クルマのある暮らしをもっと豊かに、もっと楽しく

道路・交通最終更新日:2020.11.25 公開日:2020.11.25

かっこいい駅名ランキング発表!1位は「竜王駅」など力強い駅名が勢ぞろい

地名を利用したものから、その土地の歴史や言い伝えに由来したものなど、駅名にはさまざまな由来がある。そんな全国の鉄道駅の名前の中から、インターネット調査による「かっこいいと思う駅名」ランキングが発表された。上位5駅について、駅名の由来などとともに、ストリートビューも合わせて紹介しよう。

記事の画像ギャラリーを見る

竜王駅の駅舎

© sirius – stock.adobe.com

 2020年現在、全国には9000以上の鉄道駅が存在している。その中から思い浮かぶ駅名は、身近な駅だったり、思い出の地の駅だったりとさまざまだろう。では、「かっこいいと思う駅名」というテーマでは、どんな駅名が思い浮かぶだろうか。

 本記事では、gooランキングが調査、発表した「かっこいいと思う駅名ランキング」から5位までを抜粋する。上位にランクインした駅名には、有名な神獣の文字が含まれるものが多いという傾向も明らかに。都心の駅から、秘境駅のようなたたずまいの駅まで、ストリートビューでバーチャル駅巡りをしながら辿ってみよう。

1位 竜王駅(山梨県甲斐市)

 栄えある1位には、JR中央本線・竜王駅が輝いた。 “竜” と “王” 2つの力強い文字を持つこの駅は、1903年の開設から100年以上の歴史を歩んできた。2008年に完成した新駅舎は世界的建築家・安藤忠雄氏が設計監理を手がけたものだ。その外観イメージに採用されたのは、水晶と信玄堤の大聖牛。

 かつて水晶の産地として知られていた山梨県、その中でも水晶の聖地と呼ばれ国の特別名勝にも指定されている昇仙峡が竜王駅の周辺にある。そして大聖牛は、日本古来の河川工法のことだ。丸太を三角錐に組み合わせた形が、牛の角に似ていることから名付けられたものだ。この工法は、戦国時代に甲斐の地が発祥となったといわれている。ストリートビューでは、それらがイメージされた屋根を真下から見上げることができる。

 ちなみに、「竜王」という名称は、甲斐市内にある慈照寺境内に湧き出す湧泉「竜王水」が由来ともいわれている。この寺の開祖、真翁宗見禅師がこの地にあった「竜王潭」に住み着いた悪竜を改心させた際、竜王潭の主が老翁の姿で現れ、礼として清水が湧き出る泉「竜王水」を残したと伝えられている。

2位 毘沙門駅(青森県五所川原市)

 続く第2位は、津軽鉄道津軽鉄道線・毘沙門駅だ。津軽中里駅から津軽五所川原駅までを結ぶ津軽鉄道は、全12駅のうち9駅が無人駅。この毘沙門駅も無人駅のひとつだ。

 この名前が彷彿させるのは、毘沙門天ではないだろうか。毘沙門天は、戦国武将の上杉謙信が信仰した武神として有名であるほか、七福神としては厄除け、勝運、商売繁盛などに利益があるとして崇められている。一般的な毘沙門天像の、吊り上がった目にきつく引き結ばれた迫力ある表情からは、猛々しい印象を受ける。しかし、毘沙門駅は、その印象とは対照的に静かな鉄道林の中に佇む素朴な待合室のみの駅だ。ストリートビューでは、2013年に地元の有志によって建て替えられたという、見事な石垣と白木造りの待合室を見ることができる。

3位 九頭竜湖駅(福井県大野市)

 JR越美北線の終着駅で、「中部の駅百選」に認定されたこともあるという九頭竜湖駅。鉄道ファンにも人気が高い駅で、周囲の山々の緑と調和した木造の駅舎が特徴だ。秋には、背景の山が美しく色付き、絵画のような風景を楽しむことができる。残念ながらストリートビューではその風景は写っていないが、駅舎の中やホームに停まっている電車など、駅の雰囲気を確認することができる。また、駅舎には「道の駅 九頭竜」が隣接しており、駅を出てすぐに生産物直売所や九頭竜舞茸を使った食事を楽しむことができるのも人気のポイントではないだろうか。

 ところで、「九頭竜」という名称は、市内を流れる九頭竜川が由来だが、この川には次のような伝説が伝わっている。それは、かつて白山権現という神が尊像を川に流した。すると、そこに九つの頭を持った竜が現れ川を下っていったという伝説だ。竜といえば水神として崇められている存在。九頭竜湖駅の周囲にある美しい自然は、九頭竜の加護のもと、豊かな水によって育まれてきたのだろう。

4位 龍王峡駅(栃木県日光市)

 龍王峡は、日光市にある鬼怒川上流部にある峡谷だ。その名の通り、竜がのたうつ姿を思わせるような迫力ある景観は約3kmにも渡る。その最寄り駅として、野岩鉄道会津鬼怒川線・龍王峡駅はある。龍王峡駅の特徴は、構内のホームは半分以上がトンネルの中にあるということ。ストリートビューで見られるのはトンネル外のホームのみだが、奥に続くトンネルの姿を確認することができる。ホームは山の斜面にある掘割方式の造りで、電車を降りた瞬間から峡谷の秘境感を味わうことができる。

 駅を出ると広がる四方の豊かな自然も美しい。そのまま、龍王峡に進んでバーチャル峡谷散策を楽しんでみるのもよいかもしれない。

4位 虎ノ門駅(東京都港区)

 同じく4位にランクインしたのは、東京メトロ銀座線・虎ノ門駅。1日の乗降人員が、東京メトロ全130駅中37位(※)という都内の中でも人の往来が多い駅である。しかし、ストリートビューに写るホームは、打って変わって人の気配がまるでない。ホームの時計を見ると、150分と表示されており、どうやら終電後の駅構内の様子であるようだ。バーチャルではあるが、終電後のホームを散策できる機会はなかなかないので、実にわくわくさせてくれる。

※ 駅名の重複する駅、直通連絡駅などを除く

 そして駅名であり、周辺の町名でもある「虎ノ門」という名の由来はその字が表すように、かつて江戸城の西側に存在した門の名称である。この名称は、西方を守護する伝説上の神獣、白虎にちなんだものだという。門は1873年に撤去され、現在では虎ノ門1丁目に虎ノ門記念碑が残されているのみだ。ストリートビューで見ることができるので、興味のある人はこちらも検索してみてはいかがだろうか。

 「かっこいいと思う駅名ランキング」から上位5つを紹介してきたが、ランクインしている駅名には、竜(龍)や虎など、力強い神獣や動物の名前が入っているものが圧倒的に多かった。人は強く神秘的な響きがある字面に興味を引かれるものなのかもしれない。

【「かっこいいと思う駅名ランキング」概要】
調査主体:gooランキング編集部
調査対象:20~40代の男女
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年7月30日

記事の画像ギャラリーを見る

この記事をシェア

  

応募する

応募はこちら!(6月2日まで)
応募はこちら!(6月2日まで)