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最終更新日:2024.12.03 公開日:2024.11.27

車中泊のプロ・森風美が行ってよかった! おすすめキャンプ場【西日本編】

全国津々浦々にキャンプ場やRVパークなど、アウトドアで宿泊できる施設はたくさんある。グランピングのように手ぶらでキャンプが楽しめる場所もあれば、ベテラン向けの場所もあり、アウトドア初心者ではどこに行けばいいのかなかなか選べない。そんな悩みを解決するべく、アウトドアWebマガジン『Nachu Magazine(なちゅまがじん)』で編集長をつとめる森風美さんに西日本でおすすめのキャンプ場を教えてもらった。

文・写真=森風美

Webメディア『Nachu Magazine』編集長の森風美さん。

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こんにちは、キャンプ&車中泊バンライフ女子の森風美です。

車中泊やキャンプに興味があるけれど、どこに行けばいいか迷っている方はいませんか? せっかくの旅なら日常の喧騒から離れて、自然に囲まれてのんびりと過ごせるキャンプ場に泊まっちゃうのがおすすめ。もちろんトイレや水場もしっかりあります。

この記事では、私が実際に日本全国を車中泊キャンプ旅をした中で、「また行きたい!」と感じた「西日本でおすすめのキャンプ場」を5つご紹介します。目的地にするもよし、旅の途中で立ち寄るのもよし。初心者さんからベテランさんまで、次の旅の参考になれば嬉しいです。

1:自然の中でリラックス! 「バルンバルンの森」

「バルンバルンの森」には個性的なツリーハウスが多数ある。 写真=バルンバルンの森

大分県中津市にある「バルンバルンの森」は、九州を旅する中で訪れた場所。このキャンプ場は本当に唯一無二! ツリーハウスをはじめとした手作りの個性的な建物たちが森の中に点在し、まるで絵本の中に迷い込んだような非日常感を味わえます。

2021年に訪れた際の「バルンバルンの森」キャンプサイトの様子。現在は、ツリーハウスが新しくなり、1枚目の写真のような外観になっている。

「バルンバルンの森」内にある植物カフェ「うたうように。」

場内には手作りのカフェがあり、美味しいコーヒーやスイーツを楽しめるのも嬉しいポイント。木々に囲まれたサイトで鳥のさえずりを聴きながら過ごす時間は格別でした。オーナーさんもとても親切で、安心して過ごせます。クルマで5分の場所には日本三大奇勝として知られる「耶馬溪(やばけい)」があり、秋の紅葉と奇岩の作る絶景は必見です。

▼おすすめポイント

  • 自然と融合した温かみのある建物と非日常的な空間
  • 可愛いカフェでほっと一息つける
  • 耶馬溪エリアの観光も楽しめる!

▼INFORMATION
住所:〒871-0202 大分県中津市本耶馬渓町曽木459-9
Webサイト:https://barunbarun.com/

2:キャンピングカーで行きやすい! 「高松キャンプ公園」

南国感のあるヤシの木のシルエットと海に沈んでいく夕日が綺麗。

宮崎県串間市にある「高松キャンプ公園」は、海を一望できるロケーションが魅力のキャンプ場。海風を感じながらのんびりと過ごしたり、釣りを楽しむこともできます。綺麗な芝生と南国感のあるヤシの木、そして美しい夕日。時間を忘れてしまうほどの絶景でした。

「高松キャンプ公園」の炊事場。

キャンピングカー用のサイトやダンプステーション、電源設備も整っているので長旅の人にもおすすめ。公園内にあるのでアスレチックなどの遊具も備わっていて、家族連れの利用者も多かったです。また、大阪と鹿児島を結ぶフェリーが就航する志布志港からもすぐにアクセス可能。近くには美味しい海鮮が楽しめるお店や野生馬を見られる「都井岬」もあり、旅気分を盛り上げてくれます。

▼おすすめポイント

  • 志布志湾を望む絶景のロケーション
  • キャンピングカー専用の設備と区画
  • 美味しい海鮮と野生馬の見学で旅気分アップ

▼INFORMATION
住所:〒888-0002 宮崎県串間市大字高松1233番地6
Webサイト:https://www.city.kushima.lg.jp/main/info/cat10/place/cat2926/post-478.html

3: 絶景の中でキャンプするなら! 「ますみず天空キャンプ場」

「ますみず天空キャンプ場」のサイトは、広大な芝生でお隣を気にせず楽しめる。

鳥取県の大山中腹にある「ますみず天空キャンプ場」は、広大な芝生で自由に遊べる高原のキャンプ場です。最近は区画が小さくお隣さんに気を遣うキャンプ場もありますが、ここは入場組数の制限があり、「(良識の範囲内で)みんなで楽しく騒げるキャンプ場」というめずらしい場所。テントサウナと檜風呂もあり、グループやカップルにもおすすめのスポットです。

