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クルマ2018.05.25

外環・千葉区間はこんな景観! 前編は東京葛飾の橋梁部分から市川中央ICまで

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新品の標識や、まっさらな感じの打ちっ放しのコンクリートに、これから開通する道路であることが感じられる。外環・千葉区間のICはすべてハーフインターで、最も北にある松戸ICは内回りのみに出口がある。

 6月2日(土)16時に開通が決定した、東京外かく環状道路(外環)・千葉区間。自動車専用道だけでなく、それに沿って整備された国道298号が同時に全線開通する。

 外環に関してはすでに利用されている三郷南ICから南へ向かい、首都高・B湾岸線とE51東関東自動車道(東関道)と接続する高谷(こうや)JCTまでの約15.5kmのことだ。国道298号はすでに一部が開通しているが、約12.1kmが同じく6月2日に開通する。

 外環・千葉区間に関する概要はこちらで紹介したので(どちらも新しいタブが開きます)、ここでは同区間の景観を紹介しよう。

 前編はまず2ページ目で東側区間で唯一23区内を通る葛飾区内の橋梁部分から、松戸市内の地下へと潜る部分までを紹介。3ページ目は松戸ICにフォーカス。4ページ目は千葉北JCT(仮称)、市川北IC、市川中央ICを紹介。なお、5ページ目は外環そのものではないが、松戸ICに戻って外環と共に整備された国道298号など、整備された周辺の様子も紹介した。

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前編で紹介する区間の概略図。三郷南ICと松戸ICの間にある東京葛飾区内を通過する区間から、市川市役所など市街中心部に近い市川中央ICまでを取り上げる。

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まずは東側唯一の23区内を通過する区間から!

東京都葛飾区内の高架から千葉県松戸市のトンネルの入口まで

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2ページ目で掲載した画像の撮影ポイント。(1)の辺りは東京都と埼玉県と千葉県が接している地域で、都県境や県境が複雑なところもあって、外環はわずかな区間だけ23区内を通過する。

 千葉区間は大半が半地下方式で作られているが、埼玉および東京区間は高架のため、今回開通する区間の最北部は高架になっている。

 それでは、東京都葛飾区を通過する橋梁区間からスタートだ。

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画像1。葛飾大橋から少し北へ移動した、東京都葛飾区を通過する区間。内回り路線上で、松戸市方面(南側)を向いて撮影した。画像の奥へ向かうと下り坂になっており、江戸川を渡って間もなくすると地下への入口が出現し、半地下区間が始まる。

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画像2。江戸川を渡っている最中。画面左側が南側で千葉県松戸市。右側が東京都葛飾区。

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画像3。千葉県松戸市の橋梁部分は景観のよさを配慮し、透光板の遮音壁が設けられている。スカイツリーは天気さえよければ見えるし、さらに空気が澄んでいれば富士山も見えるという。

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画像4。トンネル出口を内側から。

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松戸ICから合流する様子!

松戸ICから外環に合流してみる

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千葉区間で最も北にある松戸ICを紹介。国道298号から松戸ICを利用して外環に入る様子を紹介だ。

 続いては、千葉区間の最も北にあるICである松戸ICから地下に降りて外環に合流する様子をお見せしよう。なお、松戸ICは松戸市三矢小台にある。

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松戸IC。入口は、高谷JCTなどの南側へ向かう外回りにしかなく、三郷南ICなどに向かう内回りは出口のみ。

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地下への入口は料金所の2車線が1車線になり、両脇に壁がそそり立つので少し圧迫感がある。

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トンネルに入ったところ。

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外環の本線が右手に見える。日光が差す半地下式なので、本線まで降りてきてしまえばかなり明るいのがわかる。

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北千葉JCTから市川中央ICまでを紹介!

