ランクルのライバル? 日産の新型SUV「パトロール」が中東で発表! 新型V6ターボエンジンを搭載。【新車ニュース】
日産自動車の子会社である中東日産会社は、アラブ首長国連邦アブダビで開催されたイベントにおいて、新型SUV「パトロール」を発表した。同モデルは、11月1日からアラブ首長国連邦、サウジアラビアおよび中東地域において発売予定だ。
日産、新型「パトロール」を中東で発表!
日産自動車の子会社である中東日産会社は、アラブ首長国連邦アブダビで開催されたイベントにおいて、新型SUV「パトロール」を発表した。新型「パトロール」は、かつて日本でも「サファリ」の名で販売されていたSUVの後継モデルで7代目にあたる。
新型では、パトロールの伝統を残しつつ先進感を持たせたエクステリアデザインとなり、強靭性と耐久性を感じさせる「unbreakable(壊れることのない頑丈性)」を体現。フロントのVモーショングリルの左右に配した印象的なC形ヘッドライトは、アダプティブ ドライビング ビーム(ADB)技術を採用し、最適な視界を確保できるという。
また、22インチの合金ホイールを採用。路上での存在感を高めるだけでなく、オフロード性能に必要なロードクリアランスも実現し、その堂々とした佇まいを一層際立たせた。
最新テクノロジーで快適な車内環境を実現
インテリアは、快適さと最先端のテクノロジーが調和するように設計されている。2つの14.3インチのディスプレイを配したインフォテインメントシステムは、Google ビルトインを搭載した日産コネクト2.0を採用。ナビゲーション、セキュリティ、エンターテインメントが1つのプラットフォームに統合され、ドライバー自身のデジタルライフと車両の連携をよりシームレスに行なえるようになった。
ディスプレイには、障害物やナビゲーションのヒントをリアルタイムで投影する「Invisible-to-Visible技術」を採用。さらに「ウルトラ ワイドビュー」により視野は170度にまで拡大。車両の真下を透過して確認できる「インビジブル フードビュー」を搭載するなど、オフロードや狭いスペースでも安全に運転できるようなサポートが充実している。
また、新たに搭載した「バイオメトリック クーリング」は、内蔵された赤外線センサーが乗員の体温を検知し、自動的にエアコンの温度と風量を調整。さらに、12個のスピーカーからなる「クリプシュプレミアムオーディオシステム」、64色から選べる「アンビエント ライトシステム」なども搭載され、快適な車内環境を演出するという。
新型V6ターボエンジンやプロパイロットを搭載
新型「パトロール」が搭載する新型の3.5リッターV型6気筒ターボエンジン(最高出力425PS/最大トルク700Nm)は、従来のV8エンジンと比較して出力で7%、トルクは25%向上し、燃費も大幅に改善。9速ATを介して伝達された動力が路面をとらえ、市街地から険しい地形にいたるさまざまな地形でも、より質の高いドライビング体験を実現するという。
また、走行シーンによって適切な車高に調整することを可能にした「アダプティブ エアサスペンションシステム」も標準装備。通常走行時は車高を下げることで空力性能を確保し、乗員の乗降時はさらに車高を下げて乗り降りや荷物の載せ降ろしを容易にしてくれる。
ドライブモードは、標準・砂地・岩場・わだち・エコ・スポーツの6種類から選択できる。また、日産初採用の「4WDトランスファーモードインターロックシステム」によって、シームレスなモードの切り替えが可能となった。
運転支援技術では「プロパイロット」を中東地域で初採用。車速調整や車線維持に加え、ナビゲーションデータを活用してカーブやインターチェンジでの車速を自動調整する機能も備えた。
新型「パトロール」は2024年11月1日から、アラブ首長国連邦、サウジアラビアおよび中東地域において、日産のパートナー販売店で発売予定。価格は6万5,000USドル(約944万円)から。
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