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クルマ最終更新日:2023.10.18 公開日:2023.10.18

「セリカ」「MR2」の復活なるか!? トヨタGRが発表を予定する新型スポーツカーの正体とは【ジャパンモビリティショー2023】

トヨタ自動車は、10月28日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)」の出展モデルやブースの概要を発表した。スポーツタイプのコンセプトモデル「FT-Se」の正体や如何に?

文=原アキラ

写真=トヨタ自動車

クルマ好き大注目のトヨタブース

トヨタは「クルマの未来を変えていこう-Find Your Future」をテーマにブース出展する

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今回のトヨタブースのテーマは「車の未来を変えていこう−Find Your Future」で、未来の“愛車”となることを目指したSUVとスポーツカーの2台のBEVコンセプトモデルや、「Mobility for All」の精神に基づいて、登場したばかりの新型センチュリーや新型クラウン、月面を走るバギーなどを展示。

さらにモビリティの後部をカスタマイズした「CAPSULE BAR(カプセルバー)」や、立ったままや車椅子でドライビング操作ができるシミュレーター「NEO Steer(ネオ ステア)などの体験コンテンツを用意し、音楽やダンスなどのステージ演出と共に未来のモビリティ社会の生活が体験できるとした。

トヨタでは、将来、モビリティは物理的な移動の道具としてだけではなく、ユーザー一人ひとりの価値観に寄り添う、生活のパートナーになっていくという考えを持っている。そのためには、BEVならではの高い操作レスポンスや心をゆさぶられるデザイン、さらに自分色に乗り味をカスタマイズできる嬉しさや、車の中にいながら街の情報をストレスなく検索できる便利機能などが必要で、クルマは唯一無二の愛車として進化していくとしている。

その出展モデル第1弾としてデザインを一部公開した、SUVタイプのバッテリーEV(以下BEV)コンセプトモデル「FT-3e」と、スポーツタイプのコンセプトモデル「FT-Se」を詳しく見てみよう。

デザインでも攻めるトヨタ

SUVタイプのコンセプトモデル「FT-3e」

FT-3e(エフティー スリーイー)
SUVタイプのFT-3eの特徴は、革新技術による新たなドライビング体験と、一人ひとりに寄り添うサービスを通じて、ユーザーの日々の生活を豊かに彩る次世代BEVコンセプトモデルとなっていること。車内外のデータやエネルギーの移動媒体として社会とつながることで、カーボンニュートラルの実現や、より良い社会づくりに貢献することを目的としている。

そのデザインは、立体を構成する面や線を極力シンプルにしながら先進感と美しさを両立したエクステリアを追求していて、サイドボディの下部からドア上部に沿ってデジタルサイネージを配置することで、ドライバーがクルマに近づくとバッテリー残量をはじめ車内の温度や空気の質を表示することができるという。

「セリカ」や「MR2」の復活に期待集まる

スポーツタイプのコンセプトモデル「FT-Se」

FT-Se(エフティー エスイー)
スポーツタイプのFT-Se は、同社のスポーツ部門であるTOYOTA GAZOO Racingが取り組む「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の思想のもと、カーボンニュートラル時代のスポーツカーの選択肢の一つとして提案する高性能スポーツBEVモデルだ。コンポーネントをFT-3eと共用しながら操縦安定性や空力性能をさらに追求し、ソフトウェアのアップデートによってドライバーと共に育っていくクルマを目指したという。

エクステリアはワイド&ローのプロポーションと先進的な印象をもたらすワンフォームシルエットで仕上げられ、空気抵抗を低減。またコックピットは直感的な操作が可能となる次世代型で、運転への一層の没入感が提供されるという。インパネは低く高い視認性が確保されていて、走行時のGから身体を保持する新意匠のニーパッドを採用した。

この他、クルマを通じた新たな体験価値の詳細を順次公表する予定というから、その動向には目を離せない。

ワイド&ローのプロポーションにいやが上にも、期待が高まる

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