フランス車の頂点、DSの新世代フラッグシップEV「N°8」が発売! 一充電航続距離は750km【新車ニュース】
ステランティスジャパンは5月28日、DSオートモビルの新世代フラッグシップEV「N°8(ナンバーエイト)」を発売した。税込車両価格は1005万円〜1045万円。
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SUVの力強さとクーペの優雅さを融合したDSの新フラグシップ
日本では2025年の東京フォーミュラE、そして2026年1月の東京オートサロンで先駆けて披露された「N°8」が、いよいよ発売された。
N°8は、2023年に発表されたコンセプトカー「DSエアロスポーツラウンジ」から着想を得て誕生したモデル。最新鋭の100%電気自動車として優れた航続距離を実現するとともに、魅惑的なプロポーションとSUVクーペのフォルムを融合し、美とパフォーマンスの調和を見事に体現している。
N°8は、DSオートモビルが展開する新たな命名理念である “N°”に基づいている。“N°”はフランス語で「番号」を意味し、本質的な美しさや秩序、品格を端正に表現するブランドのエレガンスとタイムレスな魅力を象徴。そして数字の“8”は無限(∞)を想起させる造形を持ち、車体として優れたバランスや静粛性、そして持続可能性への意思が表現された。
全長4845×全幅1900×全高1585mm、ホイールベース2905mmの寸法が与えられたエクステリアは、SUVの力強さとクーペの優雅さを融合した流麗なプロポーションが特徴。官能的な曲面とシャープなラインのコントラストによって唯一無二の存在感を放つ。未来的でありながら、時代に左右されない普遍性を持つ美しさを湛えている。
フロントフェイスでは、DSオートモビルならではの先進的なライティングデザインが目をひく。ヘッドライトには3つのライトユニットとともに、8つのダイヤモンド型LED装飾を水平に配置し、精緻で独創的なライトシグネチャーを形成。左右には特徴的なV字の縦型LEDデイライト、そしてDSライトブレードがワイドなフォルムを強調し、路上での強い存在感を発揮する。
さらに、フロントには光のラインが流れるように輝くDSルミナススクリーンを搭載。流れ星のように煌めく光が印象的な表情を生み出すうえ、空気の流入を抑える構造により空力性能の向上にも貢献している。中央には発光するDSロゴが配され、ブランドのアイデンティティが印象的に表現された。
DS N°8エトワールAWD|DS N°8 Etoile AWD
リヤには、DSオートモビルのラインナップで初となる垂直ラインを取り入れた3D LEDテールランプを採用。立体的なスケールパターンが織りなす光の表現により、後方からも確固たる個性と存在感を放つ。
足もとには、20インチアロイホイール(タイヤサイズは235/50R20)を標準装着し、メーカーオプションとしてN°8専用に開発された21インチ鍛造アロイホイール(同255/40R21)を用意。21インチ鍛造アロイホイールは、最先端の鍛造技術により、軽量かつ高い強度を備え、ばね下重量の低減によって乗り心地と走行性能の向上に寄与。ホイールの名称にはそれぞれ、星座の名前であるLYRAE(こと座/20インチ)、CASSIOPEIA(カシオペア座/21インチ)が用いられ、ETOILE(エトワール=星)をテーマとした世界観を体現している。
上級に位置付けられる「アブソリュートコンフォートパッケージ(税込車両価格1045万円)」には、多層構造のガラスに加え、先進的なコーティング技術を組み合わせたラミネーテッドパノラミックガラスルーフを採用。断熱、遮熱性能に優れ、四季を通じて快適な室内環境を維持できる。自然光に満たされた明るく伸びやかなキャビン空間は、室内に心地よい開放感をもたらしてくれる。
美しさだけでなく空力性能も徹底的に追求された。フロントには空気の流れを最適に制御するアクティブエアグリッドシャッターを採用し、必要に応じて自動で開閉することで、効率的な冷却と空力性能の向上を両立。サイドビューは極力エッジを排した滑らかな曲面で構成され、空気の流れを途切れさせることなく後方へと導く。