北千葉JCT(仮称)・市川北IC・市川中央IC

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将来的に建設される計画となっている北千葉道路との北千葉JCT(仮称)、市川市の最も北側の市川北IC、市街地に最も近い市川中央ICの3ポイントを紹介。

 松戸ICを過ぎてしばらくすると千葉県市川市に入る。将来、北千葉道路と接続するための北千葉JCT(仮称)は松戸ICと市川北ICの間にある。北千葉JCTの所在地は同市の堀之内だ。そして市川市で最も北にある市川北IC(国分)、市川中央IC(平田)、京葉JCT(稲荷木)、市川南IC(高谷)、高谷JCT(高谷)と続く。

 なお千葉区間の松戸IC、市川北IC、市川中央IC、市川南ICはすべてハーフインターだ。外回りに入口があるのが松戸ICと市川中央IC、出口があるのが市川北ICと市川南IC。内回りの入口はその逆だ。

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標識は「市川北出口500m」となっているが、この合流は北千葉道路(仮称)から外回りへのもの。北千葉道路とは外環と成田空港をつなぐ予定の道路で、現在は、国道464号として鎌ケ谷市から印西市までの20km弱が開通済み。その先の成田市までは一部車線が暫定的に開通している区間もある。一方、鎌ケ谷市からこの北千葉JCTまでの区間は未事業化区間ということで、用地買収のための調査中の段階だ。ただし、北千葉道路が外環と接続するのは決定済みのため、将来を見越して今回の千葉区間の建設に際してランプの合流部分や分岐部分など一部が建設された。北千葉道路からの流入口は、現在はコンクリートでふさがれている。

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こちらが、市川市で最も北に位置するICである市川北IC。ハーフインターなので、外回りは出口のみ、内回りは入口のみ。市川北ICを過ぎると徐々に市川市の中心部に向かう。

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京成本線の真下を通過する辺り。市川北ICと市川中央ICの間では、真閒川、続いて京成本線(菅野(すがの)駅の直下)、国道14号千葉街道、JR総武線(市川~本八幡(もとやわた)駅間)をくぐるため、トンネル区間が連続する。なお、京成線は高架線ではないため、国道298号に踏切を設けると渋滞が発生してしまう可能性が高い。そこで、京成線を通過する際は外環が地下2階、国道298号が地下1階という地下2階建てのアンダーパス構造を採用(外環の深さは地下20mほどになる)。同様に国道14号でも地下2階構造とし、国道298号が地下1階を外環が地下2階をアンダーパスをする。

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市川市役所に最も近いICが市川中央IC。この画像は内回りで撮影したもの。内回りは出口のみで、外回りは入口のみ。

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外環が通ったことでどれだけ整備されたか地上部分も紹介!

外環の地上部分と周辺もこれだけ整備された!

 5月15日にプレス向けに行われた見学会は、松戸ICからスタートした。その周辺も回ることができたので、最後に外環と併せて整備された国道298号など地上部分の様子も紹介しよう。

 国道298号の千葉区間は12.1kmあり、片側2車線の4車線道路、設計速度は60km(道路規格は第4種第1級)。予想される1日の交通量は3万1600台から4万5600台で、外環の千葉区間の交通量とほぼ一緒。事業主体は国土交通省で、事業費は約5635億円。

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松戸ICを背にして(北向きで)、国道298号と県道1号が交わる松戸IC北交差点を撮影。現在、国道298号はここまでしか開通していないため(湾岸の国道357号と接続する辺りも一部開通済み)、多くの車両が右折して県道1号を南(画面左)側へ向かう。県道1号は片側1車線の2車線道路なのだが、千葉県西部の江戸川沿いに南北に走る数少ない道路のため、各所で慢性的な渋滞が発生している。しかし、国道298号が全線開通することで、それも大きく緩和されるものと期待される。

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国道298号の北へ向かう車線。左直レーンの奥の方に、松戸IC出口がある。

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国道298号の両脇には、環境施設帯として防音壁があり(全域ではないが植樹帯も多く設けられている)、地域住民のための生活道路である側道(画像右側)、自転車道(青く塗られた部分)、歩道と整備された。万が一、周辺地域で火事などがあっても、大型消防車も駆けつけやすく、防災の面でも外環および国道298号沿いは大きく整備された。

 京葉JCTから高谷JCTまでの後編は、こちら。各JCTの空撮画像を見たい方は、こちら

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