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最終更新日:2017.07.26 公開日:2017.07.26

ヨタハチはハイブリットカーの原点

 8月4日~6日に、千葉県の幕張メッセで「AUTOMOBILE COUNCIL 2017」 (オートモビル カウンシル 2017)が開催される。このイベントは、新旧の名車が一堂に会するモーターショーで、自動車メーカーや旧車の専門店等が出展する。

初代トヨタ・プリウス。

 今月21日、トヨタは同イベントへの出展車両を発表した。「プリウス誕生20年」をテーマに、自動車の動力源の歴史を紹介しながら、初代プリウス開発時のエピソードや、プリウスが社会に与えた影響などを紹介する予定。初代プリウスはもちろん、プリウスシリーズのリーディングカーである新型プリウスPHVに加え、ハイブリッドで過酷な耐久レースに挑んでいる「TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID」を展示する。

展示予定の「TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID」は、16日の世界耐久選手権第4戦で3位になった

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1977年に実現していたハイブリッドカーとは

 プリウスの登場から20年。いまや国内販売台数上位にハイブリッドカーが常にランクインしていることに隔世の感すらあるが、トヨタの出展予定車両のなかで筆者の注目は、1977年の東京モーターショーに出展されたハイブリッド車「トヨタスポーツ800 ガスタービン・ハイブリッド」だ。

「トヨタスポーツ800 ガスタービン・ハイブリッド」。オリジナルにはないボンネットのエアインテークが特徴的

 77年当時すでにハイブリッド技術に着目していたことに驚きを感じるが、トヨタは64年からガスタービンエンジンを実用化するための研究に取り組んでいた。このガスタービンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド技術を搭載した試作車が同車である。トヨタのハイブリッド車開発の原点ともいえる車だが、しかし当時はモーターやインバーター、バッテリーの技術が未成熟だったことから、その後の開発は断念された。
 こういった、1台の車にこめられたフィロソフィーや技術的な試行錯誤を、AUTOMOBILE COUNCIL 2017でぜひ味わって欲しい。

イベント開催概要
日時 2017年8月4日(金)~6日(日)9:00~18:00[一般公開は5、6日。最終日のみ17:00まで]
会場 幕張メッセ 4・5ホール
主催 AUTOMOBILE COUNCIL実行委員会

2017年7月26日(JAFメディアワークス IT Media部 伊東 真一)

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