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最終更新日:2022.10.17 公開日:2022.10.17

ホンダのF1復帰はあり得る? フェルスタッペン、2年連続ワールドチャンピオン獲得で高まる期待。

先日開催されたF1日本GPで、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝し、2年連続でF1ドライバーズチャンピオンを獲得した。その日本GP直前に、ホンダとレッドブル・グループが協力関係を強化すると発表。これはホンダF1復帰への第一歩なのか。

文=小林祐史(YKイメージ)

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ホンダのホーム、鈴鹿でタイトルを決めたフェルスタッペン

HONDAのロゴがあしらわれた表彰台で優勝を喜ぶフェルスタッペン。ⓒPeter Fox/Getty Images / Red Bull Content Pool

HONDAのロゴを背景に、表彰台で優勝を喜ぶフェルスタッペン。ⓒPeter Fox/Getty Images / Red Bull Content Pool

 鈴鹿サーキットで2022年10月9日に行われた日本GPの決勝レースは、悪天候による赤旗中断があったものの、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが優勝。この優勝によりフェルスタッペンは2年連続となるF1ドライバーズチャンピオンを獲得した。

 最初のチャンピオンを獲得した2021年シーズンは最終戦までもつれ込む接戦だったが、今シーズンは4戦を残してタイトルを獲得するという圧倒的な強さを見せたフェルスタッペン。今回の優勝で年間12勝目となり、2004年にフェラーリのミハエル・シューマッハが記録した13勝という年間最多勝記録の更新にも期待が集まっている。

鈴鹿サーキットを駆け抜けるフェルスタッペンとレッドブルRB18。ⓒClive Rose/Getty Images / Red Bull Content Pool

鈴鹿サーキットを駆け抜けるフェルスタッペンとレッドブルRB18 ⓒClive Rose/Getty Images / Red Bull Content Pool

F1にHONDAのロゴが復活したワケ

レッドブルRB18のエンジンカウルには、鈴鹿サーキットで行われた日本GPからHONDAのロゴが入る。ⓒMark Thompson /Getty Images / Red Bull Content Pool

レッドブルRB18のエンジンカウルには、鈴鹿サーキットで開催された日本GPからHONDAのロゴが入る。ⓒMark Thompson /Getty Images / Red Bull Content Pool

HRCのロゴがあしらわれていた、日本GP以前の2022年シーズンのレッドブルRB18。ⓒPeter Fox/Getty Images / Red Bull Content Pool

日本GP以前まで、2022年シーズンはHRCのロゴがあしらわれていた。ⓒPeter Fox/Getty Images / Red Bull Content Pool

 さて、話はフェルスタッペンがチャンピオンを獲得した日から数日前にさかのぼる。ホンダは10月5日、モータースポーツ分野でレッドブル・グループと結んでいる協力関係を強化すると発表した。

 これにより、現在のホンダ・レーシング(HRC)を通じてレッドブル・パワートレインズを支援するかたちで行われている、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリへF1用パワーユニット(PU)を供給する体制以外でも、ホンダとレッドブル・グループが協力していくこととなった。いったいこれは何を意味しているのか?

HONDAのロゴがレッドブルRB18(上)とアルファタウリAT03(下)に復活。写真=ホンダ

HONDAのロゴがレッドブルRB18(上)とアルファタウリAT03(下)に復活 写真=ホンダ

 今回は3つの新しい協力関係が発表された。まずは、2022年シーズンのF1日本GP以降において、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのマシンに、HONDAのロゴを掲載する。

 次にレッドブル・レーシングのドライバーであるセルジオ・ペレスが、ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)のアンバサダーに就任し、11月に開催されるHRSのドライビングアカデミーに参加する。

 そして最後が、2022年11月27日にモビリティリゾートもてぎで開催される「ホンダ・レーシング サンクスデー2022」にレッドブル・レーシングのドライバーであるマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス。そしてスクーデリア・アルファタウリのドライバーである角田裕毅が参加するということだ。ピエール・ガスリーは、アルピーヌへの移籍が決まっているため参加は不透明。

 いま一部メディアでホンダは、2026年にHRCとして正式にF1活動に復帰するとも報じられている。2年連続のワールドチャンピオンに輝いたフェルスタッペンと共に、新たな黄金期を築く日は来るのか。今回、鈴鹿でのタイトル獲得をきっかけに、その期待はさらに高まっている。続報に期待せずにはいられない。

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