レクサスの北米専用3列シートSUV「TX」は全長がLXを超えるビッグサイズ!【日本未発売のクルマたち#️15】
日本ではほぼ見かけない(正規販売されていない)クルマを取り上げる連載企画「日本未発売のクルマたち」。今回はレクサスの大型SUV「TX」をご紹介。
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目次
5160mmの全長はフラッグシップSUV「LX」より65mm長い
レクサス「TX」は、北米専用モデルとして2023年6月に発表された3列シートSUV。同市場におけるニーズに応えるべく、3列目シートでも大人2名が快適に過ごせる広々としたキャビンが与えられたモデルだ。
「TX」の“T”は「Thoughtful(思慮深い)」、「Three-row(3列)」の頭文字に由来している。
トヨタブランドではRAV4やクラウン、レクサスではNXやRXでも採用されている前輪駆動ベースの「GA-K」プラットフォームが用いられたボディサイズは、全長5160(Fスポーツ系は5170)×全幅1990×全高1780mmで、ホイールベースは2950mm。
このサイズは、トヨタ・ランドクルーザー300と基本構造を共有するレクサスのフラッグシップSUV「LX」より全長が長い。LX(北米仕様)のサイズは全長5095×全幅1990×全高1885mm、ホイールベースは2850mmだから、TXのほうが全長で65mm、ホイールベースで100mm長いことになる。現行レクサスSUVで最もロングボディの持ち主なのだ。ちなみに、現行レクサス車で最も全長が長いのはフラッグシップセダンの「LS」で5235mm。
「ユニファイドスピンドル」のフロントフェイスが新世代レクサスを主張
レクサスTX350プレミアム|Lexus TX350 Premium
エクステリアでは「ユニファイドスピンドル」と呼ばれるフロントフェイスによって、新世代レクサス車を明確に主張。このスピンドルは、空気の流れを効率的に整え、空気抵抗係数を低減する働きがある。これに加えて、ルーフスポイラーやリヤコンビネーションランプの形状も空力性能向上に寄与する。
サイドでは最大で22インチのタイヤ&ホイールを収めるフェンダーの張り出しが、SUVとしての力強さを感じさせる。リヤのスリムなL字型のシグネチャーライトバーは、フロントのモダンで力強い印象にひと役買っている。
レクサスTX350プレミアム|Lexus TX350 Premium
キャビンは2-3-2レイアウトの7人乗りと、2-2-2の6人乗りを設定(ハイブリッドモデルは6人乗りのみ)。12.3インチのマルチインフォメーションディスプレイを含む操作系や情報は、ドライバーがストレスなく操作・視認できるレイアウトが採用された。インフォテイメントシステムはワイヤレスのApple CarPlayやAndroid Autoに対応。USB(タイプC)端子はキャビン内に計7カ所設置された。
シートは1〜3列目まで、どこに座っても優れた居住性や快適性を実現している。2列目は6人乗りの場合はキャプテンシート、7人乗りでは6:4の分割可倒機構を備えたベンチシートを採用。ふたり掛けの3列目は5:5の分割可倒式だ。
レクサスTX350プレミアム|Lexus TX350 Premium
ファミリーユースをはじめとする多人数乗車向けモデルにふさわしく、実用性は優秀だ。前席には、左右独立して開閉できるデュアルオープニングコンソールリッドを用意。さまざまなサイズのカップやボトルを収納できるカップホルダーは、多様な使用スタイルに合わせて取り外し可能だ。
現在販売中の2026年モデルでは、2列目がキャプテンシートの場合は6つのモジュラーカップホルダーを、ベンチシートの場合4つのモジュラーカップホルダーが標準装備されている。キャプテンシートの場合はさらに、オプションでセンターコンソールの装備が選べる。この取り外し可能なセミコンソールボックスには、小物やタブレットなどのデジタルデバイスが収納できる。また、着脱可能なカップホルダーを取り付けることもできる。
荷室容量は3列目シート後方に572Lを確保。3列目シートを倒すと1625Lに、さらに2列目も倒した最大時は2747Lに拡がる。
2.4Lターボ、2.4Lターボハイブリッド、3.5Lプラグインハイブリッドの3機種を設定