さらに、フロントドアハンドルはボディ面と一体化したリトラクタブルタイプとし、リヤドアハンドルはウインドウ内に巧みに収めることで、クリーンでシームレスな造形を作り上げた。すべてのボディパーツは風洞試験により緻密に検証されており、100%電気自動車ならではのフラットなボディ下部と相まって、Cd値(空気抵抗係数)0.24というクラス最高レベルの空力性能を達成している。
ボディカラーは「クリスタル パール」「ノアール ペルラネラ」「グリ パラディオム」に、2色の新色「ブラン アルバータ」「ブルー トパーズ」を加えた5色が設定された。
フランスの上質なクラフトマンシップに満ちたN°8のキャビン
DS N°8エトワールAWD|DS N°8 Etoile AWD
インテリアは、フランスのクラフトマンシップ “サヴォア・フェール(※)” が息づく、静けさと上質さに満ちた空間。ダッシュボードからドアトリムに至るまでをシームレスに構成し、室内の人々を包み込むようなデザインで、車内全体が一体感のあるコックピットを創出している。
※フランス語で「知る(savoir)」と「作る(faire)」を掛け合わせた言葉。歴史の中で培われた「匠の技」「ノウハウ」や、それを実現する「創造性」を意味する
素材には最上級のナッパレザーが用いられ、シート、ダッシュボード、ドアトリムに至るまで広範囲に使われている。パールトップステッチや、パリの伝統装飾に着想を得た“クル・ド・パリ(※)”パターンが随所に施され、洗練されたディテールが視覚と触覚の両面から質の良さを醸し出す。
※フランス語で「パリの爪」「パリの釘」を意味する装飾技法やデザインパターン。ピラミッド状の小さな突起が規則正しく並んだ幾何学模様が特徴
シートは「DSエアロスポーツラウンジ」コンセプトに基づいた一体型ヘッドレストデザインを採用し、身体を包み込むような構造。高密度フォームとアジャスタブルボルスターにより、体格や走行状況に応じて身体を適切に支え、長距離ドライブでも快適性を維持する。さらに、ヘッドレスト下部には、初めてネックウォーマーを装備。寒い季節でも、首元から直接温めることができ、優れた快適性を発揮する。
「アブソリュートコンフォートパッケージ」では、フロントシートにベンチレーションマルチポイントランバーサポートを、リヤシートにベンチレーションを装備し、まるでファーストクラスのような座り心地を提供する。
DS N°8エトワールAWD|DS N°8 Etoile AWD
ステアリングホイールには、クルージングヨットから着想を得た、独創的なXシェイプデザインを採用。クロスデザインとライトゴールドのアクセントが織りなす造形は、視覚的な美しさと機能性を高い次元で融合している。手のひらで感じるナッパレザーのしなやかな質感とともに、人間工学に基づいて配置されたスイッチにより、各種操作を直感的に行うことが可能な上質なフィールを楽しめる。
インテリアを彩るアンビエントライトは8色から選択可能で、ドアやダッシュボードをやわらかく照らす光のラインが、感性に響く優雅な空間を演出。移動時間そのものを特別な体験へと昇華させる。
室内の静粛性においても高いレベルを追求している。丹念に設計されたエアロダイナミクスに加え、消音効果を高めたラミネーテッドガラスや細部にまで配慮された遮音設計により、外部からのさまざまなノイズを効果的に低減。それはまるで、ドアを閉めた瞬間から、心が静まるような“静寂の繭”に包まれているかのよう。
静粛性設計の中核を担うのが、DSオートモビル独自の3層シーリング構造。ドアおよびボディサイドに3つの異なるシーリング層を設けることで音の侵入経路を多重に遮断し、高い遮音性能を実現。さらに、3層目のシーリングをドア下部まで延長することで、より広範囲を密閉し、一般的な構造と比較してさらに高い遮音効果を発揮する。
350psのシステム最高出力により0-100km/h加速5.4秒を達成
DS N°8エトワールAWD|DS N°8 Etoile AWD