「ますみず天空キャンプ場」から見える夕日。米子市内の夜景も楽しめる。

キャンプサイトからは中海(なかうみ)と宍道湖(しんじこ)がのぞめ、夕日が沈んでいく時間は空が広く真っ赤に染まっていくのが見えることも。夜になると米子市内の夜景と星空がとても綺麗です。私が訪れた際は見られなかったのですが、幻想的な雲海を見ることもできるそう。標高が高いため、夏でも涼しく快適に過ごせます。例年積雪する地域のため、冬季休業期間があるので注意してください。

▼おすすめポイント

  • 大山の中腹から米子を見下ろす絶景のロケーション
  • 夜景と星が美しく、夏でも涼しい高原の気候
  • 入場組数の制限で、楽しく騒げるキャンプ場

▼INFORMATION
住所:〒689-4213 鳥取県西伯郡伯耆町金屋谷1801
※受付場所である「ご当地ファーム 山の駅 大山望」の住所 。現地住所は受付時にお知らせ。
Webサイト:https://masumizu.net/tenkucamp/
※冬季休業期間あり

4:穏やかな海で浦島気分! 「荘内半島オートキャンプ場 浦島」

「荘内半島オートキャンプ場 浦島」から美しい夕焼けをのぞむ。

香川県三豊市の「荘内半島オートキャンプ場 浦島」は、瀬戸内海に囲まれた静かなキャンプ場。私はこのエリアが大好きで気がついたら1週間ほど滞在。まさに時間がゆっくり流れる浦島気分を味わいました。浦島伝説はこの地が発祥で、「紫雲出山(しうでやま)※」や「箱」といった地名が残っています。

※浦島太郎が玉手箱を開け、出た白煙が紫色の雲になって山にたなびいたため、名付けられたといわれている。

「荘内半島オートキャンプ場 浦島」のサイトは広々。

森さんの愛犬「どんちゃん」と瀬戸内海に沈んでいく夕日。

ここでは、目の前に広がる海で釣りやカヤックを楽しんだり、お隣のおしゃれなカフェでランチを楽しむこともできます。サイトは広々としていて、ワンちゃんをリードに繋がずフリーにできる柵付きのドッグサイトもあります。

さらに、このエリアは日本のウユニ湖と呼ばれる「父母ヶ浜」をはじめ、夕焼けが見事な場所が多いですが、キャンプ場から眺める瀬戸内海も最高でした。

▼おすすめポイント

  • 瀬戸内海に囲まれた穏やかな環境
  • 柵付きのドッグサイトはワンちゃんフレンドリー
  • 周辺の観光もあわせて長期滞在したくなる

▼INFORMATION
住所:〒769-1105 香川県三豊市詫間町積560
Webサイト:https://urashima-camp.jp/

5: 南国気分を満喫! 「屋我地(やがじ)ビーチキャンプ場」

「屋我地ビーチキャンプ場」の目の前には、白い砂浜と遠浅の海が広がる。

沖縄県名護市にある「屋我地ビーチキャンプ場」は、白い砂浜と遠浅の海が広がる南国ムード満点のキャンプ場です。沖縄なので自分のクルマでアクセスするには鹿児島からフェリーに乗る必要がありますが、沖縄でキャンピングカーをレンタルするのもおすすめ。

「屋我地ビーチキャンプ場」の管理棟。

キャンプサイトはビーチのすぐそばにあり、海水浴が楽しめるほか、干潮時にだけ現れる幻の道「ピュアロード」で目の前の島に渡ることもできます。サイト自体は芝生なのでペグ打ちも簡単で、レンタル用品も充実しています。南国でのんびりと過ごしたい方にぜひ行ってみてほしいキャンプ場です。

▼おすすめポイント

  • 白い砂浜と遠浅の海が広がるロケーション
  • レンタル用品が多く、遠方からアクセスしても安心
  • 全面芝生で快適に過ごしやすい

▼INFORMATION
住所:〒905-1631 沖縄県名護市屋我143
Webサイト:https://yagaji-beach.com/

 


いかがでしたか? それぞれに特徴があり、初心者さんからベテランさんまで幅広く楽しめる場所ばかりです。車中泊の魅力は、気軽にどこでも泊まれること。ぜひ車中泊キャンプを楽しんで、自然の中で心と体をリフレッシュしてみてください!

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次回は12月5日からスタートです!
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