レクサスTX550h Fスポーツパフォーマンス・プレミアムAWD|Lexus TX550h F Sport Performance Premium AWD
パワートレインは以下の3機種をラインナップ。
●「TX350」:2.4リッター直列4気筒ターボエンジン(279ps/430Nm)に8速ATを組み合わせる。 FFと4WDが設定され、複合モード燃費はいずれも8.1km/L。
●「TX550h」:2.4リッター直列4気筒ターボエンジン(275ps/459Nm)+6速ATに2モーターを組み合わせ、システム総合で371psを発揮するハイブリッドの四輪駆動モデル。複合モード燃費は9.6km/L。
●「TX550h+」:3.5リッターV型6気筒エンジン(263ps/335Nm)+CVTに2モーターと18.1kWhバッテリーを組み合わせ、総合で409psを引き出すプラグインハイブリッドの四輪駆動モデル。複合モード燃費は10.3km/Lで、EVモード走行距離は約53km。
「TX550h」と「TX550h+」のAWDシステムは、BEVモデルの「RZ」や、ハイブリッドモデルの「RX500h“Fスポーツ パフォーマンス”」などにも採用されている「DIRECT4(ダイレクトフォー)」。路面状況やドライバーの意図に合わせて前後駆動力を100:0〜0:100にリアルタイムで配分し、加速時やコーナー進入時など姿勢を緻密にコントロールすることで、質の高い走りを実現する。
トリムグレードは「スタンダード」から「Fスポーツ」までの4タイプ
レクサスTX550h+ラグジュアリーAWD|Lexus TX550h+ Luxury AWD
米国仕様2026年モデルの場合、トリムグレードは7人乗りのみを設定する「スタンダード」、6/7人乗りを設定する「プレミアム」と「ラグジュアリー」、そして6人乗りのみの「Fスポーツ」の4タイプ。ホイールサイズは20インチが標準で、「Fスポーツ」は22インチを履く。「ラグジュアリー」ではオプションで22インチが選べる。
「Fスポーツ」は、「TX350」では「Fスポーツハンドリング」、「TX550h」では「Fスポーツパフォーマンス」というグレード名となる。「TX550h」はそのうえでさらに「プレミアム」と「ラグジュアリー」が用意されている。専用セッティングのサスペンションを装備するほか、ステアリングホイールやメーター、シートが専用に。内外装の仕上げもスポーティだ。
レクサス「TX」米国仕様モデルラインナップ
【2.4Lターボ車】
・TX350:5万7890ドル(約913万円)
・TX350 AWD:5万9490ドル(約938万円)
・TX350プレミアム:6万690ドル(約957万円)
・TX350プレミアムAWD:6万2290ドル(約982万円)
・TX350ラグジュアリー:6万3040ドル(約994万円)
・TX350ラグジュアリーAWD:6万4640ドル(約1019万円)
・TX350 Fスポーツ ハンドリングAWD:6万7160ドル(約1059万円)
【2.4Lターボハイブリッド車】
・TX550h Fスポーツパフォーマンス・プレミアムAWD:7万1410ドル(約1126万円)
・TX550h Fスポーツパフォーマンス・ラグジュアリーAWD:7万4560ドル(約1175万円)
【3.5Lプラグインハイブリッド車】
・TX550h+ラグジュアリーAWD:8万1760ドル(約1289万円)
SPECIFICATIONS
レクサスTX550h Fスポーツパフォーマンス・プレミアムAWD|Lexus TX550h F Sport Performance Premium AWD
ボディサイズ:全長5170×全幅1990×全高1780mm
ホイールベース:2950mm
最低地上高:203mm
乗車定員:6人
車両重量:2272kg
総排気量:2393cc
エンジン:直列4気筒ターボ
最高出力:202kW(275ps)/6000rpm
最大トルク:459Nm(46.9kgf-m)/2000-3000rpm
モーター最高出力:前64kW(87ps)/後75.9kW(103ps)
モーター最大トルク:前291Nm(29.7kgf-m)/後168Nm(17.1kgf-m)
システム最高出力:273kW(371ps)
トランスミッション:6速AT
駆動方式:4WD
0-60mph(約97km/h)加速:6.1秒
最高速度:180km/h
複合モード燃費:9.6km/L
※諸元は米国仕様




