クルマ最終更新日：2018.09.18 公開日：2018.09.18

渋谷・東口歩道橋の架け替え工事、9月24日に車両通行止め

国道246号渋谷駅周辺整備事業整備イメージ図。今回、車両通行止めが行われる工事は、イラスト右側にある、国道246号と明治通りの交差点に架かる東口歩道橋(イラスト中では東口デッキ)の架設作業だ。最終的に東口歩道橋と西口歩道橋(イラスト中で西口デッキ)は渋谷駅につながる計画で、歩行者動線が大きく改善される。イラスト提供:国土交通省。

　山手線や埼京線のJRと、東急東横線・田園都市線や京王井の頭線、銀座線・半蔵門線・副都心線の東京メトロなど、多くの路線の乗換駅となっている渋谷駅。大型の路線バスターミナルも有し、首都圏でも有数の公共交通の拠点駅である。街には多数の商業施設や繁華街があることから利用者が多く、副都心のひとつとなっているが、その核となる渋谷駅は施設の増改築により複雑化して歩行者動線が錯綜し、利便性を欠いていた。

　それを解消するため、2005(平成17)年度に渋谷駅周辺地域は都市再生緊急整備地域として指定され、駅施設や周辺商業施設などの再開発計画と合わせて「国道246号渋谷駅周辺整備事業」がスタート。駅周辺は近年、「渋谷ヒカリエ」などの新しい大型の複合商業施設がオープンし、大きく変わりつつある。

　こうして街が新しくなる一方で、バリアフリー化など、歩行者動線の改善も進められている。そのひとつが、「国道246号渋谷駅東口歩道橋」(東口歩道橋)の架け替え工事だ。

約10万人が利用する歩道橋の架け替え工事を実施中！

渋谷駅東口交差点で工事中の東口歩道橋。明治通り上で、新宿方面を向いて撮影されたもの。左右で歩道橋の工事が進んでおり、今回はちょうど正面の空間になっている部分に架設される。頭上を通っているのは、首都高3号渋谷線。画像提供:国土交通省。

　東口歩道橋は、国道246号と明治通りが交差する渋谷駅東口交差点に架かる歩道橋。東口歩道橋が完成することで渋谷駅東口交差点は、4つ角を自由に歩行者が行き来できるようになるとともに、同じく4つ角をつなぐ歩道橋である西口歩道橋と、渋谷駅をつなぐペデストリアンデッキで結ばれる計画で、渋谷駅南側の歩行者動線が大きく変わることになるのだ。

　東口歩道橋は1日に約10万人が利用しており、その通行の妨げにならないよう、架け替え作業が行われている。今回9月24日(月)に行われる架設作業は明治通り上の新宿側の部分(下図)で、これにより東口歩道橋は1周できるようになり、交差点の4つ角のどこにでも向かいやすくなる(引き続き階段などを設置)。ちなみに作業の予備日は10月1日(月)の予定だ。

赤い部分が、東口歩道橋の今回架設工事が行われる部分。ぐるりと1周できるようになる。図面の左右方向が国道246号(左が三軒茶屋、右が六本木)で、上下方向が明治通り(上が新宿、下が恵比寿)。画像提供:国土交通省。

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9月24日の工事で車両通行止めやタクシー乗り場休止あり！

車線規制および車両通行止めがあるので注意！

　今回の東口歩道橋の作業に伴い、明治通りと国道246号では車線規制および車両通行止めが行われるので、この日に通行する可能性がある方は、ご注意いただきたい。スケジュールと実施箇所は以下の通りだ。

【車両通行止め】
明治通り:9月24日(月)0時～5時
通行止め区間:宮益坂下～渋谷駅東口
　※延期した場合は10月1日(月)の同時間帯

今回車両通行止めになる明治通りの区間。緑色がその区間で、宮益坂下交差点から渋谷駅東口交差点まで。9月24日(月)の0～5時まで5時間にわたって車両通行止めになる。ちなみに国道246号でもわずかだが車両通行止めがある。同じく24日の1～3時の間で、10分間ほど計2回行われる。区間は渋谷署前交差点から渋谷駅東口交差点までだ。