160417震災時の運転
この度の熊本地震により被災された皆様、ならびにそのご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
余震が続いておりますが、皆様の安全と穏やかな毎日が戻りますことを、心よりお祈り申し上げます。
震災時の自動車の運転について、JAF MATE社がこれまで取材をした情報等をもとに以下にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
●運転中に大きな揺れが発生すると、強風にあおられてハンドルをとられたような運転感覚になります。この際は、慌てて急ブレーキなどは踏まず、ハンドルをしっかりと保持し、道路の左側へゆっくりとクルマを止め、揺れが収まるまでは車外に出ないで、ラジオ、スマートフォン等で情報を集めてください。車外に出る際にも、落下物などの可能性がありますので、周辺の状況をよく観察するようにしてください。
●大地震の後は、橋の崩落や、道路の陥没、ひび割れ等の発生、大きな落下物やパンクの原因となる落下物等が落ちている可能性があります。道路や路面の状況に十分注意をして、スピードを十分に抑えて走ってください。特に夜間は道路状況が分かりづらいので、さらに慎重な運転が必要です。
●道路にクルマを止めたまま避難する際は、原則として道路の左側へ止め(状況に応じて判断してください)、クルマの鍵は車内の分かりやすい場所に置き、窓は閉め、ドアは施錠しないでください。クルマを動かせない状態で止めておくと、緊急の救援作業等に支障をきたす場合があります。
●震災時には、通行止めになる道路や、震災の被害、救援作業、渋滞等で通行に支障のでる道路があります。速やかな救援作業のためにも不要なクルマの使用は避け、クルマの利用が必要な際には、ラジオを始め、自治体や道路会社(ネクスコ等)から情報を集めた上で、慌てず余裕を持って運転をしてください。
2016年4月17日(JAF MATE社 IT Media部 鳥塚 俊洋)