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最終更新日:2022.05.09 公開日:2022.05.09

眠くなると揺れるシートカバーで居眠り運転防止!トヨタ紡織が開発。

トヨタ紡織は、ドライバーの眠気レベルに合わせて振動したり、音楽を流したりすることで眠気を抑制するIoTシートカバーを開発。西濃運輸などの中長距離トラックドライバーを対象にした実証実験を開始した。

くるくら編集部

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眠気抑制シートカバーで居眠り運転を防止!

 トヨタ紡織株式会社は、ドライバーの走行中の疲労状態や眠気などを推定し、振動したり、音楽を流したりすることで眠気を抑制するIoTシートカバーを開発した。IoTシートカバーは、疲労状態推定システムと眠気抑制システムを搭載したデバイス。スマートフォンアプリ、専用カメラと連動して使用するもの。

 ※IoT:モノのインターネット。さまざまな「モノ」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。

トヨタ紡織が開発したIoTシートカバー。 画像=トヨタ紡織株式会社

 疲労状態推定システムは、シートカバーに内蔵された心拍センサーを用いて、シートカバーに座ったドライバーの心拍数を測定。疲労状態を推定する。

 一方、眠気抑制システムは、車内に設置した専用カメラを用いて、ドライバーの目や頭の動きを感知し、ドライバーの眠気レベルを推定。その眠気レベルに合わせて、シートカバーが振動したり、音楽が流れたりする仕組み。その振動や音楽によって眠気を抑制し、居眠り運転を抑制する。

 なお、疲労状態や眠気の推定結果はスマートフォンアプリを通じてクラウドへ送信。運行管理者などへリアルタイムで通知することもできるという。

中距離トラックドライバーによる実証実験もスタート

(c) naka – stock.adobe.com

 さらに同社は、IoTシートカバーを西濃運輸などの中長距離トラックドライバーに提供。ドライバーの運行前後や走行中のデータを収集する実証実験を開始した。実証実験で蓄積したデータをもとに、トラックドライバーが眠気や疲労を感じにくい走行ルートや休憩を取る適切なタイミングなどについて解析。安全・安心な運行に寄与する情報提供を目指すという。

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