑いが起きたり、予想外の展開に驚いたりと、ちょっとしたミステリー体験を共有できるのも魅力のひとつです。
「ウミガメのスープ」のルール
1. 親は出題するストーリーを考える(Webサイトなどで探してもいい)。
2. ストーリーを聞いた後、回答者がさまざまな質問をしていく。
3. それに対し出題者は「はい」「いいえ」「関係ありません」のいずれかで答える。
4. 真相を回答されたら、出題者がストーリーを解説して終了。
「ウミガメのスープ」でWeb検索すれば、さまざまなストーリーを見つけることができるので、いくつか読んでストックしておくのもいいかもしれません。
ドライブならでは「クルマがどこで降りるか予想」

ナンバープレートを利用したゲームは、ドライブ中だからこそ楽しめるゲームといえる。
「クルマがどこで降りるか予想」ゲームは、前を走るクルマのナンバープレートや地名表示をヒントにして、その車両が高速道路のどのICで降りるのかを予想するという遊びです。
たとえば、横浜ナンバーのクルマなら「もしかして次の港北ICで降りるかも?」、湘南ナンバーのクルマなら「茅ヶ崎方面まで行くんじゃない?」といった具合に、地名とルートを結び付けて予想します。行楽地に向かう車内などでは、同じ目的地まで行きそうなクルマを予想するのも面白いでしょう。
みんなで予想を出し合い、そのクルマが実際にどこで降りるかを観察するのも、盛り上がるポイントです。ドライバーも視界に入る範囲でゲームに参加できるため、運転しながらでも無理なく楽しむことができます。
クルマのナンバーに書かれた地名と走っている高速道路の位置関係、近くの観光地や行楽地を調べることで地理に詳しくなるきっかけになるかもしれません。
発想力が試される「ナンバープレート語呂合わせ」

ナンバーの「3150」を見て「サイコー」と読むか「サイゴ」と読むかで参加者のセンスが問われる。
「ナンバープレート語呂合わせ」は、前を走るクルマのナンバーを見て、数字の組み合わせからユニークな言葉やフレーズを考える遊びです。
例えば「11-29」を見て「いいにく」と読んだり、「31-50」を「さいこう」と読んだり、正解がないぶん発想次第でどんどんと遊びの幅が広がります。さらに、語呂合わせをただ言い合うだけでなく、「一番うまい語呂を考えた人が勝ち」などのルールを設ければ、ゲーム性が増して一層盛り上がるかもしれません。
想像力を働かせて遊ぶゲームなので、大人から子どもまで楽しめますし、ドライバーも無理なく参加できる点も魅力です。
「イントロ当てゲーム」で家族揃って盛り上がる

イントロ当てゲームは、老若男女問わず楽しみやすいのが魅力。
スマートフォンを使って、車内で流す音楽の選曲が自由にできる現代ならではの遊びが「イントロ当てゲーム」です。
ルールは、出題者が曲の冒頭部分(イントロ)だけを流して、参加者の誰が一番早く曲名やアーティスト名を当てられるかを競うというもの。さらに、イントロの5秒以内に当てられたら高得点など、ちょっとしたルールを設ければゲーム性が増します。
例えば、子ども向けのアニメソングから懐かしの昭和歌謡、最新のヒット曲まで、選曲次第で車内の雰囲気ががらりと変わります。正解できずにモヤモヤするのもまた一興で、知らなかった曲をきっかけに会話が広がることもあります。みんなの好きな音楽を持ち寄れば、楽しいひとときを過ごせること間違いなしです。
出題者が変われば選曲も変わるので、世代を問わず楽しめるのも魅力。ドライバーも耳だけで参加できるため、安全運転を妨げずに楽しめる点もポイントでしょう。
このように、ドライブ中に渋滞にハマったとしても、ちょっとした工夫と発想次第で、退屈な時間を楽しいひとときに変えることができそうです。定番のゲームにアレンジを加えてみたり、参加するメンバーの年齢や興味に合わせてルールを変えるだけでも、盛り上がり方はぐっと変わるでしょう。車内に笑い声が広がれば、時間の流れもきっと軽やかに感じられるはずです。
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