N°8には、CおよびDセグメント向けに設計されたプラットフォーム「STLA-Medium(ステラ ミディアム)」を採用し、97.2kWhの大容量バッテリーを搭載。これにより、WLTPモードで750kmというクラストップレベルの一充電航続距離を誇り、日常使いから長距離移動までの幅広いシーンに対応する高い実用性を備えている。
急速充電は最大160kWに対応し、バッテリー残量が少ない状態から中間域にかけて高い充電性能を維持。とくに約55%までは、150kW以上の出力を安定して受け入れることができ、充電の初期から中盤にかけて効率的に電力を取り込む設計だ。さらに80%までの平均充電出力は約126kWに達し、クラスでも高い水準の充電性能を誇る。
パワートレインは、前後に高効率電動モーターを搭載したデュアルモーターAWDシステムを採用。システム最高出力は350psに達し、0-100km/h加速5.4秒を達成するなど、力強くシームレスな加速性能を発揮する。FIAフォーミュラE選手権で培われた電動化技術を生かすことで、レスポンスに優れたダイナミックな走りと高い効率性能を両立している。
バッテリーをフロア中央に配置することで低重心化を図り、前後重量配分を最適化。AWDシステムと相まって、高速走行時の安定性とコーナリング時の正確なハンドリング性能を高い次元で実現している。さらに、新開発のサスペンションとDSアクティブスキャンサスペンションにより、路面状況に応じてダンパーを制御し、優れた乗り心地と走行安定性を両立させた。
エネルギー効率の面では、FIAフォーミュラE選手権で培った技術を応用した回生ブレーキシステムを搭載。3段階から選択可能な回生モードにより、減速時のエネルギーを効率的に回収し、航続距離の延伸に貢献する。また、アクセル操作のみで減速、停止が可能なワンペダルドライブにも対応し、都市走行における快適性と操作性を向上させている。
DS N°8エトワールAWD|DS N°8 Etoile AWD
インフォテインメントには、ブランドとして初めて16インチワイドタッチスクリーンを備えた「DSアイリスシステム」を採用。ドライバーと乗員のインタフェースを明確に分けることで、直感的な操作性と高い利便性を実現している。スマートフォンのような操作ロジックを採用し、ウィジェット(機能や情報を画面に表示するショートカット機能)のカスタマイズにも対応することで、個々のニーズに応じた快適な操作環境を提供する。
音響システムには、フランスのハイエンドオーディオブランド、FOCAL(フォーカル)社の3Dプレミアムオーディオシステムを採用。14基のスピーカーと高出力アンプにより、音の広がりや奥行き、細やかなニュアンスまで際立ち、まるでコンサートホールにいるかのような臨場感ある音響体験をもたらす(アブソリュートコンフォートパッケージのみ)。
そのほか装備面では、視認性と安全性の向上のため、DSオートモビル独自のライティング技術であるDSピクセルLEDビジョンの採用が挙げられる。走行状況に応じて照射範囲と光量を細かく制御することで、夜間走行時の視認性を高めるとともに、対向車への眩惑を抑えることができる。また、車両後方のカメラ映像を表示するデジタルルームミラーを装備し、後部座席の同乗者や荷物による視界の遮りを軽減。常にクリアな後方視界を確保する。
DS「N°8」ラインナップ
・N°8エトワールAWD:1005万円
・N°8エトワールAWDアブソリュートコンフォートパッケージ:1045万円
※価格は消費税込み
SPECIFICATIONS
DS N°8エトワールAWD|DS N°8 Etoile AWD
ボディサイズ:全長4845×全幅1900×全高1585mm
ホイールベース:2905mm
最高回転半径:5.9m
乗車定員:5人
車両重量:2300kg
モーター最高出力:前207kW(281ps)/後83kW(113ps)
モーター最大トルク:前343Nm(35.0kgf-m)/後166Nm(16.9kgf-m)
システム最高出力:258kW(350ps)
駆動方式:4WD
0-100km/h加速:5.4秒
バッテリー容量:97.2kWh
WLTCモード一充電航続距離:750km
WLTCモード交流電力量消費率:158Wh/km




